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2006/06/19

自虐的W杯サッカー観戦

 うむむ、ワールドカップサッカー、日本代表はクロアチアと引き分けでしたね。これで、日本が決勝トーナメントに進めるかどうかは、かなり微妙になってきました。世間に、にわかサッカー解説者が激増していろいろと解説されていますが(笑)、被害妄想系の私は、私らしく自虐的に解説させていただきましょうか(大笑、私リフティングさえままなりませんが・・)。

 昨日のクロアチア戦、私は、とても90分の観戦には心臓が耐えられない(気が小さいので、笑)と考え、試合開始後、家を出てコンビニに買い物へ出かけました(笑)。コンビニに行く途中、日本サッカーミュージアムの前を通りがかりました(私は現在サッカーミュージアム近くに住んでいます、もうすぐ引っ越しますが・・)。一応、サッカーの聖地?だけに、騒いでいる人がいるのかと思いきや、真っ暗で誰もいません。建物の上階の一部に明かりがついていただけでしたので、誰か残業でもしているのかと漠然と考えていたその時、突然その明かりの中から「ワー、やった!!」という歓声と拍手が沸き起こりました。この時間の、サッカーミュージアムからの歓声だけに、日本のゴールとしか考えられません。私もニコニコしながらコンビニでビールとつまみを買い(一応禁酒中??)、喜び勇んで家に帰り、サッカー中継を再び見はじめましたが・・・。テレビに表示されているスコアーは「0-0」?、あれ?、さっきの歓声はなんだったの?ってことになってしまいました。

 その後、あの歓声がGK川口のPKファインセーブと判明したのですが(たぶん)、それはそれですばらしいものの、点を取ったと信じ込んでいた私にとっては、余計にがっかりでした。その後は、酔いもあって、何とか心臓は観戦に耐えてくれましたが、残念ながらのスコアーレスドロー、日本は窮地に立ちました。

 それでは、自虐的な私の意見を。そもそも、W杯前、「クロアチア、オーストラリアには十分勝てる」という解説しかテレビでは見ませんでした。私はFIFAランキングは上位であっても、相当によく目に見て互角、体格差を考えるとかなり厳しいのではないかという考え方でした。解説者、評論家の中で、日本は厳しいということを言った人を私はもちろん聞いていませんが、唯一、それらしいことを言ったのが、スポーツジャーナリストの二宮清純氏でした。あるテレビ番組で、日本は勝てますかという質問に彼は、

今、日本で、(日本が)負けると言えるような人はいない
という主旨の発言をされました。その場は笑いでごまかされましたが、私はおそらく彼がそんな簡単に決勝トーナメントにはいけないと感じていたのではないかと解釈しました(もちろん本音はわかりませんが)。まあもちろん、試合の前から、負ける負けると言えるはずありません。勝てるかな?って言っただけでも「勝つに決まってるでしょ!」って松木安太郎に怒られますし・・。日本人として、日本代表にがんばってほしいと思っている時に、たぶん負けるなんて言うことはまさに、非国民ということになりますか(笑)。まあ、屁理屈屋の私としては、お調子論的な楽観論には対しては、ずーっと物が言いたかっただけなんですけどね(ご勘弁を)。

 そんなことで、ブラジル戦と決勝トーナメント進出への展望を考えてみました。非国民といわれないように、決勝トーナメント進出を前提として考えてみると、その心は、ずばり「他力本願で何が悪い!」ってとこでしょうか。お昼の番組によると、オーストラリアチームに賭博疑惑が上がってるそうで、失格の可能性もあるとかないとか。もし失格なら、ブラジルに引き分けでも、もしかしたら決勝に進めるかもしれません。失格はないとすると、とにかくブラジルに手を抜いてもらうしかありません。日本戦は主力選手を出さないという話もありますが、はっきり言ってそれでは手を抜いたことにはならないでしょう。2点差3点差つけて勝つとなると、これは大変です。裏で大金積むしか方法はない?かもしれません。そう考えると、このオーストラリアの賭博疑惑に全てをかけるしかありませんね。これを他力本願というのかどうかはよくわかりませんが、事件に発展するよう、とにかくお祈りしましょうか。

 考えてみれば、野球のW杯の日本の決勝トーナメント出場も、他力本願以外の何物でもありませんでした。ついでに言うと、予選で2回も負けている韓国に、トーナメントで勝って決勝進出というおまけ付でした。ウンも実力のうちですから、他力本願も実力のうちです、たぶん・・。

 自虐的といえば、私が本当にうれいているのは、4年後のW杯です。現在のメンバーのほとんどが30歳ちょい手前位で、次回のW杯に出場する選手は少ないでしょう。トルシエ前監督の評価は分かれるところですが、現在のジーコジャパンが、このトルシエの産物をそのまま引き継いでいることは間違いありません。次回のW杯の主力メンバーへの世代交代がうまくいくかどうかが今後の鍵ですが、なかなか厳しいかもと私は考えています。
 次期監督についても、誰になるかわかりませんが、いっそのこと、日本人のプライドを捨てて、宿敵ヒディングでもつれてきてはいかがでしょう。個人的には、グランパスを応援してきたこともあって、ベンゲルがいいのですが、とにかく、世代交代、選手の育成を上手にできる人でないとダメでしょうね。

 そんなことで、サッカーは本職じゃないので、このあたりで引っ込ませていただきます。ジーコジャパン:ブラジル戦で「サプライズ」を起こせ!にTBさせていただきました。

追加記事:早速コメントいただきましたが、ヒディングは次期ロシア監督だそうで・・・。じゃあ、ロシアの次ということで・・・、とも思いましたが、どうせ日本には来ないか。宿敵ですからね。
 
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コメント

残念ですが、ヒディングは次期ロシア代表監督に決まっているそうです。

投稿: ur | 2006/06/19 18:23

ur様、早速のコメントありがとうございました。しかし、ワールドカップやってる最中にもう次の就職先が決まってるとは思ってもいませんでした。
 本文中に追加記事を書かせていただきました。宿敵は宿敵のままでいいか・・・。

投稿: 彰の介 | 2006/06/19 20:10

グランパスを応援してらっしゃるのなら、ひょっと
したら覚えておられるかもしれませんが、グランパスは
ベンゲルに監督を要請する前、ヒディンクに打診
してるんですよね。

94年の10月か11月ごろでしたか、中日新聞のスポー
ツ面に記事が掲載されていたことを私は今でも覚えて
います。

ちょうどJリーグブームのさなかにあってグランパスは
成績が低迷していたから、なおさら印象に残ってる
のかもしれませんね。

ベンゲルはグランパス監督時代から「私は代表監督に
興味は無い。時代はクラブ・フットボールである」と
代表監督の要請を断っていました。

仮にヒディンクがグランパス監督に就任していたら、
グランパスも、日本代表も、もっと違ったカタチで
進展していったんだろうなと思います。

投稿: こりじょん | 2006/06/27 02:18

こりじょん様、コメントありがとうございます。
こういうエントリーして言うのもなんですが、どちらかというと、グランパスよりドラゴンズ派でして(笑)、ヒディングに要請していたなんて、全く知りませんでした。おっしゃるとおり、ヒディングが日本に関わっていたら、いろいろと変わっていたでしょうね。最近もグランパスはぱっとしない印象ですし、もう一度ベンゲルに来てもらいましょうか。

投稿: 彰の介 | 2006/06/27 08:31

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