2012/01/12

笠松競馬「ありゃま記念」に注目

 笠松競馬というのは、私の地元岐阜県にある地方競馬であり、名馬オグリキャップが出たことでも有名です。ただ、ここ6~7年は、毎年のように廃止の話が持ち上がっており、いつ無くなってもおかしくありません。私としては、なんとかこのまま競馬を続けてもらいたいと願うばかりです。最初に廃止の話が出た時は、悲しさのあまりこんな記事も書いておりました(笠松競馬が・・・)。

 そんな笠松競馬で、GⅠ競争「ありゃま記念」が来る1月22日(日)に行われるそうです。いやーその告知を見て、あまりのばかばかしさに、もとい、あまりのおもしろさに、昨日夫婦そろって大爆笑してしまいました。
 
 ありゃま記念は、馬ではなくて、親子で参加するおんぶレースです。親が馬になり、子どもが騎手となって、笠松競馬直線ダートコースで競争します。ちなみに親は馬のかぶり物をします。鞭は使用禁止で、年齢性別は問わず、負担重量はお子様の体重となっています(笑)。一応、若いお父さんと小さな子どもをターゲットにしているようですが、昨年は牝馬の参加もありました。参加規定上、よぼよぼのおじいさんが、大の大人の息子を背負って走ってもいいのではないかと思われますが、書類選考で落とされることは明かと思われます。たぶん。

 ちなみに明日1月13日まで応募可能とのことですので、皆様ふるってご応募お待ちしております。なんで私が宣伝しているのだろう?・・・。You Tubeに岐阜放送?での告知がありましたので、下に埋め込んでおきます(小さくする方法知らないのではみ出していますがご勘弁の程)。出場枠は12頭で、希望馬が多い場合は抽選になるようです。

 地元笠松でしか使えない商品券が商品というのはちょっといただけませんが、ぜひぜひ皆様ご注目ください。

 ちなみに今年は第2回。昨年第1回ありゃま記念が笠松競馬(もちろんダートコース)直線200メートルであったようです。ただ落馬が相次いだためか?、今年は直線100メートルのスプリント戦に変更されたようです。ちなみに昨年のレースの様子も画像がありましたので埋め込んでおきます。

 私は、こういうばかばかしいのが大好きなんですね。正直、こういう企画をたくさんやれば、笠松競馬にも活気が戻ってくるのではないでしょうか。おふざけレースであることは明かですが、それこそ真剣勝負のレースを定期的にやってもおもしろそうですけどね。アイデアはいろいろと湧いてきますけどみなさんいかがですか。私の地元岐阜県に足を運んでいただければ幸いです。

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2012/01/05

時の経つのが早すぎて

 いろいろとありまして、このブログも、ツイッターもしばらくの間遠ざかっておりました。
 あらためまして、新年、明けましておめでとうございます。今年も「彰の介の証言」をよろしくお願いいたします。

 新年早々なんですが、脈絡のない、どうでもいい話を2つほど。

 年末、新聞(中日)を読んでいると、今年(というか去年というか)1年間に亡くなられた著名人の一覧が載っていました。日本人はもちろん、外国人も載っていたのですが・・・。
 エリザベス・テイラーとか、ピーター・フォークと並んで、なぜか平等に、「ウサマ・ビンラディン」や「カダフィ大佐」、「金正日」の名前も・・・。いやいやいや、どの方も著名人で何の問題もありませんし、死んでむち打つつもりは、日本人としてありません。けど、なんとも微妙な感じではあります・・・。

 本日の朝の某情報番組の話。オープニングで出てきた、本日の話題2つ。「40年ぶりに山手線品川-田町間に新駅」「首都高速の工事に1兆円」・・・。
 いやー、東京ローカルですね。なんで全国放送の冒頭に、東京ローカルな話題が踊るのでしょうね。他の地域の人間には、何の関係もない話ですよー・・・。過去記事参照(東京ローカル台風の目と東京ローカル)、要するに田舎者の遠吠えであることは過去記事にも書いたとおりです・・・。

 何となく、時の経つのが早いです。一年があっという間に過ぎていき、また新年を迎えました。気付けばきっと、あっという間に今年という年が過ぎ去り、来年という新年を迎えるのでしょう。時の経つのが早すぎて、上記のような、いかにも私らしい、どうでもいい記事も、ドンドン書かないと、書くタイミングが無くなり風化してしまいます。まあ、どうでもよすぎて、風化してもどうでもいいんですけどね。

 そんなわけで、なんとか時の流れの風速に負けないよう、しょぼくこの「彰の介の証言」を続けていきます。

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2011/11/24

命めぐる水辺 針江生水の郷(3)・・・琵琶湖を世界遺産に!

 少し間が空いてしまいました。遅くなりましたが、琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第6弾、湧き水のあふれる里山、高島市針江地区の見学に行ったお話の続きです。今回は琵琶湖を中心とした自然復帰プロジェクトについても見学を通して教えていただきましたのでご紹介します。

 下の写真は、待ちにかかげてあった「高島市うおじまプロジェクト」と呼ばれる琵琶湖の環境を取り戻す活動のアピール看板です。

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 とにかく水がきれいで豊富な場所ですから、こういう取り組みにとって最適な場所であることは間違いありません。実際に田んぼに行って見せていただいたのが、下の三枚の写真です。

Dscn0091

 1枚目が、稲がこうべを垂れている横に、2メートルくらいの草むらがあるだけの写真です・・・。といえば確かにそれだけで、ぱっと見は本当にそんな感じです。この草が生えている場所は、田んぼに暮らす生き物の、「逃げ場所」?的な役割を果たしているそうです。稲も育つと、田んぼの水を抜いてしまいますが、そんな時水の中に暮らしていた生き物の行き場になるそうです。確かに普通の田んぼに、これだけ広いスペースはつくらないと思います。

 この草むら的スペースと関係あるかないかはわかりませんが、無農薬?低農薬?で米を育てている農家さんも多いようですので、その田んぼの生物密度は相当に高いようです。見学時に、無農薬で米を育てた田んぼの稲刈りの時、白鷺やカラスが、コンバインの周囲に尋常ではない数集まっている写真を見せてもらいました。生物密度が高いですから、刈られた時に出てくる生き物の数も尋常ではないのでしょう。それを食べるために多くの鳥たちが集まるわけで、鳥たちがそれを一番よく知っているというわけです。まさに命はぐくむ田んぼなわけですね。

Dscn0090

 上の写真は、その命はぐくむ取り組みの一端である、魚道の様子です。ぱっと見は、壊れた木の板の固まりですが・・・。基本的に、水路と田んぼの隔絶によって、田んぼやその周辺に住む魚たちなどの生き物は激減したわけです。そのため、こういった魚道をつくりこのギャップを埋め生き物の往来を妨げないようにしようというわけですね。
 以前は、私の住んでいた田舎の田んぼでさえ、ナマズが産卵に来ていました。現在では、水路(というか、ただのどぶ川)に魚一匹いません。悲しい限りですが、こんな田舎の水路でさえ、こうしたものをつくらないとダメというのが、さらに私の心を悲しくさせるというものです。

