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2006/05/01

障害者はVIP?(1)

 私、彰の介、障害者が公共交通機関をどのように利用するのかということを全く知りませんでした。一応、職業はやぶ医者であり、世間的には公的なお仕事のはずで、これぐらいの知識は持っていなければならなかったはずですが、不勉強で何も知りませんでした。今回、初めて体験したのですが、ちょっとびっくりという感じだったので正直な感想を書きたいと思います。

 身内に車椅子が必要なものがおりまして、今回初めて新幹線での長距離移動となりました。
まず、どうやって切符を買ったらいいのか?ご存知ですか?。そもそも車椅子用の席があるのかないのかも知らなかったのですが、とりあえず、大きい時刻表の本で調べてみました。すると、「車椅子御利用の方へ」という説明があり、2日前までに駅へ連絡を、となっています。たまたまこの時刻表を見たのが、利用2日前だったのですが、当日、あるいは駅に直接行った場合は、どうなるのかはよくわかりません。が、ないがしろにされることはないと思います。たぶん‥・。

 そこで、東京駅に早速電話をしてみました。すると、2人用の個室を取るか、3列席の1席座席がないところがあるので、そこに車椅子をセットするかどちらかの方法があるということと、駅に着いてから席まで係りの方が案内してくれるとのことを説明されました。ただ、結局のところ、近くのみどりの窓口で直接、車椅子利用の旨を話して切符を買ってくれとのことで、直接駅に電話をする必要はなかったようです。この時、切符が特殊なため、手配に30分程度時間がかかると言われました。
 
 そんなわけで、近くの駅のみどりの窓口へ行ってみました。「車椅子1人と、連れ3人、何時の新幹線でどこどこまで」と窓口の方に言ったのですが、その瞬間、窓口の方が明らかにあせり始め(笑←笑っちゃいけないか?)、汗を拭き拭き、「しばらく時間を下さい」といって、右往左往しながらどこかへ電話をかけ始めました。結局、十分ほど待たされ、「東京駅と連絡を取るので、手配ができたら連絡します」とのこと。携帯電話の番号を伝えて、一旦その場から離れました。ちなみにこの瞬間、このみどりの窓口は閉鎖されてしまい(つまりこの車椅子席の連絡を取るためだけに窓口が1つ閉鎖されてしまった‥・)、窓口にお待ちの皆様にはひんしゅくものだったと思いますが、私のせいじゃないですよね?。どうも、利用するのはJR東海、窓口がJR東日本と会社が違うために、その連絡に時間がかかるようなのですが、普通の指定席のように、オンラインでパッパとできるものではないことはよくわかりました。

 窓口を後にした直後、早速携帯が鳴り、手配ができたのかと思いきや大間違い。「ところで、車椅子を利用される御本人の名前は?、車椅子の大きさは?」な~んていう基本的な質問でした。「名前は誰々、大きさは普通」なんて答えて電話を切ると、また数分して電話が鳴りました。今度こそ手配完了かと思いきや、「個室はご利用になりますか?、希望の時間の電車で手配できない時はどうしますか?」な~んていうこれまた最初から聞いとけよといいたくなるような質問でした。
 東京駅に電話をしたときは、手配に30分ほどかかるとのことだったのですが、その基本的な質問以後、ぱたりと携帯に連絡が入らなくなり、あれこれ1時間以上後に手配完了の電話がかかってきました。まあ、別に急いでいたわけでもないので問題はありませんが、随分ややこしい手続きがあるのでしょうか。もう少しマニュアル化されるといいと思いますが‥・。
 まあ、この窓口の方は、車椅子利用に関する対応に慣れていないとは感じたのですが、逆に言うと非常に丁重に対応してくれているなあという感じが伝わってきましたし、いやむしろ、障害者に対する対応に間違いがあってはならないという緊張感とあせりとが伝わってきました。

