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2004/12/10

民放もただじゃない(NHK問題続編)

 前々回、NHK受診料支払い拒否のことで、受信料のことについて問題提起してみました。私としては、支払い拒否ということがなんか引っかかったわけです。私なりにこの2日間?いろいろ考えてみました。その結果であるところの私の考察を書きたいと思います。いろんなところで何度も言っていますが、免責のためもう一度、「正しいか、間違っているかはわからない」ということを前提とさせていただきます。
 復習しますと、私はこの件で3者を登場させました。一人目がNHK、二人目が支払い拒否者、三人目が支払っている人です。私は三人目であり、NHKへの体質改善を求める以上、支払ったうえで文句を言うという立場だと表明しました。この場合、筋は通りますが、NHKへのインパクトは弱いかも・・・、ということを問題としました。支払い拒否に関しては、極めてNHKに対するお灸効果は高いが、支払っている人に対しての負担の押し付け?払ってる人はばか?ということを問題としました。私もこう問題提起をしながら、何かがおかしい?何かがおかしい?と感じ、考え続けていました。そのおかしいところがやっと少しづつわかってきました。
 気付いたことを述べますと、多くの方が、NHKをはじめとして、電波で流れてくる情報や番組を、基本的にただだと感じていることです。電波には実物感がありません。それにアンテナを立てれば自然に受信できてしまいます。だから、ただだと感じるんですね。ついでに言うと、NHKは受信料を取りますが、民放は取りません。だから、余計にそもそもテレビなんてものはただという概念ができてしまったのでしょう。いや、概念ができたというより、意識もしていなかったといったほうがいいでしょうか。だから、そもそもただのものに、受診料というものを払っていること自体が疑問であったところへ、あの不祥事ですから、支払い拒否が起きたと考えられるのではないでしょうか。つまり、もともと払わなくていいただものに対して払っていたのですから、支払い拒否自体が罪にも問題にもならないという感覚です。この場合の罪というのは厳密な法的な意味での罪をいっているわけではありません。あくまで感覚的なことと考えてもらって結構です。
 実際にはどうでしょう。本当にこれらテレビからの情報や番組というのはただなんでしょうか。これはNHKのことを考えるよりも、民放のことを考えた方がいいかもしれません。民放の受診料はただです。じゃあ、民放の番組制作費は誰が出しているのでしょうか。それはもちろんコマーシャルを出している企業ということになります。じゃあ、企業はボランティアで、社員の給料削って提供しているのでしょうか。それならえらいと思いますが、実際には、商品の売り上げから出してるわけでしょ。ということは、商品の価格には宣伝費が上乗せされて含まれてるってことにはなりませんか。つまり、CMは商品が売れるように宣伝しているだけでなく、「民放の番組づくりのためのカンパ集め」になっているわけです。これは、民放を見ない人でも、テレビを見ない人でも、どんな人でも、何か商品を買ったとき「民放の番組制作費」を払わされてるということになります。もっと言うと、民放だけではありません。新聞はどうでしょう。新聞だって大量の広告があります。そのための費用が宣伝された商品に上乗せされているということは、新聞見ない人でも、いつの間にか新聞の制作費の一部を支払ってることになります。これは言い出したら、ラジオもそうですし、週刊誌のたぐいもそうですし、広告のあるものすべてです。ついでに言うと、このブログというか、ネットもそうでしょう。我々は、経済活動の中で知らない間にメディアに対して制作費を払い、その分安く、必要な情報や知りたい情報を得るための手助けをしていると考えられないでしょうか。(私は経済学の専門ではありませんので、実際間接的にいくら支払われているのかということはわかりません)
 もし、私の考え方に間違いがないとすると、NHKというのは知らない間ではなく、あからさまに受信料と言う形で番組制作費を得ているというだけではないでしょうか。別に特別なものではないでしょう。わけのわからない週刊誌の制作のためのお金も知らないところで取られてるんでから。ということで、要するに私の言いたかったことは、