 そういえば、川魚文化と「モロコ」の話というエントリーの中で、琵琶湖名物鮒寿司の話を少し書いたのですが、この鮒寿司つ使われているニゴロブナが激減しているとのことです。この魚道とは関係ないかもしれませんが、この田んぼで、ニゴロブナを増やす取り組みがされているそうです。

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 こちらの写真もただの草むらですが・・・、これがかなり重要な役割を持つ土地です。写真ではわかりにくいですが、結構広い土地です。田んぼに水を入れ、田植えの準備をする、しろかきと呼ばれる作業があるそうですが、これを近所中の田んぼが同時期にやると、大量の泥水がそのまま琵琶湖に流入することになるようです。その泥水を一旦この場所に留める役目をしているのがこの草むら・・とのことです。実際には水路のようになっており、このまま放置しているわけではなく、しっかり草刈りもされるそうです。

 この場所はただの泥水貯蔵所かと思いきや、実は生物の宝庫にもなっているそうで、滋賀県中探してほとんど見つからなかったある種のドジョウが、ここからだけで数百匹も見つかったとのことです。


Dscn0097

 上の写真は、町を流れる川が、琵琶湖に注ぐ最下流の場所で、以前から話に出ておりますNHKの番組でも、取り上げられていた場所です。一見大変美しい、そしてのどかな風景ではありますが、実は、この水面に浮いている浮き草が外来種で、ほっておけばいつの間にか水面を覆い尽くしてしまうそうです。ですから、これも刈り取りをしないといけないわけで、定期的にされているとのことです。なかなか美しく、豊かな自然を保つと言うことは大変なことです。

 私個人は、今回の旅行を通して、「琵琶湖を世界遺産にすべき」だということを強く感じました。はっきり言って、富士山は琵琶湖の次でいいです。ブラックバスがはびこっており、(それだけではないでしょうが)世界遺産入りは難しいと言われますが、これだけ豊かで独特な自然と、独自の文化をもち、そして、この琵琶湖を愛してやまないすばらしい人々が暮らすこの地の、世界遺産入りに何も問題はないと思います。そして、このすばらしさがあまりにも伝えられていない現状が残念でなりません。

 ブラックバスなどの問題は、時に宗教的な??論争にまでなるわけですが、私は、淡々と駆除するしかないと考えており、昔の、そして昔以上の豊かな自然を取り戻すプロジェクトには是非自分自身も参加していきたいとも思っています。皆様も、琵琶湖の自然を是非体感してみてはいかがでしょうか。

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2011/10/27

命めぐる水辺 針江生水の郷(2)

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第5弾、湧き水のあふれる里山、高島市針江地区の見学に行ったお話の続きです(命めぐる水辺 針江生水の郷(1))。見せていただいた川端(かばた)の紹介をしたいと思います。

 7年前、NHKの番組で、この町の水を巡るすばらしい人の生活と自然が取り上げられました。それまで静かだったただの田舎が?(失礼)、急に観光客の訪れる場所になり困惑してしまったようで、有志による針江生水の郷委員会が立ち上げられ、現在観光案内をしてくださっていることは前回お話ししました。

 我々夫婦も、観光案内をしていただいたのですが、その象徴となっているのが下の写真です。案内の前にいただいた竹筒コップです。

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 各家庭で大変きれいな水が湧いているわけですが、それをこの竹筒で飲ませていただけるという趣向です。ちなみに、全国的に竹林の荒廃が言われているわけですが、この地でもそれは同じであって、手入れをしなければ荒れ放題になるようです。竹林保全のために切られた竹の利用法の一つとして、観光客にこの竹筒を記念品として配っているというわけです。

 案内の方に聞いたところ、この竹筒は、なんとかという(忘れました・・)日本を紹介する刊行物の表紙を飾ったことがあるそうです。まさにこの町と観光の象徴というわけです。

 脱線しますが、竹といえば、非常に利用価値が高い植物であると思われます。といって、私にはタケノコと流しそうめん用の「とい」としての利用しか思いつきませんが、昔はその必要性からきっちり手入れがされ守られていたのでしょう。ただ、よく考えてみれば、竹というのは外来種ですよね。あまり利用されなくなってしまった今となっては侵略的特定外来種です。竹の逆襲ですね。

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 各家庭に大小様々な水路が張り巡らされており(上の写真)、この水路と、家の中の川端(かばた)がつながっています(下の写真)。野菜や薬缶が冷やしてあったりと、個人的な生活の場そのものを公開していただいていることがよくわかり、全く頭が下がる思いです。
 水が湧いているところから三段階になっており、一番下にはコイが飼ってあります(ちなみにここの川端では金魚も飼ってありました)。このコイの大好物がカレーらしく、カレーがこびりついた鍋をここに沈めておくと、コイがきれいに食べてしまうとのことです。
 また、水路につながっていますから、自然に川を上ってきた魚も入ってくるようです。前段のNHKの番組では、ヨシノボリが顔を出している様子が放送されていました。

 大変きれいでおいしい水が湧き出しているわけですが、飲み水として利用する水は、この川端に湧き出ている水だと案内の方がおっしゃっていました。水道水もちゃんとあるようですが、それは生活一般用(トイレとか)とのことです。決してこのあたりの水道水がまずくて汚いはずがありませんが、どちらかというと、きれいな水=川端の水なんですね。

Dscn0071_2

 こちらの方の川端は、直接水路とつながらず排水だけされているとのことで、特に水がきれいです。このままプールみたいにドボーンと入りたいくらいです・・・。が、水温は13℃くらいで、手を入れて一分もたずにギブアップとなる温度です。

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上の写真が、豆腐屋さんの川端です。ちょっと豆腐が大きかったので、買って食べることはしませんでしたが、ここに住んでいたら毎日のように買いに来るかもしれません。この豆腐屋さんの他、案内ルートにはいくつかものが売っていましたが(セルフでお金を置いておく仕組みで)、とにかく、この町には、金のにおいがしません。もうちょっと金儲けのこと考えようよと、ついつい思ってしまう程です(我々夫婦がものすごく金臭い・・・)。
 
 下の写真は、案内いただいた方のご自宅の、かっこいい近代的川端です。ここに冷やしてあるプチトマトを一ついただいたのですが、あまりにおいしくて、ついつい「もう一ついいですか?」といってもう一つ食べちゃいました。自家用に冷やすのはもちろんですが、夏には通りがかりの人がちょっと食べられるように用意してあるような話も伺いました(違っていたらごめんなさい)。とにかく金のにおいはしません。私だと「プチトマト一つ50円」とかついついやりそうですが・・・。

 そんなこんな、いくつかの川端、また、お寺の池(これももちろん湧水)等を見学し、数年来の希望を達成し、大変満足で感動の時間を過ごすことができました。
 ちなみに湧き水は一度管を地下へ通してしまうと、永遠に出続けることになります。もうすでに住む人がなく、湧き水だけが出続けている土地がありましたので、そこに家を建てて住んじゃおうかなと真剣に考えている今日この頃です。

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 ちなみに、川端生活を体験できる建物があります。興味のある方はぜひ体験してみてください。私は体験ではなく本当に住むことを考えています。実はこのすばらしい観光資源を使って、金儲けをたくらんでいるだけなのですが・・・。何か?。

 ということで、次回は、琵琶湖周辺で行われている自然復帰プロジェクトについて書こうと思います。

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2011/10/20

命めぐる水辺 針江生水の郷(1)

