後ろ向き企業戦略
昨今、家電量販店などでは、価格の10%ちかいポイントがつくのが当たり前になっています。たまにパソコンなどの大物を買った後、かなりのポイントがついて、ほくほくになることがありますが、このポイントの上手な使い方をお教えしましょう。まあ経済素人の私ではありますが、ちょいと、このポイント還元のからくりに気づいていたことがあるのです。
からくり・・・、それは、商品を買ったときに、店員さんによく尋ねられる、ポイントに関する言葉に凝縮されています。
「ポイントは貯めておいてよろしいでしょうか?」うむむ、この言葉に騙されてはいけません。
ついつい人間の心理として、ポイントはたくさんためてから、大物をただで手に入れようという気になってしまっていませんか。これはまさに量販店の思う壺です。量販店にしてみれば、ポイントはできるだけ使ってもらわない方が特に決まっています。ある意味借金しているようなものですから、その支払いが後になればなるほど、あわよくばそのまま使わずにいててくれれば、絶対にお得というわけです。
逆に客の立場から言えば、ポイントを使う機会があれば、貯めておくのではなく、すぐさま使った方がお得と言うことになります。ポイントは貯めていても利子は付きません。したがって、いつ、使うかわからない、しかも極めて使い道の限られているポイントを貯めておくよりも、早めに使ってしまった方が断然お得というわけです。(もちろんポイント消費のために、いらないものをわざわざ買ったら、それこそ店側の思う壺ですが・・・。)
おそらく10%還元と言っても、潜在的に使われないポイントが、統計学的にある確率で存在するはずでしょうから、量販店にとっては、もう少し少なめの還元にすんでいるに違いありません。もちろんポイントの最大の効果は、次買うときに同じ店に来てもらうためなのでしょうが、それにしても10%近い還元は大きいのでは?と感じていた私が探り当てた一つの答えが、このあたりにあったということになりましょうか。
それで、私が一体何を言いたいのかと言えば、なぜ量販店の店員は、
「ポイントは“使う”でよろしいでしょうか?」とは言えないのかという1点につきます。
おそらく、会社としてのマニュアルか何かにそう対応しろとされているに違いありません。ラーメン屋さんでも、「ラーメンと餃子とライス」等と頼むと、「それでしたら単品で頼むより、ラーメンセットの方がお得です」なんてちゃんと教えてくれると思うのですが、どうなんでしょうか。ポイントを使えと言っているのに、貯めるのであればそれは客の勝手です。からくりまでいちいち説明しろとは言いませんから、まるで客を騙すような?誘導をせず、もう少し前向きな対応はできないものかと考えた次第です。
このあたり、屁理屈屋の私だけが思っていたことならいつもながら申し訳ありません。正確な解答をお持ちの方は是非教えてください。
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