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2008/08/14

ポーニョ・ポーニョ・ポニョ

 いい年しながらも、姪っ子とともに先日、崖の上のナウシカ・・・、もとい、ポーニョ・ポーニョ・ポニョ、ポーニョ・ポーニョ・ポニョ、ポーニョ・ポーニョ・ポニョ・・・・・うむむ、あのメロディーが頭の中で旋回中・・・・、ということで、例の映画を見に行って参りました。

 一言で言えば、「子供向け」ということで・・・。宮崎アニメではありがちな、「説明不足」、「設定の不備」、「オイオイ、それはまずいだろう的行動」のオンパレードで、まじめに話の中身を考えようとすると、疑問満載で、結論何も出ません。というか、いわゆるつっこみどころ満載というやつでしょうか。見てない方のために、詳細は語れませんが・・・。
 ちなみに「ポーニョ・ポーニョ・ポニョ、魚の子・・・」、と歌詞はなっていますが、ポニョは魚の子ではないもようです(笑)。もちろん金魚であるはずもなく(何で海に金魚がおるんや!)、ましてや、海にいた生物を、水道水に入れるとは何事!!・・・・おっとっと、詳細は語れません・・・。

 そんなわけで、宮崎アニメというのは、まじめに考えるといろいろと疑問だらけです。例えば表題についても、語呂というか、しゃれというか、適当というか、そんなの多くないですか。

 「風の谷のナウシカ」 隣国が、ペジテにトルメキアなのに、「風の谷」という国名?地域名?ってどうなの?。全くの想像ですが、おそらく、「風の谷」という語の聞き心地、言葉の響きの良さで、最初にこのタイトルを考えたのでは?。
 
 「となりのトトロ」 となりって何?。何のとなり?、誰のとなり?。

 「紅の豚」 って何?。豚人間は出てきたけど、紅って何?。豚、紅かったでしたっけ?

 「もののけ姫」 山犬に育てられた少女は、もののけでもなければ、姫でもない。もののけはともかく、絶対姫じゃない。一休さんのやんちゃ姫は、姫らしくないが、間違いなく姫であるのとは対照的。

 「千と千尋の神隠し」 千と千尋は同一人物であり、千、千尋の間に「」を使うのは誤り。また、神隠しというのは、ああいうのを言うのだろうか。これこそ、語呂だけでタイトルを考えたに違いない。

 「崖の上のポニョ」 崖の上にすんでいるのは、主人公の少年であり、ポニョではない。しかも、話の内容と「崖の上」はあまり関係がない。

 当然のことですが、上記私の考察を、真に受けて反論などされないようにおねがいします(笑)。

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2008/08/06

ブログ開設4周年!!

 うむむ、また忘れていました。
 7月25日を持ちまして、このブログを、終了させていただきます。

 ・・・・・・、じゃなくて、ブログ開設4周年を迎えていました!!おめでとう!!。毎年、ここまで続いたのは私のおかげとか言ってぼけるのが通例ですが、今年は、最初から皆様のおかげと感謝を述べさせていただきます。

 何となく、ワンルームのアパートで、一人寂しく誕生日を祝っているような感覚ですが、まあいいか。ブログを取り巻く環境もずいぶん変わりました。今後も一人寂しく、ネットの片隅で屁理屈をこねる、「彰の介の証言」をよろしくお願いいたします。

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2008/08/05

前世とシュバイツァーと(5)

 男性をやっていて困るのが、家の中で虫が出現すると「何とかして!」と言われることです。前回書いたように、虫一匹といえども殺したくない心優しい私は(笑)、できれば屋外へ逃がしてあげたいわけですが、これは女性からはあまり評判が良くありません。母、姉、嫁などの女性陣から、「何とかして」と言われることは、正直少なく、「はよころしゃー!!」(訳:早く殺さんかい!!ボケ!!)と、命を奪うことを命令されることが多く、困ってしまうわけです。ティッシュのたぐいで、虫をぎゅっとつぶして、ゴミ箱へポイっとするのが男の使命とされているようですが、私に男としての誇りはありません。

 女性といっても、今は亡き明治生れの私の祖母は、そんな軟弱な現代女性とは違いました(軟弱な私は置いておいて・・・)。ゴキブリを見つけると、素手でつかみ、上下半分に折り曲げて「ブチ」っとつぶし、あの世に送っていました。まあ、相当に衝撃的な現場であったことはいうまでもありません。私自身、大半の虫やら蛇やら、苦手なものはありませんが、ゴキブリだけは苦手で、この世で一番恐ろしいものといえば、「空飛ぶゴキブリ」だと感じています。ゴキブリ、飛ぶんですよ・・・(鳥肌・・)。

