学力低下と理科離れ
ゆとり教育が行われてから、学生の学力低下を指摘する声が高まっています。OECD内での学力順位の低下もあるようですし、小中学生の理科離れも進んでいるようです(理科苦手…小中生50%が質量保存の法則わからず)。
私は以前から、教育に関しては「無駄論」を展開しておりました。そのきっかけの記事、天動説で、いいんじゃない?、無駄な知識は無駄なのか?、天動説論争(続編)等を参照いただければと思います。我ながら、なかなか気合の入った記事を書いておりました(笑)。世界史不履修問題で、無駄論を叫んだこともありました(無駄論を高らかに叫ぶ)。
この学力低下に対して、玄人素人それぞれに、いろいろな意見が飛び交っていますが、残念ながら、この無駄論的発想の意見発信は無いようにも思います。結局のところ、「ゆとり」の敗北であり、また「詰め込み」を行うしかないという発想でしかありません。つまり、学力が、テストや受験戦争で鍛えられていくという構図は全く変わっていないわけです。つまり、理想論的に「ものを考える、考えさせる授業を」などと言っている方もいるようですが、目的が受験であれば、考えようともしない無駄な暇つぶしになるだけではないでしょうか。
私は職業柄やぶ医者をやっていますが、もし私が医者にならなかったら・・・なんて考えもしなかったのですが、最近それに気付いてきました。コウノトリやトキの野生復帰の仕事、あるいは、絶滅危惧種の保護の仕事だろうなと思っています。このコウノトリやトキの話題になると、やたらと興奮するのを自分自身、非常に強く感じるからです(笑、コウノトリの郷と彰の介の愚)。はっきり言って、医者を辞めて佐渡にでも行こうかと思うくらいですが(嘘)、まあ、別にやめなくて佐渡に行ってもいいか・・・。
しかし、理科無関心世代が多くなると、こんな自然復帰の話は、全く関心が無いか、あるいは薄っぺらな自然保護思想がはびこる結果になるのでしょうね。受験勉強をいくらやっても、そのあたりの構図は変わらないことは先に述べたとおりです。
そんなことを考えると、なんとなく、この教育問題に関して、国が舵を切り直そうとしている方向は、あさっての方向のような気がしてなりませんが・・・。
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