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第4弾、湧き水のあふれる里山、高島市針江地区の見学に行ったお話です。

 なぜ今回、夏休みに琵琶湖に行くことになったのかは全くもってわかりませんが(妻の専権事項なので)、琵琶湖と聞いて私が妻に一つだけリクエストしたのが、彦根城でも竹生島でもなく「川端(かばた)を見に行きたい」というものでした。つまらそう、行きたくない・・・と却下されるかなあと心配していましたが、意外にも妻から「行こう」と快諾を得ました。

 今を去ること7年も前になるのですが、NHK大好き、自然大好きの私が、特に見るつもりもなかったとあるNHKの番組を見てしまったことが今回の出発点です。それが、NHKスペシャル 映像詩 里山 命めぐる水辺という番組だったのです。これを見て以降、この番組で取り上げられた町へ一度は行きたいという気持ちをずっと持ち続けておりました。オンデマンドのページをリンクしましたので、ご興味のある方はぜひ番組をご覧ください(有料ですけど・・)。

 滋賀県高島市の針江地区というところですが、地下水脈が豊富で、琵琶湖にぶつかる圧力のために、管を地下に差し入れれば、大変きれいな湧き水が自噴してくるようです。町には水路(といっていいのやら?)が各家庭に張り巡らされ、家庭の湧き水とこの水路をつなぐ「川端(かばた)」という仕組みを作り、飲料水、生活用水として使っているというわけです。町の方の命名なのでしょうか、この水の町のことを「針江生水(しょうず)の郷」と呼んでいます。生きる水、生かされている水という意味とのことです(針江生水の郷委員会のページから、川端の概要もこのページでどうぞ)。

 その大変美しい湧き水と自然のつながり、そして人間の関わりに感動してしまったため、7年の月日をもっても、私の心からその情景を忘れ去らせることはできませんでした。ただ、今回、この町のことをいろいろと下調べしている段階で、意外な?ことがわかってきました。

 それは、そのNHKの番組を見て感動し、この町に行ってみたいと思った人が、私だけではなかったどころか、非常にたくさんいたということです。以下、Wikipediaの引用です(ちょっと改変)

NHKの放送をきっかけとして針江区には多くの観光客が押し寄せることとなったが、もともと針江区は観光地ではなかったため、多くの問題が発生することとなった。最大の問題となったのは、小さな集落の中を突然外部の人間が多数歩き回るようになったため、地区内の住人、特に子供が不安を覚えるようになったことであった。そこで、地区内の有志によってボランティア団体「針江生水の郷委員会(すなえしょうずのさといいんかい)」が設立され、ガイドツアーという形で地区内の川端を案内するようになった。すなわち、川端を観光資源としたエコツーリズムの始まりである。

 川端そのものが、各家の仕組みであって、それを見ようとすると、各家庭に勝手に「おじゃましま~す」っていう感じで見学することになります。これをやっちゃった観光客がいたんですね。といいますか、私自身も、せっかくこの町に行ったとしても、家の川端が見られなければ意味がないとも感じていました。しかし、上記の通り、地区内の有志の方が案内をして、見学O.Kの家庭の川端を見せていただけることを知りました。リンクをつけた針江生水の郷委員会に連絡をして、案内の予約をとりつけました。我々は「川端と街並コース+里山湖畔コース」をお願いしました。

 川端や、この里山で取り組まれている琵琶湖の自然復活プロジェクトについては、次回にするとして、この町に流れる川の様子が下の写真です。

Dscn0047

 川の水は大変美しく、梅花藻などがゆらゆらと揺らめいています。案内の方によると、川の様子を見て「安曇野みた~い!」って感動する人がいるらしいです(NHK派の方でないと何のことかわからないかと思いますが・・・、ちなみにもうカーネーションですけど・・・)、しかし、この川、ただきれいな水が流れているだけではありません。よーくその流れを見てみると、

Dscn0050

 見えるでしょうか。ものすごい数の魚が泳いでいます(クリックすると拡大します)。写っている魚はすべてアユです。琵琶湖産なので小ぶりです。これも案内の方に、勝手に捕まえていいのか?尋ねてみたのですが、問題はないようです。つまり、漁業権問題はないんですね。一日遊漁券とかも存在しないようです(本当かどうかわかりませんけど)。各家の脇には、小さな水路が走っていますが(場所によっては本当に小さな水路です)、この水路もアユでいっぱいでした。ちなみにこの小さな水路にはサワガニも住んでいました。カワニナもたくさんいて、初夏にはホタルが舞うとのお話でした。

Dscn0051

 上の写真、夏休みには子ども達の遊び場になるところだそうです。右手の階段状のところから川に降りて、川下りをするらしいのですが、想像しただけで楽しそうです。案内の方が「この川で子どもが遊ぶ」ということをしきりに繰り替えされるので、「大人は遊んではダメですか?」と聞いてみましたが返事がありませんでした・・・。TVの取材で芸能人(大人)が川下りをしていったようですが、基本的に昭和生まれはおとなしくして、遊び場を子どもに譲らないとダメなようです。でも私は遊びたい・・・。アユつかみしたい・・・。

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 川ではないですが、水路には鯉が飼ってあります。この鯉のおそうじパワーによって水路をきれいに保っているとのことでした。ちなみに上のリンクでも見られると思いますが、川端の中にもたいてい鯉が飼ってあって、家庭の食事の後片付けをしてくれるとのことです(そのあたりは次回に)。

 ここで勘違いしていけないことは、この町の多くの部分は、いわゆる自然ではないということです。水は勝手に湧き出しているところもあるのでしょうが、基本的に人工的に管を掘り差し込んで自噴させています。梅花藻は美しいですが、ほっておけばドンドン成長して川の流れを止めてしまうため、年何回も刈り取る必要があるとのことです。鯉も自然のものではなく、移入したものです(アユは自然です)。川の護岸は自然に配慮されていますが、人工的に工事されています。

 それは人間が手を加えることで、より美しい自然と共存していると言えばいいのでしょうか。里山も基本的に人工物であり、そしてこの生水の郷も人も手でつくられた人工物です。しかし、逆に人間が関わるこの自然により魅力を感じてしまったのが、この私ということになります。それは間違った自然観ではないと思っていますが、皆様はどうお感じでしょうか。

 正直余生は四万十川のほとりで過ごそうと思っていたのが、急に琵琶湖のほとりが有力候補になったという感じです。ということで、この続き、川端の様子と、自然復帰の取り組みについて、次回を期待せずお持ちください・・・。

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2011/10/13

川魚文化と「モロコ」の話

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第3弾・・・というか番外編です。
 
 私の生まれ故郷は岐阜ですが、岐阜はいわゆる海なし県です。海がないため、海産魚の文化はありませんが、その代わり川魚料理が文化として根付いています。代表はもちろんウナギで、いまだに地元のウナギ料理が日本で一番おいしいと信じています。関東のふっくらウナギは正直ちょっと馴染めません。かりっと焼き上げたウナギじゃないとダメなんですね。

 その他の地元の川魚料理と言えば、コイ料理(洗いなど)、ナマズ料理(蒲焼き)、フナ料理(フナ味噌)等があげられます。私はフナ味噌(フナを味噌で煮たもの?、骨まで柔らかくなっており、すべて食べられます)が大好物なのですが、お店で買おうとするとだいたい家族に却下されます・・・。まあ、見た目が大きなフナそのものですから、あまりにグロいのかもしれませんね。もちろん私以外誰も食べませんし・・・。

