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2006/06/16

禁止より公開はどう?

 日銀の福井総裁が、その役職にもかかわらず、村上ファンドに投資し、微妙な時期に解約を申し出ていたことが、国会で問題になっています(<福井日銀総裁>運用益など明確に答えず、反発も 参院)。いつもながら、さわりだけ抜粋しますと、

村上ファンドに1000万円を投資していた問題で15日、参院予算委員会に参考人として出席した日銀の福井俊彦総裁は「なぜ今年2月に解約したのか」「運用益がどうしてわからないのか」などの疑問に対して明確に答えず、13日の参院財政金融委の説明をほぼ繰り返す内容にとどまった。委員からは「答弁に誠実さが感じられない」と批判の声も出た。
いわゆる、インサイダー取引が世間を騒がせたばかりですが、日銀総裁という立場は、究極の経済情報が集中であろうことは想像に難くないわけで、金融関連の取引そのものがインサイダーじゃないかなんていう批判もあるようです。朝のニュースでも、「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」と強調している解説員がいました。まあ、正直、まともに質問に答えようとしない日銀総裁の姿は、見苦しい限りですね。

 しかし、インサイダー取引なんていうものは、極めて曖昧な概念だということをつくづく感じます。今回のような日銀関係者はもちろん、大臣やら、国会議員やら、官僚の皆さんなど、相当に厳しく金融関連の取引を制限しないと、ほとんどインサイダーでしょう。儲けた当人が、情報に深く関わっているとは限りません。財務大臣が、インサイダー情報を、独り言でぶつぶつしゃべり(笑)、たまたま聞いていた、別の大臣が大もうけするなんてこともありえます。でもこれ、独り言ですから、インサイダー取引として逮捕するには証拠がないという話になるかもしれませんね。まあ正直、汚く儲けている人間は、山ほどいるんでしょうね。

 そこで、私が提案したいのは、主に政治にたずさわる「エライ人」たちに対する、株等の投資の取引の禁止・・・、ではなくて、エライ人の株の取引やら投資情報をリアルタイムに公開、報告することを義務づけて、ガラス張りにするというのはどうでしょうか。いかなる理由があっても、インサイダー取引としての罪は問わない(インサイダー情報を元にどんどん取引していい)、その代わり、投資情報を公開していないことが発覚すれば、資金没収等の罰を受けるっていう感じです。たとえ日銀総裁であっても、1000万でも2000万でも村上ファンドに投資すればいいですし、村上氏が逮捕されるかもしれないというインサイダー情報をつかめば、ファンドから手を引けばいいのです。ただし、ファンドから手を引いたことをリアルタイムに全国へ報告しなくてはならないという寸法です。そうすれば、日銀総裁が村上ファンドから手を引いたぞというのが日本中に広がりますから、なんかあるぞといううわさとなり、インサイダー情報が国民に共有され、その時点でインサイダー情報ではなくなります。

 要するに、情報公開すれば、立場のある人間が、投資なんて、軽々しくできなくなるということです。経済産業大臣が、ある企業の株を買った、なんていうリアルタイム情報が流れれば、当然株は上昇するでしょうし、その株を売ったなんてことになれば、なにかあるぞと大暴落することになるでしょう。責任ある立場の人間が、そんな無責任な取引をすることはできません。倫理上、道義上禁止すべきなんてことを言っていると、倫理や同義を知らない議員や官僚は山ほどいますから(笑)、今回のようなスモモの木の下で冠をなおすような行為が、後を絶たないでしょうし、インサイダーとバレずに、大儲けしているやからも山ほどいるでしょう。そういった人間を絶滅させるためにも、投資等取引の公開、ぜひやってもらいたいですね。

 な~んて、久しぶりに、実現不可能な妄想を考えてみました。お国のために働いていると思っていた人たちが、自分のために情報を操作していてはお話になりません。福井総裁には、ちゃんとけじめをつけてもらいたいものです。

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