« 新・救急外来の裏側 | トップページ | 木陰の警察に意味はあるのか? »

2008/01/04

高齢者は「お餅禁止」を

 新年明けましておめでとうございます。
 本年もやぶ医者の屁理屈、遠吠え、嫌味、わがまま、しょうも無い話など、要するにどうでもいい記事にお付き合いください。

 ところで、正月(元日)を久しぶりに(約10年ぶり)実家で過ごし、雑煮を食べた私が、新年早々こういう話題もなんなのですが、今年もまたこんな記事が新年の風物詩かのように載っています( <餅の事故>のどに詰まらせ都内などで5人死亡)。

東京都内などで1日から2日にかけて、お年寄りらが餅をのどに詰まらせる事故が相次いだ。都内では59~92歳の男女計13人が病院に運ばれ、2人が死亡した。 東京消防庁は「お茶や汁物と一緒に食べたり、小さく切って食べるようにしてほしい」と注意を呼びかけている。
 新年の病院の当直をやっていると、一人や二人は「もち誤飲」の患者が運ばれるもので、全国で調べたら、一体何件の事故があるのか見当もつきません。

 「餅が食べられないくらいなら死んだ方がいい」と言われるかもしれませんが、正直、この誤飲の事故の多さを考えると、高齢者のお餅は正直禁止してもいいくらいではないかと感じているのは私だけでしょうか。一般の方まではともかく、脳梗塞などをわずらい飲み込みの悪い方、障害などがあって施設におられる方などは、考慮してもいいのではないかと感じています。特に老人保健施設などでは、スタッフの数と、入所している方の数に開きがあるわけですから、目が届かない事態が起きることも多いと思われます。それを考えると、せめて、老健などの施設では、禁止すべきと考えますが・・・。

 まあ、正月ぐらいは、正月らしくというのもわかるのですが、餅の誤飲は最初に書いたように、新年の風物詩ではありません。小さく切って食べろというのが、根本的な解決策とは、到底思えません。

 人気blogランキングに登録しています。ぜひ清きクリックを!
 ↑↑クリック!
 BlogPeople「病気・健康」ブログランキングにも清きクリックを!
 ↑↑クリック!

|

« 新・救急外来の裏側 | トップページ | 木陰の警察に意味はあるのか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高齢者は「お餅禁止」を:

« 新・救急外来の裏側 | トップページ | 木陰の警察に意味はあるのか? »