 ちなみに岐阜のうなぎ屋さんでウナギ定食などを頼むと、ご飯とウナギの蒲焼き、鯉の洗い、肝吸いというのが定番なのですが、もう一つ、小鉢に入った「モロコ」というのがたいていついてきます。このモロコというのも私の大好物で、要するに小魚のモロコの甘露煮です。岐阜のモロコと言えば、「お千代保稲荷(おちょぼいなり、通称おちょぼさん、本名ちよぼ稲荷神社)」の参道の川魚料理店で売られている物が有名で、出かけた時はついつい購入しています。

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画像はタモロコ・ホンモロコ庭先養殖の研究様のものを勝手に拝借しました。申し訳ございませんが、リンクにてご勘弁ください。2~3cmの小魚の甘露煮です。大変柔らかくしあがっており、私の場合は食べ出したらとまりません。ただし、これも好き嫌いはあるようで、多少の苦みがあったり、やはり見た目の問題もあり、敬遠する人は少なくないかもしれません。

 今回私は、琵琶湖一周の旅をしたわけですが、同じ海なし県でもあり、なにしろ川魚の宝庫、琵琶湖を抱える滋賀県も、同じように川魚料理の文化が根付いているようです。有名なものと言えば、「鮒寿司」があげられるでしょう。いろんなところで売っていますが、「道の駅 湖北みずどりステーション」で売っていたものの写真を撮っておきました。

Dsc01911

 ちなみに、この鮒寿司のお隣が鮮魚コーナーになっていました。鮮魚の隣に腐った魚・・・まあいいか。残念ながら私が行った時に鮮魚は売られていませんでした。さすがにこの鮒寿司は買いませんでしたが、死ぬまでに一度は食べないといけない代物かもしれません。
さらに、下の写真は、その他のお魚コーナーです。

Dsc01912

 真ん中のでっかい魚が、なんとウグイ。こんな大きいのがいっぱいいるんですね。私自身は売られているのを見るのも初めてですし、食べたこともありません。琵琶湖周辺では普通なんでしょうか。
左の方に串焼きになっているのが、なんとホンモロコです(たぶんですが)。琵琶湖固有種で、最近では漁獲高が減って高級魚とされているようです。京都の錦市場で見た時は、相当なお値段だったような気がしますが、ここでは格安です。ただし本当の天然ホンモロコかどうか私に確証はありません。これも二度と食べられないかもしれないと思い、興奮して買いそうになりましたが、冷静な妻に「旅の途中で買ってどうするの!!」と言われて我に返りました・・・。

 そして、写真の右の方に写っているのが、小鮎の甘露煮ですね。滋賀県の観光中、売っていないところはないというくらいたくさん売っていました。ホテルの朝食に出ていたものは今ひとつでしたが、とあるお店で食べたものは、鮎独特の苦みも相まって大変おいしいものでした。しかし、琵琶湖の鮎と言えば、全国の川に放流されており、さらに見つかり次第甘露煮にされているにもかかわらず(そういうわけでもないか)資源量は豊富なんですね。やはり母なる琵琶湖を実感します。

 鮎だけではなく、ここ滋賀でもモロコの甘露煮がたくさん売られており、代表的なお土産になっています。岐阜のものとの違いは、その大きさでしょうか。岐阜のモロコは幼魚を使っているようで、大きさはせいぜい2~3cmです。滋賀県ではほとんどが成魚のようで、5cm程度のものを一匹一匹ちゃんと並べて箱詰めされています。
 
 魚種も微妙に違うようです。以前霞ヶ浦産のモロコの甘露煮を食べたことがありますが、関東産の「モロコ」は、ほとんどが「モツゴ」という魚であるという研究があるようです。岐阜県産よりは少し大きめで、大きさのせいか魚種のせいか、やや硬いものが多かったと思います。
 
 幼魚、成魚の違いがあるかもしれませんが、岐阜県や滋賀県では「タモロコ」というモロコを甘露煮にしていることが多いようです。滋賀県でお土産になっていたモロコの中に「スゴモロコ」と書かれたものもありました。タモロコなんかとはちょっと違う種類ですね。ホンモロコの甘露煮もあるようですが、魚種が曖昧なものにホンモロコはないと思います。
 
 まあ、おそらくですが、モロコ=こざかなと言う意味でしょうから、作り手がどの程度魚種にこだわっているかはよくわかりません。今のところホンモロコ以外は「ごった煮」状態なのでしょう。そんなことを言うと怒られますかね?

 ということで、私は「川魚」や特に「モロコ」が大好きだということを書かせていただきました。全くどうでもいい話です。ご迷惑をおかけしました。
 次回は予告通り?美しい水の郷のお話をしたいと思っております。

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2011/10/06

竹生島の神様は・・

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第2弾です。
 前回は彦根城で思いっきりこけてしまったという失態を公表しましたが(彦根城を世界遺産にする前に?)、その原因が?その前日にあったというお話です。

 ということで、前日は竹生島(ちくぶしま)に観光へ出かけておりました。竹生島は琵琶湖の北の方に浮かぶ島で、各方面から観光船が出ています。資料などを見ますと、古来信仰の対象になった島のようで、島内には竹生島神社や宝厳寺があり、建物の一部には国宝に指定されている物もあります。その昔戦国時代には、琵琶湖を東西つなぐ要衝にあったことが原因でしょうか?、信長の浅井氏攻めの時にこの島も攻撃を受けているようです。
 ということで、そんなこんなを見物するため、私たちは長浜から船に乗り込み上陸しました。写真のような観光船です。半切れ写真ですが。

 Dsc01959

 早速結論からお話ししますが、私が次の日、彦根城でそれはそれは格好悪く”こけた”原因として、この竹生島がの島だからということがあげられます。港からすぐに、上記神社や寺に行くには、相当な坂を登らなければなりません。どうも知らず知らずに、この坂の上り下りの疲れが足に蓄積され、次の日の悲劇につながってしまったようです(涙)。もう若くないということです(涙)。港からの坂の一部は下記写真のような感じです。さらにその下の写真は港から見た島の風景ですが、階段などが連なる様子を強調してトリミングしてみました。

 Dsc01930

 Dsc01957

 しかししかし、少し納得がいかないことがあるので、それも書いておかねばなりません(笑)。
 竹生島には、名物「厄除けかわら投げ」というものがあります。下の写真ですが、やる気の全くない店番の方に300円を支払うと”かわら”?なるものがもらえ、そこにお願い事を書き入れて、それをポ~イと投げるとその願い事が叶うというしろものです。

 Dsc01943

 この建物に入ったその向こう側は・・・

 Dscn0107

 突き出たところに鳥居が立っており、その向こうは真っ青な太平洋が広がっています・・・。もとい、琵琶湖の湖面が広がっています。
 そして、この鳥居めがけてかわらを投げるわけです。私的には、願掛けとして「開運招福」とか「成績向上」とか「成金万歳」とか?「ぼけ封じ」とか?「良縁招来」とか?(妻に殺される・・・)書きたかったわけですが、妻の厳命で、書いた願掛けが・・・、

 Dsc01949

 上の写真の通りでございます。
 何が言いたいかわかりますか?。要するに、300円も出して願掛けしたにも関わらず、健康を願掛けしたにも関わらず、なんと翌日には、足を思いっきり怪我して、引きずって歩くことになったということが言いたいわけです。全くご利益ありません!!。

 おっと、本当にご利益がないかどうかは、まだわかりませんね。私が長寿だったら願い事は叶ったと言えるでしょうか?。まあ、あまり期待せずに天寿を全したいと思います。早く死んでしまったとしても、本当はもっと早く死んでいたということで・・・、彦根城でこけて頭打って即死していたはずだったとか・・・。煉丹術師の話みたいになってきました・・・。

 ということで、本日もどうでもいい話にお付き合いいただきありがとうございました。次回は、この美しい琵琶湖でとれる魚の佃煮の話を手短に、そして、今回どうしても行きたかった美しい水の郷のお話をしていきたいと思います。

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2011/09/29

彦根城を世界遺産にする前に?

