前世とシュバイツァーと(3)
先日、とある雑誌を見ていると、鹿児島だかどこかの養豚場の記事が載っていました。おいしい豚を育てていますという記事だったかどうか?中身はそれほど読んでいないのですが、その牧場の様子をとった写真構成にはびっくりしました。1つめ写真が、その牧場で育てられている子豚をだっこして、かわいがっている写真。2つめの写真が、その牧場で行われるバーベキューか何かの風景。そして、そのバーベキューの中央には、子豚の丸焼きがドーンと・・・。
まあ、子豚がいくらかわいいと言っても、いずれは食することには変わりありませんから、丸焼きにしようと、太らせてから食べようと、まあ変わりないと言えばそれまでです。が、なんと言いましょうか、前回語ったように、生命を自ら奪うことができない、おごり高ぶった現代人の私から言うと、ごく単純にかわいそうと感じなくもありません。そう書きながら、実に都合のいい話ですが・・・。
テレビ番組などで、よくブランド牛などの優良牧場の紹介がされることがありますが、同じようなことを感じることがよくあります。丹精込めて育てた牛を、「自分の子供のように」と表現し、出荷の日には「娘を嫁に出すよう」なんて言っていますが、結局のところ、食べるんですよね。さんざん牛を食べている私が言うと極めて不謹慎ではありますが、かわいそうで出荷できないなんてことはないんでしょうか。丹精を込めれば込めるほど、感情が移入するなんてことは・・・。ドナドナドナドーナ・・・。
いろいろな意見はあるかと思いますが、鯨は殺すべきでないとか、犬を食べるなんて非文化的だなんていう意見は、個人的には極めておごり高ぶった考え方だと思いますね。自らの手で、牛や、豚や、鶏を殺して食べている方だけが、言ってもいいことのような気がしてなりませんが。
人気blogランキングに登録しています。ぜひ清きクリックを!
↑↑クリック!
BlogPeople「自然・科学」ブログランキングにも清きクリックを!
↑↑クリック!
| 固定リンク
コメント