文武両道は不可能か?
最近殺人事件が多すぎて、どの事件がどうなってなんだったか、全く記憶に残りません。しかも親族殺人すら当たり前になってしまいました。先日も孫が祖父を殺害したなんていうニュースを見ましたが(現在孫が逃げて、逮捕状が出た)恐ろしいものです。
この事件の原因は、ワイドショーによれば、祖父から学業のためにスポーツ(部活)をやめろと言われていることに、孫が腹を立てていたとかいないとか・・・。真偽の程はわかりませんし、具体的なことはわかりませんが、まあ、一般論として親や親族から「部活なんかやめて勉強しなさい!」と言われることはよくある話かもしれません。
それが、殺人の原因になること事態は全く理解できませんが、「とにかく勉強だけしていなさい」という親の理論は、私にとってはいい理論とは思えません。それは、まだ子を持っていないから理解ができないのかもしれませんが、私個人としては、子を持った時に、絶対そういう思想は持つまいと誓っている理論ともいえます。実際子供を持ったら、ころっと宗旨がえするかもしれませんが・・・(笑)。
その根拠は、私の父が私に語った言葉に納得しているからです。それは、
「スポーツしていたから、何か部活をやっていたから勉強ができなかったと言う人間は、部活をやめたって勉強できない」という言葉です。これは、言い訳する子供の方をたしなめる言葉ではありますが、立場が逆になっても真なりと言うのが私の考えです。つまり、部活を親の理論でやめさせたからと言って、学業が劇的に伸びるのか?、あるいは、部活をやめさせて勉強だけした中高校時代に意味があるのか?ということを、私は疑問に思っているのです。
正しい、間違っている、ということでは計ることができない話だとは思いますが、皆様のお考えはいかがなものでしょうか。
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コメント
今晩は。以前文武両道と似たことで「健全な肉体にこそ健全なる精神は宿れかし」というクーベルタン男爵の言葉を曲解して、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と180度逆のことを言っている体育会系の人間が多いことを記事にしたことがあります。
章の介さんが書かれているように「不可能か?」となると、文武両道をこなせて精神も肉体も鍛えることの出来る人間というのはほんの一部だと思います。
逆に一つのことばかりさせていても歪んだ人間になると思うので、我が家では子ども達の自主性を尊重して遊ぶ時と勉強する時とのメリハリを付けさせるようにしています。
投稿: アッテンボロー | 2007/08/23 01:47
アッテンボロー様、コメントありがとうございます。
おっしゃるように文武ともに一流と言うのはなかなか無理なんでしょうね。一芸に秀でることを私は否定しませんので、勉強で秀でればそれはそれでいいのでしょう。ただ、みんながみんな武をやめれば文が伸びるわけではありませんから、文のみに価値観がおかれる風潮には疑問を感じますね。要するに私は「無駄論派」ということで・・・。
投稿: 彰の介 | 2007/08/23 14:57