 9月中旬、遅い夏休みを取ることができました。最近は九州に行くことが多かったのですが、今年は琵琶湖を一周してきました。本当は時計回りに回ったのですが、敢えて逆に旅程を遡りたいと思っています。なぜ逆に辿るのかというツッコミはご勘弁を。

 と言うことで、最後に行ったのが「彦根城」です。国宝天守ですね。国宝と言うことは知っていましたが、そもそもこの彦根城に関し、大いに誤解していたことがあります。それは、この城の大きさです。よく本などに紹介されている彦根城は、天守だけのことが多いように思います。私が撮った写真もこんな感じです。

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 姫路城などと比べてはいけないのでしょうけど、この天守が、平野にぽつんとあるような、何となくこぢんまりした城というイメージがありました。しかし、城というのは天守だけではありません。その敷地の広さを、全く誤解していたというわけですが、まずは、堀がかなり大きくそのほんの一部が次の写真です。これだけでも、決して小さな城でないことがわかるのではないでしょうか。

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 天守の立っているのは、小高い丘といったらいいでしょうか。かなりの敷地面積があり、これが全くの想像以上だったという話です。
 なぜ、小さな城というイメージがあるのかという私の考察ですが、この小高い丘にはうっそうと木が生えているということ、そして、残念ながら、天守はそれほど大きくないということから、彦根の街から天守を仰ぎ見ることが、或は城の全貌を見るということができないからではないかと思われます。天守の写真をとる位置も結構限られていて、私のような素人が探し出した撮影ポイントで撮られた写真が、結構いろいろなところで使われていたりします。
 
 ちなみに、全貌を見ようとすると、航空写真か、近くの山から見るしかありませんが、私が取った次の写真は、長浜城(歴史博物館)から望遠して撮った物です。多分見にくいので、画像をクリックして拡大してみてください。小高い丘に建てられ、かなり広い範囲に櫓などが建てられているのがわかります。ただこれでは、堀がわかりませんけどね。

Dscn0114

 この写真のような全貌が彦根市街から見えればいいのですが、よく見えません。彦根城と言えば井伊家、井伊家と言えば井伊直弼、というわけで、明治になって真っ先に壊されてもいいような彦根城が生き残った理由は、「よく見えなかったから・・・」ではないでしょうけど・・・。

 ところで、この彦根城を「世界遺産にしよう」という動きがあるようです。動きの規模はよくわかりません。単独で彦根城だけというのはおかしいので、松本、犬山と共に、国宝残り三城そろい踏みという手はあるかもしれません。或は、琵琶湖を含めて自然及び文化遺産群としての世界遺産登録というもくろみもあるようですから、そこに彦根城も入れるというのもありでしょう。琵琶湖の世界遺産をめぐる話は後日するとして、残念ながらいずれにしても世界遺産入りは難しいのが現状のようです。

 そして。ここからが真剣ネタ(笑)。
私自身は、彦根城の世界遺産入りに全く問題はないと思っていますが、一点だけ注文をつけておきます(笑)。
 実は、上記書いたように、この彦根城は、堀に囲まれた小高い丘状の土地にたてられており、実際の戦いになったらそうそう簡単に攻められないような地形になっています。城に入るところの説明書きにもしっかり書いてありましたが、天守へと続く坂というか道というのは大変登りづらくつくられています。写真ではなかなかわかりづらいかもしれませんが、一応撮った写真でその険しさを示しておきます。

Dscn0126

 どれくらい登りづらい、あるいは歩きにくい坂なのかと言えば、それは、この坂を下ったところで、健脚でならしたこの私、彰の介が、足首をおもいっきりひねり、その場にものすごくかっこわるい形で倒れ込んだほど大変な坂だと言うことです(大笑)。戦の最中だったら、井伊家の軍勢に殺されていたことでしょう(笑)。ちなみに数日後の私の左足首の写真が次の写真・・・。

Dscn0133

 汚いすね毛をさらして大変申し訳ありませんが、足首全体が腫れてしまいました。しばらく、左足を引きづって歩くこととなり、時々足の角度や体重のかけ方を間違えると、とんでもない痛みに襲われるという次第でした。数週間経ってやっと痛みが引いてきたかなあというところです。当然私はこの足を医者に診せてはいません・・。

 ということで、何が言いたいかと言えば、コケた私がおかしいのではなくて(汗)、彦根城の坂は私がコケるくらい大変な坂だということが言いたいわけです(大笑)。だから、世界遺産にするのであれば、もうすこしバリアフリー化とか(オイオイ・・・)、リフトを建設するとか(うむむ・・・)を考えてもいいのかなあと、私がコケたことを打ち消すためだけに考えたりしているわけです。ダメだこりゃ・・・。

 まあ、私がコケた理由は、彦根城のせいではなく、私がもう若くないということと(涙)、前日の疲れからというのが本当らしいのですが、その前日の出来事のお話はまた次回に。

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2011/09/22

ハイビスカスのかわいい?害虫たち

 実は、一段落したところなのですが、ちょっと前まで我が家のハイビスカスに虫がつきまくり、毎朝毎朝早起きして駆除をしておりました。
 一応、えせ自然派の私ですので、これら虫たちも自然の一部で、受け入れなくてはならないと、うわべで思いつつ、はっきり言って受け入れられず、丁寧にポイポイと捨ておりました。別に虫に悪気はないわけで、これも確かに自然であり、害虫すらつかないような世界になってしまったらおしまいなわけですが・・。

 ハイビスカスの代表的な害虫というと、アブラムシがあげられますが、これはあまりにも一般的なので割愛。アブラムシには米のとぎ汁をかけるといいという話もあり、とぎ汁による川の汚染の話もあることから一時期やりましたが、最近面倒くさくてあまりしていません。効果がはっきりわからないことと、後で洗い流さないと、葉っぱが白くなってしまうことが面倒くささの原因です。こちらは、農薬のお世話になっている感じですね。ただ、株が丈夫だとあまりつかないような気もしています。

 私が早起きしなくてはならなかった最大の原因の虫は、「ハマキムシ」です。ハマキムシと言ってもいろいろな種類があるようですが、我が家のハイビスカスにどのハマキムシがついていたのかは全くわかりません。ただ、2~3種類が襲ってきていたのではないかと思っています。ハマキムシはその名の通り、葉っぱを巻いて、あるいは葉っぱと葉っぱを重ねあわせて、その中でイモムシが成長するわけですが、できれば、葉を巻く前に発見したい物です。

