無駄論(序章)
思いっきり、いろんなところで無駄論を展開すると宣言してしまったので、やむを得ず(笑)、無駄論を展開する決心をしました。今回は序章です。次回は・・、最終章でおわり~かもしれません。まあ、少しずつ、無駄論というか、私の役に立たない?無駄知識をご披露させていただきます。
私は職業柄医学部にいったんですが、当時は2年までが基礎科目(高校の延長、数学、物理、生物、化学、英語、社会など)、4年までが基礎医学科目(解剖学、生理学、生化学など)、4年目から少しずつ臨床医学というふうでした。
私にとって2年までの基礎科目は天国でした。高校があまりにも受験対策授業ばっかりでしたから、高校のとき疑問に思っても質問できなかったことを、大学の先生にぶちまけました。そんな過程で、実は高校の先生は本当の中身を知らずに教えていたなあということもわかったし、高校の教科書にはいくつか誤ってる部分があるぞ(最低説明不足)ってことに気付き、目からうろこが一枚二枚とめくれました。絶対に正しいことなんてあるの?っていう疑いの目を持つことを始めたきっかけになりましたね。数学では、高校時代から疑問に思っていたことを自力で公式という形で解くことができました(超自慢!)。化学の先生に質問に行ったとき、「君、本当に医者になるの?、基礎科学やった方がいいんじゃない?」っていわれたとき、これはもう、うれしかったですね。
で、私がそんな風に楽しんでいるとき、私の同級生たちはというと・・・。これが多くの同級生達はテストのための最低限の勉強をしてましたね。つまり、医学にとって、数学だ物理だって何にも関係ないんですから、そう無駄なことなんですから、捨てちゃってる同級生が少なからずいましたね。そういう意味では随分私は、無駄学やってたってことになりますね。
しかし、しかしですよ、そんな同級生達もただサボっているだけだったら、卒業するのが目標なだけのどこの大学生とも同じかも知れません。これが、すごいと思ったのは、臨床医学になったら、これがもうその勉強すごいんです。医師国家試験のための勉強になったら、私なんか同級生に全くついていけません。試験対策のプロですよ。試験に出るつぼの書いてある本をそろえ、徹底してそれだけをやって、問題集を繰り返し解く。そうなると受験戦争を戦ってきた同級生達の本領発揮で、大学受験のための塾さえ行かなかった私はもう”参りました”状態でした。これは無駄学のたたりでしょうか。
さてさて、そんななかで我々は医者になってきたわけですが、別に、無駄を省きテスト対策のプロだった私の同級生ドクターたちが、おかしな医者になっているわけではなく、ごく普通のドクターとして働いています。中には優秀なドクターもたくさんいます。やっぱり無駄学なんて何の役にも立ちません。無駄学やってた私は自らをやぶ医者って呼びたくなるほどです。
無駄学の敗北、これで、序章はおわりです。実に意味の無い、結論の無い話にお付き合いいただき本当に無駄でしたね。まあ、意味も無く、結論も無いのが無駄論なんですけどね・・。この続きの無駄論も無駄にお待ちください。
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コメント
彰の介さんのお仕事は、勉強することがありすぎで大変ですが、合理的に勉強してきた方々に比べたら、彰の介さんの方が好感もてますよ。
人生において無駄なことは一つも無いんです。
ジャンルは違いますが、いろんな方と会話をすると、やはり経験豊富な方は魅力があります。
彰の介さんの無駄な勉強と言われるものは、いつか役に立つことでしょう。
今の医療社会、様々な問題点が浮上しっぱなしです。ぜひ、先頭に立って変革してください!
頼みましたよ!ってまだ無駄論って続くんだっけ?最終章へのコメントになってしまいました。
すみません!
投稿: コングBA | 2004/10/04 08:15
コングBA様、コメントありがとうございます。
医療社会の変革ですか・・ぜひ、やりたいですね。
本当は言いたいこといっぱいあるんですよ。
でも怖くていえないし、正直言うと、まず自分の顔洗ってから出直して来いって感じもあるんですけどね。
無駄論も、たぶん、そのうち、書きますよ。いつになるかはわかりませんけど。
期待せずに待っててください。
投稿: 彰の介 | 2004/10/04 23:03