 ところで、窓口で切符をもらうとき、アレ?っと思ったことがありました。2人用の個室と、ほか2人指定席だったわけですが、普通に利用する時の値段のと比べて、いくら位割り増しなのかと思いきや(身体障害者手帳はもっていないので、きっと高くなると思っていた)4人分まとめて1割位安いんですね。割引の規定がどうなっているのか知らないのですが、付き添いの分まで含めて割り引かれています。これだったら、必要もないのに車椅子にのって、割り引き狙ってるやからもいるんじゃないのかと心配してしまいましたが、そんな悪いこと考えるのは私くらいでしょうか‥・(笑)。車椅子を利用っていうだけで、割り引かれるというところに、なんとなく疑問を感じましたが、まあ、お徳になるのに文句を言う必要はないですかね。

 まあ、そんなことで切符を買うまでの話をさせていただき、実際の道中の話はまた次回にします。値段のこともそうですし、駅員さんのあせりもそうですし、障害者に対する考え方になんとなく違和感を感じました。その後の駅での対応で、その違和感が大いなる疑問へと変わりました。そう、障害者に対する対応が悪いということは決してなく、むしろ過剰ではないかという疑問です。正に「障害者はVIPなのか?」と感じてしまったのです‥・。

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コメント

あなたは精神科医でない事を信じたいのですが、あまりにも医師として短絡的過ぎます。

まず、真の障害者が、あなたの記事を読んで、どう感じるか想像できますか?

まぁ、それほど強い感情は持たない(諦めている、失望している、日常茶飯事だから)でしょうが、真の障害者に何か「非」はありますか?

あなたの体験は、いかにバリアフリーが進んでいないかと言う事、現状なのです。

もし、世の中の障害者と健常者の比率が反対だったら…
想像してみてください。

障害者にとっては、健常者の存在自体が「障害=邪魔な壁」なのです。
(障害者が邪魔者という意味ではもちろんありません。)
しかし、現実は、健常者は何気なく過ごしていて、障害者が邪魔とちょっとでも感じた事はありませんか?
もし、正直に「ある」と感じられた方は、是非、今から考え、気配り、配慮を忘れないでください。

最後に、たとえ私の解釈が誤解であっても、そう感じる人もいる文章になっていると謙虚に捕らえてください。
医師として恥ずかしいと感じてください。

投稿: メリッサ | 2006/05/01 10:50

メリッサ様、早速のご批判ありがとうございます。
 表題は確かに問題があたったかもしれませんし、最後の部分で想像をかきたててしまったかもしれません。それは確かに反省させていただきます。
 ただ、上記では、駅員の対応が悪かったことと、切符が安かったことしかまだ書いていません。私が本当に言いたいことはまだ何も書いていない状況ですし、私自身が障害者を持つ家族なわけで、自分の家族を邪魔扱いしている??わけありませんし、快適に過ごせたことを悪いとは思っていません。ましてや、障害者の待遇に怒っているわけありません。
 バリヤフリーという言葉がありましたが、この言葉こそ私が言いたいことそのものです。バリヤフリー化するのは何のためか?といえば、私が不謹慎にもVIPと言う言葉を使ったように、こんなVIPのような扱いを受けず、健常者と同様の生活を送るためのものではないでしょうか。
 そのあたりを書こうと思っていましたが、ご批判あれば、体験談と言い訳だけ次回エントリーにさせていただきます。

投稿: 彰の介 | 2006/05/01 12:48

早速のご返答、ありがとうございました。
あなたのお気持ちは理解できました。
文章は難しいですよね?
論文等書かれる事は多いですよね?

私の意見の結論を言うと、JRを批判すべきなのに、標的が障害者と読み取れるので、コメントさせていただきました。

あなたの本意を是非世間にアピールしていただきたいと思います。
期待しています。

不愉快な気持ちを受けられたでしょうから、その点はお詫びいたします。

投稿: メリッサ | 2006/05/01 21:12

メリッサ様、コメントありがとうございます。
 標的が障害者でないことは確かです。
 しかし、メリッサ様の期待にこたえるような発言ができるかどうかはわかりません。或いはまたご批判される内容かもしれません。自信はありませんが、屁理屈屋の私っぽい意見発信をしたいと思っています。

投稿: 彰の介 | 2006/05/01 22:17

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