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2007/02/17

中村ノリ騒動は何だったのか?

 中村紀洋選手が中日入りの運びのようです。はっきり言って、オリックスとの交渉決裂、自由契約、その後のオファーなし、中日への育成選手での獲得?という流れは一体なんだったのでしょうか?。なんとなく裏がありそうななさそうな、実に気持ち悪い気分ですが、我中日ドラゴンズに入る運びとなった以上は、活躍してもらわないと困ります。今のところ怪我は問題なく、中日の入団テストでもいい動きをみせているようですから、決まってみれば随分いい拾い物をしたような気がしてなりませんが・・・。

 まずは、オリックスとの交渉決裂がよくわかりません。しかも、代理人が交渉していたはずなのに、なんで話をまとめられなかったのでしょうか。年俸の下げ幅は決められていますし、今はやりの出来高をつければ、減額はあったにせよ、そうそう決裂するような話ではなかったように思います。最低1億前後の契約は取れたでしょう。
 まあ、オリックスで話が決裂しても、トレードができるとか、自由契約となれば他球団が好条件で契約してくれるとたかをくくっていた可能性は十分にありますか。それにしても、彼の代理人は、本当にプロの代理人だったのでしょうか・・・??。

 さらによくわからないのが、彼が自由契約となったとき、まるで、”ババ”のような扱いを受けたことです。確かに、5億とも言われる好条件を蹴ってメジャーに行ってしまったり、ダメだったらさっさと帰ってきたり、そして今回のような、ダダをこねるような態度をとったり、ちょっとワガママなイメージはあるかもしれません。また、怪我が治ったとしても、以前ほどの活躍が見込めない、お荷物になりかねないと判断されたということもあるでしょう。しかし、それにしても、随分安く契約することができるような状況になっても、どの球団も手を差し伸べようとしなかったあの状態は一体なんだったのでしょうか。
 それこそ、中日にはいらなかったかもしれませんが、選手層の薄い球団はたくさんありそうです。数千万の条件で、ビッグネームを獲得できるとすれば、決して高い買い物とは思えませんから、球界全体が彼に対して無視をしたことには、何か裏を感じてしまいます。
 
 昔と比べて、べらぼうに年俸が上昇している現在、逆に、活躍できなかった選手の大減俸というニュースも増えてきています。しかも、規定されている下げ幅以上の減俸を飲まされているケースが多いように思います。そんな規定以上の減俸を飲まない選手が出てこないように、彼が見せしめに使われた??な~んて、いう気がしなくもありません。球界が口裏合わせてやったことでないことを祈るばかりですが、それにしても、400万で契約できるのなら、正直”ババ”扱いにしすぎて、「しまった!!」と思っている球団もあるのではないでしょうか。

 ちなみに、中日ファンの私は、過去このブログの中で、落合監督を高評価してきました。そして、大体、私が考えていることを、落合監督がやってくれるので(大笑)、おそらく中村ノリ選手への考え方も同じだと思います(本当?)。はっきり言いましょう、何がどう転んでも、彼がレギュラーを張ることは決してありえません。要するに、使い道は、代打です。彼がスタメンで出るとしたら、森野や立浪、ウッズ、そして、新興の若手選手らが同時に怪我をして出られなくなった時のみで、基本的にはありえないでしょう(怪我人続出時の途中交代はあるかもしれませんが)。中村ノリを取ったことで、森野や立浪が複雑な心境などと新聞に書かれていますが(中日がとったことへのあてつけ?っぽい印象ですが)、彼らどころか、その下から這い上がろうとしている若手選手のほうが、中日にとっては大事であり、その芽を摘むようなことを落合監督がするはずないのです。この予言が外れたら、落合監督無能論をこのブログで大々的に書きたいと思いますが、その前にこの記事が抹殺されてるかもしれません・・。

 とにもかくにも、中村選手には怪我や不調を克服してもらい、全盛期の力を取り戻し、一軍への切符をつかんでもらいたいと願うばかりです。口よりも結果が全てのプロの世界ですから、ナゴヤドームでホームランをかっ飛ばす姿を何度も見たいものです。

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コメント

 中村選手がへそを曲げてしまったのは、一番に清原選手との扱いの差にあったと私は思っています。
 清原選手は、成績度外視で現状維持となっています。
 中村選手は自ら中村ブランドと称するくらい、プライドの高い選手です。
 自らの大幅減俸に我慢がならなかったのでしょう。

 球団とすれば、メジャ-挑戦から傷心帰国した彼を2億円という好条件で遇し、成績の振るわなかった彼との
交渉の中で、彼の態度をわがままと受け取った。
 大勢の野球ファンの間でも,彼が「お金ではない」
と言いながら、わがままを通してきた事に対しての
いきどおりを感じている人たちが大勢います。
 各球団にとっても、彼のイメ-ジの悪さ、彼が
チ-ムに入った場合のバランスなど考えたんじゃないでしょうか。
 過去数年は、低打率、低本塁打でした。
 果たして、真剣勝負の場でどれ位打つ事が出来るか、
見ものではありますね。

投稿: 鳴門舟 | 2007/02/18 04:00

 鳴門舟様、コメントありがとうございます。
清原との差ですか。その清原は早速怪我で戦線離脱らしいですから、どうなんでしょうね。プロ野球選手なんて、ワガママな人いっぱいいると思うんですが、ノリさんが特に際立っていたんでしょうかね。
 とにかく結果ですね。どんな結果を残すのか。それが全てですね。

投稿: 彰の介 | 2007/02/18 15:01

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受信: 2007/02/18 10:52

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