Dscn0010

 葉っぱの根元に見られるような小さな虫食いの痕はかなり怪しいです。めくってみますと、

Dscn0011

 小さなイモムシが2匹いますね。いちいちとるのも嫌なので、葉っぱごと切り取って捨てています。
 葉っぱを巻いてしまうと下の写真のような感じになります。

Dscn0017

毎日毎日、朝早く起きて、小さなイモムシをできるだけ見つけて、駆除しているつもりなのに、どうしても見逃しているらしく、こうして巻かれてしまいます。この葉っぱは1枚に2カ所巻かれてしまいました。敵も然る者です。ちなみに中を見てみますと、

Dscn0019

こんな感じで、大きなイモムシと小さなイモムシ多数を確保いたしました。ポイしましたけど・・・。

 もう一種類、とんでもない敵が現れていたことに後から気付いたこともあります。

Dscn0006

 この写真のカミキリ、なんか珍しくてきれいだなと思って撮っておいたものです。後で名前でも調べようなんて思ってそのまま放置しておりました。そして・・・、これがラミーカミキリと呼ぶらしいことを随分後になって知ったわけです。何をしにハイビスカスに飛んできたかと言えば、葉っぱを”噛み噛み”しに来たというわけです。そしてその”噛み噛み”した痕というのがこの写真・・・。

Dscn0012

 葉脈が”噛み噛み”されて茶色になってしまっています。まあ、がっかりという感じです。
 しかし、我が家のベランダのハイビスカスを、よくもまあめざとく見つけたものですね。ある意味、ラミーカミキリも、ハマキムシも、その点、感心せずにはおれません。見つけ次第駆除ですけど。

 ちなみに、写真は撮れませんでしたが、シャクトリムシ系のイモムシも発見し、ハダニのような物がついているのも確認しています。上にも書きましたが、ベランダに置いている以上、奴らがめざとくやってくるのは仕方ありません。植物を育てるのが好きというのは、こういう手間も大好きで、早起きもしたくなると言うのが本音なので、実は苦ではないのですけどね。私だけかもしれませんが・・・。

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2011/09/08

岐阜弁教えたるわ!(2)

 最近、急速にアクセス数を延ばしている私の過去記事に 岐阜弁教えたるわ!という6年も前に書いた記事があります。まあ要するに、岐阜弁というのが非常に標準語に近い(笑)ということを解説した文章ですが、今になってアクセス数が増えている理由は全くわかりません。

 ということで、それに便乗して、岐阜弁のお勉強会第2弾をやってみようというのが本日の企画です。が、はっきり言ってこういうのは、地元受けしかしないような気がしてなりません・・・。誤ってこのページを広げてしまった皆様は、我慢して最後までお付き合いください。

 まずは、おもしろ方言から。
 名古屋弁と共通するものもありますが、そのあたりはお隣なので厳しいご指摘はご勘弁ください。

 一番有名なのは「まわしをする」ですかね。俗に、

「まわしした?」
「はっ??、これから相撲でもとるのですか?」
という会話になるわけですが、
「そんなたわけたことを言っとる暇があったら、はよまわししなあかんて!、この”どたわけ”が!」
と叱られるので要注意です。

まわしをするは、支度をする、準備をするという意味で、発音的には「ま~し」「まぁ~し」ってな感じですかね。

 ちょっと前の秘密のケンミンSHOWで紹介されていた岐阜弁が「きもい」です。確か

「ちょっとお父さんの服、きもいんじゃないの?」
「いやー、課長の服すてきですよ・・・」

ってな会話だったような気がします。きもいというのは、少し小さなサイズの服を着てしまい、窮屈な様を表現したもので、別に気持ち悪いの意味ではありません。同じような岐阜弁に、つもいというのもありますが、こちらは、靴下とか、靴とかが小さくて、窮屈な様子を表す言葉かなあと思います。こどもの頃はドンドン成長しますので、
「この前買った服、きもなってまったで、きれーへんわ!」(小さくなったから、着ることができなくなった)なんて使うわけですね。

 「ちんちん」っていうのはどうですかね。私は標準語だと思いますが・・・。

「このお茶ちんちんやで、舌やけずってまった!」

 いわゆる世間で言うところの、あのちんちんとは、アクセントが違います。”ん”で下げるのではなく、あげる感じの発音ですかね。ちんちんは液体が沸騰するぐらいの熱さに達している状態とか、薬缶などがあっつあつで、まさに触ればやけどをする状態になっていることを表現した言葉です。真っ赤な顔をして怒っている人がいると「ちんちんになっておこっとった」等と表現します。
ちなみにやけどをすることを、やけずるといいます。

 我々ギフ人が全く岐阜弁だと気付いていないのではないかと思う岐阜弁をご紹介します。

「ご飯をつける
「鍵をかう
「机をつる
「手袋をする

4つあげてみましたが、標準語だという気がしてなりませんが・・・。

 ご飯をお茶碗につけることを標準語では何と言うのですか?。”よそう”ですか。なんか”よそよそしい”感じがしますね。つけるでいいのに・・・。
 鍵は、”かける”が標準語ですか?。普通は鍵かって家を出ますけどね・・・。「そういえば、鍵かわずに来てまったがね・・・」って言うわね。
 机をつる時、標準語では、「机を”持ち上げて運ぶから”手伝って・・」なんて言うのですか?。実にめんどくさいですね。「机つるで、あんたはそっちべた持ちゃー!」(机を持ち上げて運ぶから、あなたはそちら側を持ってください)って言えば実に楽なのに・・・。
 手袋は、”はめる”ですか?。するですよね。「手袋してかなあかんて、さみーで!」(手袋をはめていかないとだめですよ、寒いんだから)って、やっぱりするが標準語のような・・・。

 ということで、昔と比べると真の岐阜弁を話す人は減りました。私も、言われて意味はわかりますが、自分が話すことはない岐阜弁がたくさんあります。そういう言葉は、徐々に消えていくことになるのでしょう。消えてしまう前に、このブログにたくさん岐阜弁を綴っておきましょうかね。

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2011/09/01

ブログ開設7周年!!