 虫一匹殺さないと言いつつ、差別的にいろいろ殺していることは前回書いたわけですが、もちろん、この苦手のゴキブリも命を奪う以外の選択肢は私にはありません。大学時代の下宿先では、ゴキブリホイホイを大量に配置していました。そしてこのゴキブリホイホイにかかったゴキブリが死ぬのは当然ですが、一度誤ってヤモリがかかっていたことがありました。まあ、東京にもヤモリがいるのだなあと感慨深く感じたのはともかく、このヤモリにまだ息があったため、ゴキブリホイホイの粘着剤をちまちまと解いて、外へ逃がしてあげました。ゴキブリに生まれると殺され、ヤモリに生まれると助けられる、この差別社会を形成している張本人が私だと思うと、まあ複雑というか何というか・・・。

 結論的には、殺すも殺さないも、自己満足、個人的納得の世界ということでしょうか。
「はよころしゃー!!」と叫ぶ嫁に、少しは命の大切さ、生命への畏敬をはらってもらいたい(特に大病した嫁ですから、あまり命を粗末にしてほしくない)と真剣に思っている私ですが、嫁から「今日何が食べたい?」と聞かれれば、「ステーキか焼き肉、霜降りのええとこ!!」と答えている自分に、何か釈然としないものを感じているという、どうでもいいお話しです。
 ましてや、この程度の生命への畏敬で、将来地獄ではなく天国へ行こうとしている私は、まさに「むしがよすぎる」かも。おあとがよろしくない?ようで・・・。

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2008/08/01

前世とシュバイツァーと(4)

 表題にしているシュバイツァーですが、もちろん、あのノーベル平和賞受賞者のシュバイツァーです。「生命への畏敬」という言葉をキーワードとして、表題にあげてみたのですが、私の屁理屈に利用されただけということになりましょうか。

 私は職業柄やぶ医者をやっていますが、別に目標とする医師がシュバイツァーというわけではありません。アフリカで医療活動しろと言われても困ります。僻地医療さえ拒みますから・・・。もちろん、シュバイツァーほどに、生命への畏敬の気持ちを持ち合わせていないのは当然です。ただ、気まぐれに、かわいそうという気持ちが出てくるだけです。

 ただ、虫一匹といえども必要以上に殺すことはなかったというシュバイツァーの姿は、形を変えて私の心に宿っているような気がします(うむ?)。私も、なかなか虫一匹が殺せません。虫が気持ち悪くてさわれないというような落ちではありません。やっぱり無益に殺すのはかわいそうなんですね。

 虫や小さな生き物を捕まえて殺すという行為は、多かれ少なかれ子供であればやることでしょう。特に悪いこととも思えません。ただ、私の少年時代、なぜか徐々にそれができなくなってしまったのです。

 それは、山のように捕まえたカミキリムシ(イチジクの害虫のキボシカミキリ・・・害虫のため、他人の庭やイチジク畑に進入しても誰も咎めなかった・・・おおらかな時代でした)を、虫かごに入れておいたら、数日でひからびて大量の死体の山になったのがきっかけだったのか、友達と捕まえたフナが、晩のおかずにされたのがきっかけだったのか、ありがえさを運ぶところが見たくて、ショウリョウバッタの頭と胴体をちぎってしまった衝撃のためなのか、梅雨の時期になると必ずカエルが車にひかれているのを山のように見ていたためか、そのきっかけは全くわかりません。そんな数々の経験の後、なぜか虫といえども命は奪わないようにしようと思うようになっていきました。

 例えば、友達がカマキリを捕まえて、遊びで燃えさかる火の中にいれ、騒いでいるのを見て、「なんとかわいそうなことをするのだろう」と真剣に思うようになったのです。まあ、無益に殺すことのいい悪いはいろいろと意見があるでしょうが、例えば、家の部屋の中に紛れ込んでしまった小さな蝿や蛾のたぐいや、蜘蛛ぐらいは、残念ながらお陀仏してもらうのが世間一般の傾向でしょう。

 私の場合、そんな虫ごときでも、できるだけ殺すまいと思い、何とか窓の外へ逃がすようにしています。が、現場に誰か家族が居合わせると、「何で殺さんの!!」とたいてい叱られるので、場の雰囲気と状況を判断し(笑)、残念ながらあの世に行ってもらうものもあれば、ごまかしつつ、逃がすこともあります。

 そうは言いつつ、全ての生物を同じように、命大事と考えているかというと、そういうわけでもないところに、私のことながら差別心を感じています。残念ながら、寝ているときに耳元に「プ~ン」とやってくる蚊は、ほぼ確実にあの世に行っていただくことになるでしょう。今大事に育てている、ハイビスカスや、バラについている毛虫、青虫、アブラムシ、ハダニなどの面々は、残念ながら、農薬散布によりあの世にいっていただいております。一度、ベランダ菜園で作ったナスは、アブラムシ退治の農薬のため、毒ナスと化すほどでした。

 さらには、最近書いているように、食に関してはしっかり命をいただいております。虫一匹殺さないようにと、シュバイツァーばりに考えてはいますが、全ての生物に当てはめることはできず、ましてや、食べることとなれば、「この霜降りは最高だ!」なんて言うことになるのですから、この矛盾ぶりには、我ながら情けないものを感じます。あまり深く考え無くてもいいとお思いかもしれませんが、そこがそれ、屁理屈屋の私たるゆえんですから、勝手に悩んでいる姿を笑ってやってください。

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