振り込め詐欺の報道について
今更ではありますが、オレオレ詐欺改め、「振り込め詐欺」が横行しています。被害総額は数百億円といわれていますが、把握されていないものも合わせればもっとすごい額なのかも知れません。今朝のニュースを見ていたら、この振り込め詐欺の集団が捕まったそうで、家宅捜索で詐欺を成功させるためのマニュアルなるものがが発見されたそうです。そこには、いかに相手をだますかという巧妙な手口が書いてあり、そんな手口にのらないよう、ニュースの中で注意を呼びかけていました。
この振り込め詐欺に引っかからないようにするために最も大事なことは、日頃から心構えをしておくことや、テレビ番組などで紹介される詐欺の手口を熟知しておくことでしょう。・・・・・・・・と言いたいところなのですが、私にはひとつの疑念があります。それは、オレオレ詐欺としてその手口がニュースなどで報道され始めてから、飛躍的に被害額が増えたような気がするのです。何が言いたいかといえば、ニュースや報道番組でその手口が詳細に語られることで、被害者になるかもしれない我々が注意喚起されたことよりも、その手口を真似て犯罪に走るやからのほうが相対的に多かったのではないかと思うのです。「へ~、こんな簡単なことで引っかかる馬鹿がいるんだ。」みたいに、犯罪予備軍への「犯罪のススメ」的効果のほうが高かったとしたら・・・これは相当にやばいと思うのですが・・・。
そして、今日のニュースです。確かに犯罪者集団が逮捕されたことはめでたいことです。そして、振り込め詐欺マニュアルが存在し、その手口を公開することで我々がどう対処すればいいかを考えさせることも必要かもしれません。しかし、あまりに詳細にその中身を公開していたので、我々への参考よりも、現在進行形で詐欺を働いている、あるいは働こうとしているやからへの、「犯罪の巧妙化」への参考資料になったのではないかとハラハラさせられました。これって、久しぶりの私の被害妄想大爆発なんでしょうか?。いや~、被害妄想だったらいいのですが・・・。
その辺り、報道による影響というものを警察なんかで情報分析している部署ってあるんでしょうか。しっかり分析してもらって、場合によっては、部分的に報道を控えるようにしてもらわないとやばいのではないでしょうか。とにもかくにも、報道による情報垂れ流しが、より犯罪を増加させてしまうようなことにならないよう祈るばかりです。
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