「NHK、民放含めてテレビの情報や番組は決してただではない。NHKとその他のメディアは集金方法が違うだけで、メディア全体を国民が支えている」
ということです。私が抱いていた違和感はここにあったのです。読売新聞問題を考えてみてください。読売けしからんと思った人が、購読中止をしました。決して、「支払い拒否」ではありません。わかります?。新聞はとったまま、新聞からいろんな情報を得た上で、「金なんか払えるか!」といった人はいなかったでしょう。もし、NHKに対してお灸をすえるつもりであれば、読売のときと同様にNHKに対する不買運動ともいえる「視聴拒否」をすべきです。「支払い拒否」、すなわち、ただではないテレビの情報は得るけど、支払いはしないというのは、本来変な話じゃないですか。これはただの便乗未払いですね。一応、放送法上、NHKが見られる受信機があれば、契約を結ぶってことになってますから、テレビのアンテナ線を抜いて(ただNHKを見ないというだけでは通りません)、堂々と、受信料を払わなければいいわけです。ですから、今後もNHKを含めて、テレビを見るつもりの私は、その対価である受信料を払いつつ、不祥事に対して文句を言わせてもらいますし、今回の不祥事でNHKの存在意義を問題にされている方は視聴拒否運動をされてはいかがでしょう。
 私のこの屁理屈に問題があるとしたら、NHKの公共性を無視していることにあるでしょう。つまり、極めて公共性が高いメディアであり、その不祥事はNHKだけの問題ではなく、国民の問題であるということです。だから、私の屁理屈上は通らないはずの「支払い拒否」をしてまでも、それを正当化してまでも、体質を改善させるべきではないか?という議論です。これは程度問題のような気がしますし、正しいのか間違っているのか私には判断できないという要素がここに含まれているような気がします。ただ、公共性を言うのであれば、支払い拒否でお灸をすえる行為は、公共性とは逆のつぶす方向ですから、矛盾しているような気がしないでもありませんが、よくわかりませんね(逃)。
 長々と書いてしまいましたが、所詮私は、便乗未払いの汚名が嫌なだけなんですけどね。さらっと流してはもらえんでもんでしょうか・・・。もう遅い?。

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コメント

NHK受信料金支払い拒否について。。。

今まで漫然と、あたりまえのように支払ってきたこと自体に腹を立てています。
NHKを見ません、受信しませんという選択はなぜできないのでしょう?

私はNHK番組はよく見ていますが(BSチャンネルまでも!)、テレビを置いてる家庭すべてがNHKの番組を見ていることは無いと思うのです。民放はスポンサーがつぃているから、番組制作が成立するようですが、NHKはスポンサーがついていないから、という理由は成り立たないのでは?
「NHKの番組をどうしても見たいのです」「お金を払いますから、どうしてもNHKの番組を見せてください」という方と契約したらよいのではありませんか?契約制度(水道やガスや電話のように)にするべきですよ。取ったモン勝ちですよね、今のNHKは。

投稿: 祇園 | 2004/12/11 17:41

別の件(NHKとは全く関係ないの)ですが、彰の介さんのご意見をどうしても聞きたいのです。

ここ最近、性犯罪が多発(多く発覚)していますが、実は今年の八月に札幌市内で起きた性犯罪について、私の身近な男性が犯人の一人として逮捕されてしまいました。。。
身近といっても一度も話したことも無い、マンションの隣の部屋の住人だったのですが。。。

この男性は他の二名の男性と共謀して、市内のビール園で知り合った二十代の女性一人を当日共謀者の一人の部屋にお持ち帰りして、女性に、共謀者の中の一人が自分用に用意していた抗不安薬をアルコールに隠し入れてのませて、酩酊したところを輪姦した容疑でした。
北海道の新聞の社会面に大きく二度載りましたが、容疑者(起訴済み)三名の現住所まで紙上に載ったので、隣の住人だっ!とわかったしだいです。。。
日常茶飯事にこんな事件が起きているとは思ってはいませんが、二度も大きく新聞に載ったのは、この容疑者の一人が現役の医師であったことも関係しているのかもしれません。スポーツ選手にスポーツマンらしからぬ、趣味嗜好があり、医療従事者に倫理観が欠如して、教育者にその素質が欠落して、親がその資格を満たしていないとわかるようなニュースがあまりにも多いとおもうのですが、いかがでしょう。

投稿: 祇園 | 2004/12/11 17:57

祇園様、毎度コメントありがとうございます。
一個目のコメントについてですが、私もNHKがどこも悪くないとは思っていません。別の見方をしているだけかもしれません。NHKの受信料について、普通の感情として「取ったモン勝ち」という気がしますが、実は「払わないモン勝ちでは?」というのが私の気持ちなのです。上に書いたように、民放だって、間接的に我々国民が支えているのではないでしょうか。民放は見ないから、新聞は見ないから、店で商品を買うとき安くしろとは言わないでしょう。でも、NHKに対しては直接払っているから損した気分になるんですね。まあ、1つの見方です。NHK見たい人だけ払うというのは、要するにNHK不要論(有料放送化)ですが、そこまで、放送内容が腐っているとは思いません。基本的に不祥事と不要論は別物だと思っています。それはスポンサー企業の顔色ばかり見て番組を制作している、民放のせいかもしれません。そこら辺を、また、ブログにします。たぶん。
 2つ目のコメントについても、またブログにします。要するに、医療関係というような社会的に責任のある人物が、なにやっとるだ!!、どうなっとるだ!!という話ですよね。祇園様の納得いく回答はできそうにありませんが(早くも逃げ)、以前から思っていたことを書きたいと思います。

投稿: 彰の介 | 2004/12/11 21:30

こんばんは!

