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2006/09/06

やっぱりわからん?責任論

 ほりえもんの裁判が始まりました。注目の裁判とはいえ、ほりえもんの格好がどうだとか、表情がどうだ、視線がどうだとやってる報道の姿は相変わらずで、はっきり言って、テレビでほりえもんの裁判のニュースが始まると、チャンネルを変えてしまう私です。
 それはともかく、この裁判のどうもよくわからないところは、その争点にあります。粉飾決算だなんだというその部分に、ほりえもんがどの程度関わっていたかというのが争点だそうで、何でそんなところが争点になるのだろう?と不思議に思っているのが、理解力のない私、彰の介なのです。

 私は当然(決算のことで言えば)「粉飾決算が行われたかどうか」が問題だと考えています。決算の仕方にはいろいろからくりがあるのでしょうから、その決算の仕方が法的にダメというのであれば、ほりえもんは有罪、法の範囲内というのであれば、ほりえもんは無罪というのがごく普通の流れではないのでしょうか。これ違いますか?。

 ところが報道を見ていると、「ほりえもんがどの程度関わったか」というのが争点だそうです。しかしそんなもの関わろうが関わらなかっただろうが、ほりえもんはライブドアの社長だったわけですから、そんなこと争点になりようもありません。社長が決算のことに責任を持たない???とうことはありえないからです。関わってないから無罪なんてことになったら、この世に責任論なんてものは存在しないことになってしまいませんか?。程度問題ではありますが、こと決算に関して社長が責任を逃れるなんてことは、あってはならないと考えますね。責任論については、以前でもやっぱり、責任は現場が取らされるというエントリーをしていました。責任者は責任を果さない方が責任をとらなくて済むという話ですが、やっぱり私にとっては納得いかない話です。

 私は要するにこの裁判の論点がずれていると感じているわけですが、一体どうしてずれてしまったのでしょうか。これが検察側の誘導だとすれば、粉飾があったことを前提にしてしまっている点ですでに一歩リードというところでしょうか。また、これが弁護側の誘導だとすれば、論点をずらして粉飾のことを棚に上げてしまっている点で、見事な戦略ということになるでしょうか。どっちもどっちでそんなこと考えてもいなかったとすれば、この責任論無き裁判に何の意味もないと考えているのが、私、彰の介なのです。

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コメント

刑事と民事では違うのではないですか?
無罪でも、損害賠償の責任者にはなるような気がします。

投稿: ひろ | 2006/09/09 03:06

ひろ様、コメントありがとうございます。
民事での損害賠償の問題があるので、刑事で必死なっているといううわさはありますね。いずれにしても、責任についての私の考えは偏ってますかね?

投稿: 彰の介 | 2006/09/12 17:59

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