 いやいやいやいや、いやいやいやいや、なんと、このブログの開設記念日を全く忘れておりました。相当脳がやられてきました。あれこれ一ヶ月以上前の7/25をもちまして、「彰の介の証言」は7周年を迎えました。
 
 これも皆様のおかげ以外の何もなでもないのですが、恒例ですので、「私の努力のたまもの」と軽く言っておきます。何しろ、この一年での更新数がたったの24本であり、大きなことは言えません。絶滅も近い状況です。そのうち、毎年更新数1本、すなわち、この○周年記念の記事だけになったりして・・・と冗談ではなくそう思ったりもします。

 今後の「彰の介の証言」ですが、どうしていこう的なことを過去何度も書いてみたものの、実行されたためしはありません。ですが、これも恒例ですので、一応書いておきます。

 一つは、現在住んでいる静岡県伊豆地方の自然に関する記事なんか書けるといいかなあと思っています。神社巡りとか、野鳥のこととか、全くの私の趣味ですけど・・・。とりあえず、一本分のネタはすでに用意していますが、一本で終わる可能性大です・・・。

 二つ目は、元祖研究。これなんかネタとしてはまさに企画倒れになりそうですね。世間には元祖○○と銘打ったお店とか商品が結構ありますよね。これをコレクションしたいと前々から思っていました。それをネタにしようと思っているわけですがどうなることやら・・・。まあ、これも一本分のネタは用意しましたが、記事にするかどうかは微妙です・・・。

 ということで、明らかに「彰の介の証言」がソフトネタ化している、していく方針ということになりますね。7年もブログ記事を積み上げてきてみて、ネットの片隅で独りごちているこんな零細ブログであっても、書くことの怖さをちょっとだけ感じていて、それで筆が遠のいている現実もあります。別に炎上したことも全くないのですけどね。

 それでは、皆様、これからも「彰の介の証言」をよろしくお願いいたします。

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2011/08/18

節電の夏 日本の夏

 いやいやいや、いけませんね。相当に更新できていませんでしたね。我ながらダメ男全開です。気を取り直して再出発です。・・・、今後更新できるのかなあ・・・・。

 ところで、大震災から、原発の問題で、節電が呼びかけられているはご承知のことと思います。震災直後のような計画停電が行われないで済んでいることは、実際停電を経験したものにとっては喜ばしい限りです。

 この節電というか、電力需要というか、発電そのものというか、このことに関する私の考えははっきりしています。ずばり総論として、節電しろと言われている現状は「いいこと」だと考えています。

 今まで、電力需要が伸び続けるために、その分発電をより大きくしていくという考え方だったと思います。しかし、過去、石油ショックや最近の地球温暖化の話の中で、「省エネ」がいくら叫ばれても、本格的に電力需要を減らそうということにつながったとは到底思えません。

 それが、今回の場合、原発が動かないわけですから、電力の上限が決まってしまいます。これだけしか電力が使えないから、節電しましょう、という話であって、要するに「強制節電」です。そして、やってみれば、意外にできるじゃないの・・・というのが私の感想です。むろん、実際電力の大口顧客がどれだけ苦労していてるのか全くわかりませんし、その点から言えば我々庶民の節電なんてたいしたものではないかもしれません。しかし、今後の未来の生活を考える上で、非常にいいきっかけになっているのではないかと思えてなりません。

 よく評論家なる方々が、この列島総節電状態に対して、産業の低迷という点から警鐘を鳴らしているのを見かけます。まあ、素人の私が言うのも何ですが、そういう意見は短期的なことであって、長期的な視野から語られていることではないような気がします。

 私が考える未来像ですが、原発に関しては、当然新規の開発は不可能でしょう。個人的にも反対です。いきなり全部を止めることも非現実的だとは思いますが、耐用年数を超えたものは、当然順次廃炉にしていくべきです。そうなると発電が数年単位で?ドンドン落ちるわけですが、その分は需要を見越して、自然エネルギーで徐々に置き換えるか、電力をあまり食わないものを使う、つくる、あるいはそういう生活をしていくということでダメでしょうか。

 産業としては、より省エネの製品を作り出していかねばならないわけですが、それは逆に新たな競争であり、新たに産業を育てることになるのではないでしょうか。気付いたら、他国ではまねもできない商品、技術、ライフスタイルの提案ができあがるかもしれません。それが、長期的にみると決して産業をつぶすことになるわけではない(むしろより競争力を持つ)という私の考えなわけです。

 また、こういう書き方をすると、「節電=我慢とか、昔の生活に戻す」といった方向にとらえられるかもしれません。もちろん、私がやっている節電は、確かに昔帰りでしかないかもしれません。”スーパークールビズ”とか(要するに、ほとんど裸の生活・・・パンツ一丁とか・・・恥ずかし・・・)、クーラーじゃなくて扇風機の多用とか・・・、それは、でも暗くてつらいものかというと、私の場合はそうも思いません。

 上記書きましたが、私のようではなくても、新しいライフスタイルの提案がされればそれもいいでしょう。窓辺にニガウリなどのつるというか葉を這わせるいわゆる「緑のカーテン」なんてその代表ではないでしょうか。夏はヒートアイランドにならない田舎へバカンスをするとか(笑)、それこそ、照り返しのないアスファルトの開発とか、ヒートアイランドをおさない街造りとか、頭の悪い私でもいろいろと想像を巡らすことができます。スーパークールビズのススメとか・・・、こりゃダメか。

 それが、結局、電力を使えばいいということになると、冷房ががんがんに入る部屋に入ればいいということになり、何もアイデアを出すことができなくなりませんか?。人間追い詰められなければ結局弱い方に逃げるわけで、何の解決もできません。

 「電力の上限は○○万キロワット」と頭を抑えられれば、人間切羽詰まってアイデアを出さざるをえません。というか、アイデアを出さなければ、それこそスーパークールビズにするしかないわけです。それでも皆さん、よかですか??。もとい、皆さんそれでもええんかね??(私はギフ県人でした。)。

 というわけで、 私が総理大臣になったら、電力上限法案を作って(笑)、国民の皆様を苦しめたいと思います。正直言うと、決して悪い政策とは思っていませんが。

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2011/07/07

自然とのたわむれ

 ややお疲れ気味の彰の介でございます。忙しいという言葉は嫌いなので使いませんが、少し忙しいです・・。

 先日、その疲れのせいか、頭が、かなりぼけていることに気付いた瞬間がありませす。本屋さんでぶらぶらしていたのですが、ふと一冊の本が目に飛び込んできた時のことです。

これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル

 全く読んではいませんが、何となく聞いたことがある本です。 が・・・、その時は完全に頭がぼけていました。なぜか、この表題を読んで、私の頭によぎったことと言えば、

なんで、外人がソフトバンクのことを語るのだろう??

 まあ、恥ずかしいので、意味がわかってもらえなくても結構です(笑)。あえて、「まさよし」と読むとは、我ながらどうかしていたとしか思えません。

 冗談はさておき、こんな時は、自然とたわむれるのが一番です。過去記事に書いてきたように、自然大好きな、エセ自然派の私ですから、とにかく自然とのたわむれが楽しいわけです。平日は無理ですが、休みの日の朝は、近くの山(全然高くない)に登って、小鳥の声を聞くのが最高に楽しい瞬間になっています。

 そんな私の、最近の自然とのたわむれの話題、いい話題1つと、悪い話題1つを書かせていただきます。

 最初はいい話題から。といっても、別にどうでもいい話ですが。
 「梅の実を収穫せよ」という母からの命令が下り、炎天下、実家の庭の梅採集をした後のこと。ふと地面を見てみると、小さな黒い虫がたくさんいることに気付きました。まあ、見た目は丁度、こどものゴキブリみたいな感じでしょうか。私は本当に久しぶりに見たため、懐かしさがこみ上げてきました。別に珍しくも何でもないんでしょうけど、エンマコオロギの幼虫たちです。

