木陰の警察に意味はあるのか?
朝、私の通勤途中(私は歩き通勤)の信号のある、まあまあ大きな道路の交差点を過ぎたあたりの木陰に、警察の皆様が隠れています(笑)。おそらくシートベルト着用の有無などの取締りをするために、交差点からは見えにくい木陰に隠れていると思われるのですが、毎朝その様子を見るたびに、意味無いなあと感じています。
私が今住んでいるところはちょっとした田舎で、私の言う道路の交差点に関して言えば、北に抜ける道が、交差点を過ぎたところで曲がりながら細くなります。この曲がっているところがミソで、左手にちょうど木が何本か生えているために、ちょっとした死角になっているのです。ここに交番があるのですが、交差点からは50m程度にもかかわらず、この交番は全く見えません。そして、ここに、くもの巣を張るように警察が目を光らせているわけです。
冒頭にも書いたように、私はこの「隠れて取り締まる」ということに何の意味があるのか、全く理解できません。実はこの交差点、90°に交わっておらず、さらに南東の角が小高い岡の端に当たる関係で、非常に見通しが悪く、自動車が歩行者無視(あるいは気付かず)で右折、左折することがよくあります。また、正直言うと、田舎にありがちな信号無視の類も少なからずあるので、歩行者である私は、場合によって命がけの道路横断になるのです(やや大げさですが・・・)。
それを考えると、もし、警察の取り締まりの理由が、「交通事故の予防」にあるとしたら、当然、この交差点に立って交通整理をしてもらいたいのです。交差点に警察が立ったからといって、シートベルトの取締りができないわけではありません。交差点に立つ警察を見て、あわててシートベルトをしたり、携帯電話の通話をやめるドライバーもいるのでしょうが、それはそれで、十分抑止効果が出ているわけですから、十分目的にかなっています。ついでに我々歩行者も安全に道が渡れるので、その効果たるや木陰に隠れる取締りの何十倍にもなるでしょう。
飲酒運転の取り締まりも、抜き打ち的に行う位なら、居酒屋等の飲食店の駐車場の前で、「お酒飲んでいませんよね?」と声かけしつつ、啓蒙した方がいいのではないかと思いますが、そういうことはあまり行われていませんね。本当か嘘か知りませんが、俗に、「警察には罰金のノルマがある」と揶揄され、その取締りに意地の悪さを感じることが多々ありますが、真の目的が何なのかをはっきりさせ、その目的に沿った方法を取ってもらいたいものです。
おっと、真の目的が「交通事故の予防」ではなく、「罰金徴収」だから、木陰に隠れるのか・・・・、ここまで書いてやっと気付いた・・・(笑)。
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コメント
まったく同感です。
私も同じ疑問をもっていました。
それで以前に一時不停止の取り締まりで検挙された際に直接取り締まった警察官に質問してみました。(私は止まった記憶があったが完全にぴったり止まっていなかったという微妙な判定での検挙でひと悶着後なので少々私の気も立っていたので)
私「なんで隠れて取り締まるんですか?」
警「あんたみたいに交通ルール守らない人がいるからだ」
私「警察が取り締まりしているのが見えていたほうが違反者は減るのでは?やっぱ点数稼ぎですか?」
警「・・・誤解のないよう言っとくが、ノルマとか点数とか存在しないからな」
存在しないとその警察官は言い切ってました。
本当かどうか判らないですけどね。
こちらの記事を読んでこのやりとりを思い出したので投稿させていただきました。
通りすがりに失礼しました。
投稿: 通りすがる人 | 2008/01/11 19:07
通りすがり様、コメントありがとうございます。
あらら、やられましたか。一旦停止の取り締まりも、見えないところに隠れてやってるんですよね。スピード違反は50kmから40kmに制限速度がちょうど変わるところとか・・・。本当に意地汚いですね(笑)。
断言しますが、交通ルールを守ってほしければ、見えるところに警察がドカンと立っていた方が絶対いいですよね。
投稿: 彰の介 | 2008/01/11 21:36