昨日私が書いたことについて、もしかして誤解をされているのではと思って、いまさらながら、私自身のテンパり気味の、説明不足の、文章力の無さを痛感している次第です。。。

まず一つ目のNHK問題。
私は個人的には、年齢が高くなるごとにNHKの番組が好きになってきています。(これはデパートについてもいえるのですが、西武やPARCOが好きだったウン十年前とは違って、今はナ、ナント三越が好き!)それに加えて、視聴率に左右されないため、低能な視聴者向けの低俗な番組をあえて作らなくても良いというスタンスを守ってこれたということもいえるわけです。彰の介さんも指摘されている点だと考えます。それと、もう一点大きい点ですが、私のヒガミ根性も多分に関係しているかもしれませんが、女子アナのタレント化、商品化、日本語のカミカミ度がNHKはダントツ低く、立派な社員教育を感じざるを得ないからです。特に北海道出身の森田アナは素晴らしい!!
不祥事を起こすのはいつだって、一部の関係者であると思います。(ごくまれに、北海道警察、福岡県警、神奈川県警など何十年も前から市民、道民、県民の信用を失って久しい組織もあることはありますが。。。)私が、はっきり言えることは、今回のNHKの不祥事は単なる起爆剤というか、導火線であるだけであって、まえからNHKに料金を強制的にボッタクラれていることに納得しているわけではないんですよ。私もずーっとNHK料金は銀行口座の引き落としで、解約の手続きもメンドウだからしていないんであって、今回の不祥事が発覚するしないは関係していないんです。
料金支払い拒否を実際している人は、ただの「こじつけ」「いいわけ」「いいいのがれ」をしていると思いますよ、もちろん。これを機に、電話やガスや水道のように、使う人(視る人)が契約して「使わせていただく」というシステムにしたらいかがでしょうか、という提案です。


二つ目の件ですが。。
医療従事者の性犯罪一つを取り上げているのではありません。昨日も書きましたが、スポーツ選手にスポーツマンらしからぬ趣味嗜好があり、医療従事者に倫理観が欠如して、教育者にその素質が欠落して、親に親となるその資格を満たしていないニュースが毎日毎日よくもまあ続くものだ、と言っているのであって、医師一人を火祭りに上げているのではありません。
私の隣の部屋の住人が性犯罪で逮捕されるというショッキングな出来事を知って、決して対岸の火事ではなく、日常で実際に身近に起きている現実に、いまさらながら驚いているわけです。
「あのひとに限って」「うちの子にかぎって」「自分の部下に限って」「自分の同僚が」「婚約者が」「妻が」「夫が」とその人の何を信じて、付き合ってきたのかわからなくなるくらいの関係者の失望、絶望があるだろうと。。。
私自身がよく思うこととして、いつ自分が塀の中に行くかわかりません。
運がよければ塀の外、悪ければ塀の内だと考える昨今です。いつも塀の上を綱渡り状態でヨロヨロ歩いているようです。自分は絶対に悪事を働かない、なんて自信なんかありませんもの。常に楽してオイシイ思いができたらいいなぁ、と考えている人間です。
結論として、みんなで赤信号を渡りましょうなんていうつもりもありませんよ、念のため。

投稿: 祇園 | 2004/12/12 20:18

祇園様、コメントありがとうございます。
ブログの記事としては、私は、料金払う方の立場で書いてきました。NHK側から見ると、所詮、半お役所ですから、お金集まって当たり前、国民は払って当たり前、どう使おうとこっちの勝手っていう感じではあったと思います。そういう意味でご指摘の通り、使わせていただくという気持ちへ変換し、反省していただければいいですけど、根っからのお役所根性の幹部辺りはどうなんでしょうね。番組を作っている現場の人の多くは、こと番組作りにはしっかりやってるんじゃないかなとは思っていますけど。やっぱ問題は幹部かな。
 あと、「楽してオイシイ思いができたらいいなぁ」なんて、誰でも思ってますよ。私ももちろんです。だからといって、現実に悪い事できるかどうかは別問題でしょう。私は、人間の行動はその人の肩書きには関係ないと思っています。医者も社会的な印象とは外れてとんでもないやつがいます。とりあえず私は自分ひとりでいっぱいいっぱいです。楽したいという気持ちとの日々戦いですかね。

投稿: 彰の介 | 2004/12/13 00:45

いつも真面目で、親切なお返事をありがとうございます。

またまた私の舌足らずな表現が一つみつかりましたので、補足させてくださいね。
大きな違いは生じないかもしれませんが、NHKに関することで終盤に「使わせていただく」という言葉ですが、この動詞の主語は「NHK」ではなく、「視聴者」です。。。視聴者が視聴料金を支払って初めて「視させて頂く」「放送を自宅で使わせて頂く」という意味だったのです。
NHKが料金を「使わせていただく」という意味ではありませんでした。。。。

投稿: 祇園 | 2004/12/14 14:53

祇園様、コメントありがとうございます。
またしても、私の読解力不足申し訳ありません。よく考えてみれば、両者ともに、「使わせていただく」という気持ちをもてれば一番よさそうですね。そんな世の中になったらいいのに、結局は自分のことしか主張できないですけどね・・。そうならないようにがんばりましょう。

投稿: 彰の介 | 2004/12/14 18:57

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