 実家の庭は、人工とはいえ、半自然状態です。しかし最近では、何が原因なのか、虫もあまり見なくなり、そのせいかトカゲなんかも全く見なくなってしまいました。セミの羽化率も極めて低調になり、昔いたニイニイゼミは完全に絶滅。山ほどいたアブラゼミでさえ減少の一途です。
 そんななか、エンマコオロギの幼虫を久しぶりにいっぱい見ることができて、なにかこみ上げるものを感じました。確かに見た目はゴキブリですが(笑)、自然って”ヤワ”じゃないなあということをしみじみ感じました。実家には数週に一度しか帰っていませんが、帰ったら、スズメとコオロギの観察が楽しみでしょうがありません。

 悪い話題はしたくありませんが、してしまいます。
 以前、ツバメの巣の今昔という記事を書いたのですが、ツバメのやってくるこの季節、このブログで非常によく読んでもらえる記事の一つです。

 この記事の中にも書いたのですが、この記事を書いた時期にもまして、最近ツバメの数が減っているのではないかと感じています。そもそも昨年まで来ていた巣に戻ってきていない、さらに子育てをしていても、なかなか育って巣立っていないという現実です。軒先に巣をかけても撤去されてしまうことや、カラスの襲来の多さが、巣立つ率が低い原因の一つであるのは確かですが、そもそも、南に渡り、戻ってくる数が少ないのではないかという気がしてなりません。

 そのあたり、エセ自然派の私には、原因の追及ができないわけですが、あのかわいらしいピーチクパーチクが見られないのは何とも寂しい限りです。こちらは、自然とたわむれることができず、ストレスですね。

 ということで、温暖化やら、放射能やら、自然へのダメージは増すばかりですが、その中でもたくましく生きている自然の生き物たちを楽しみながら見ていきたいと考えている彰の介でした。正義を語ろう、まさよしを語ろう、自然を語ろう・・・??。

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2011/06/04

鳥図鑑・・・?

 最近硬い話題ばかりなので(私ばかりではなく世の中が)、おふざけネタを。
 
 ちょっと前に書いた記事で、私が”野鳥”にはまりつつあることを書いたことがあります。原因は図書館で借りた「鳥図鑑」を見てしまったせいなのですが、その本は1985頃出版の本で、かなり古いものでした。

 そこで、本屋さんへ行くと、ついつい「いい鳥図鑑はないかなあ?」と物色するのが習慣になりました。最近の図鑑は、CDなんかが入っていて、鳴き声が聞けるものなんかもありますが、肝心の中身はあまり充実していないものが多いような気がします。図書館で借りたものよりは、値段は手頃ですが、中身も値段に比例して薄くなってしまっているようです。或は、25年近い歳月で、野鳥の種類が激減してしまったのでしょうか??。

 そんな折も折、とある本屋さんで、いつものように「鳥図鑑」を物色していて、同じ棚にあり手に取ったのが下の図鑑・・・。
 「原色 日本島図鑑」です。

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 どこを読んでも、”鳥”のことが書いてありません・・・。
 ちなみに、2つの本屋さんで、「鳥図鑑」の棚近くに置いてあることを確認しています。本屋さんも「鳥図鑑」とは違うことに気付いていないようです。

 まさか、上記ネタ、何がおかしいのか、まだお気づきでない方いらっしゃらないでしょうね・・・。でも、それを期待している記事なんですけれどね(笑)。

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2011/05/26

人間における楽観論に関する一考察

 考え方の違いと言われればそれまでですが・・・。
 
 人間は実に楽観的な生物だと思います。
 東海地震が起これば、数万人の死者が出ると言われても、自分が死ぬとは思っていないわけで、それは私も同じです。何万人も死ぬと言われても、危険とされている地域から出ていこうとも思わないですし、あまり備えをしようとも思いません。
 今回、東日本大震災・大津波での大被害のニュースをいやと言うほど見せつけられても、その程度です。計画停電があったため、やっとそれに備えたというのが実情です。

 賛否両論、或は、次の私の発言に違和感をもたれる方もおられるかもしれませんが、浜岡原発に関する御前崎市長の発言は、ある意味、実に楽観的でした。浜岡を止めると決定されるかなり前に、テレビ局のインタビューに答えた発言だったと思いますが、福島原発の事故を踏まえ、今後の浜岡原発に対する意見を求められ、

安全に運転を続けてもらうのが一番いい

と答えていました。私は実に楽観的な発言だと思ったのですが、それにもまして、本音中の本音であるとも思いました。地元の経済的な問題を考えれば、このまま運転していてもらった方がいいわけです。それは、そのインタビューでもはっきり発言されていました。その上で、事故の危険性に関してどう考えるかと言えば、「安全に運転してほしい」となるわけです。

 御前崎市長が、「楽観的に」発言していないことはよくわかっているつもりですが・・・、この発言には、経済的理由で運転を続けてもらうしかないという気持ちも入っているのでしょうが、実際に、「事故が起きる」ということを、全く想像できないのではないか・・・とも感じるわけです。
 人間とは不思議なもので、あの福島の惨状をいやと言うほど見せつけられても、数十年間の間には、ほぼ間違いなく大地震が起きると言われていても、つまり、大津波が福島と同じように襲ってきて、浜岡でも全く同じことが起きることが十分考えられても、実際浜岡で事故が起きるとは、なかなか考えられないのでしょう。

 福島の事故も、いろいろな点で人災だと言われていますが、もちろん直接の原因は天災です。しかも想定外の天災、すなわち大津波です。以前の記事でも書きましたが、いかに安全に配慮したとしても、その想定以上のことが起きれば事故は起きます。「安全に運転する」ということが、人災に対しては言えるかもしれませんが(これも限界があります)、天災に対して使うことはかなり厳しいものがあると感じます。しかし、本当に来るのか来ないのか、来たとしても、あんな惨状になるほどひどいことにはならないのではないか、対策さえすれば「安全に運転すること」は十分可能ではないか・・・、そんなふうに漠然と考え、今、すなわち地震がまだ起きていない、今のことしか考えられないのが、人間ということになるのでしょう。

 東海地震が起きても自分は死なないと漠然と考え、備えを怠っている私自身のことは棚に上げて言わせてもらえば、原発に関して、残念ながら第二、第三の福島が起きるという危機感が非常に強くあります。それは、以前から感じていた、原発に対する違和感、すなわち「何かあってからでは取り返しがつかない」代物であるということが、今回の事故で実証されたからに他なりません。
 ついでに言えば、「クリーンエネルギー」という大ウソ、すなわち未来にとんでもない「ノンクリーン廃棄物」を残そうとしている現実に対しても、違和感を隠せません。

 ちなみに、福島第一原発の地元の自治体?だったと思うのですが、地震後、その町の役場?がテレビで映りました。その入り口には大きな看板が立っており、

「原子力、未来の明るいエネルギー」

と掲げられていました(文言間違っていたかもしれません)。自治体としての町自体が、原子力をポジティブにとらえていることが非常によくわかりますが、今となっては皮肉としか言いようがありません。
 こういう自治体の、こういう犠牲の下に、我々の快適な暮らしがあるとするならば、我々は、楽観してさらなる犠牲を強いるのではなく、快適ではない暮らしを分かち合うべきではないか、というのが私の考えです。

 今事故が起きていないから・・・、これからも事故が起きるかどうかわからないから・・・という楽観論。程度問題として、考え方の違いだけなのかもしれませんが、「福島」という事故が起きてしまった以上、程度問題の線引きを変えるのは当然のことだと思いますが。

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«原発事故の大本営発表に関する一考察