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2008/10/20

「蒟蒻ゼリー」も「餅」も危険でしょ?

 蒟蒻ゼリーが死亡事故続発のため、製造が一時中止になっているようです。
これがまた、だって危険ということで、ネット上では、一騒動あったとのことです(こんにゃくゼリーメーカーに激励の声殺到 ネットでは販売中止反対の署名活動)。

 私の意見ですが、以前、高齢者は「お餅禁止」をというエントリーをしておりまして、餅の危険性については以前から指摘しておりました。それは、救急外来という現場で働く中で感じていたことで、明らかにこの人に食べさせたら危ないだろうという人にまで食べさせている状況から考えていたことです。言ってみれば自動車に乗るときにはシートベルトを締めましょうというのと同じレベルの話です。

 ただ論法として、蒟蒻ゼリーを擁護することにはなりません。「餅の方が断然危険だから、蒟蒻ゼリーは安全」という理屈は成り立ちませんから、餅がいくら危険とはいえ、蒟蒻ゼリーの危険性の話とは別問題です。ただ、餅を放置して、蒟蒻ゼリーをさっさと販売中止に追い込むお役所の「規制思想」にはやり過ぎの感があります。最低限同時並行的に、規制か注意喚起かを進めていくべきでしょう。

 餅に関する提言を再考し再掲しておきます。
まず、基本的に高齢者が餅を食べることは、窒息の可能性があることを十分に注意喚起する(嚥下(のみこみ)機能が衰えている可能性がある)。
さらに、脳梗塞など、嚥下に問題のある患者さんは、(残念ながら)原則餅食禁止とする。
また、上記と関連し、老人保健施設など、多くの高齢者に、食事の際、目の届きにくい状況が予想されるところでは、原則餅食禁止とする。

 まあ、こんなところに上記を書いたところで、お役所が取り合ってくれるわけもない遠吠えですが、私の意見として、こうして書かせていただきました。

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2008/10/18

涙の園児、イモ掘り問題のはてな?

 先日、ある意味衝撃的な映像がテレビで流れていました。
 2週間後に芋掘りを控えた幼稚園の畑が、大阪の行政代執行で強制収容されたという件です。幼稚園の関係者が抵抗している様子や、園児たちが涙を浮かべて悲しんでいる映像が流れていました。
 
 まあ、報道通りにそのまま解釈すれば、行政はたった2週間が待てなかったのか?という話ですが、私の意見は、全く別の意味で行政は2週間待てばよかったのに・・・という意見です。

 何のことかと言えば、この問題の本質論が園児の涙で見えにくくなってしまっているのが問題だと言っているのです。このあたり、大阪の「涙の園児イモ掘り」問題 行政のごり押しなのかという記事にやや批判風に書かれていますが、この記事でも、本質論が見えてきません。ある意味、中立に書いていると言うことでしょうか。

 この問題の本質論は一点です。この畑の持ち主(保育園理事)が、土地を売る気があるのかないのか、そこにつきるでしょう。
 
 売る気があるかないかは、本人の自由です。高速道路の建設そのものへの反対や、畑を手放したくないなどの本人の主張を、公のためとはいえ否定することはできません。むしろ、そういう意味では(法的問題はおいておいて)バリケードをつくるも良し、抵抗の城をつくるも良し、ハンガーストライキをするも良し、私は全く否定しません。考え方と抵抗は全く自由です。

 しかしここではっきり言えることは、イモ掘りは全く関係ないということです。
 報道をそのまま解釈すれば、「イモ堀りが終われば土地を売ったのに、それを待たずに強制収容した」と勘違いされますが、おそらくイモ掘りが終わっても土地を売る気はなかったでしょう。ならば、イモ掘りは全く関係ないのではありませんか。残念ながら、イモ掘りを楽しみに待つ園児の気持ちとは関係なく、土地を売る気がないのですから、大阪の橋本知事の言う「園児の涙を利用した」という意見に賛同せざるを得ません。

 だから、私の意見は、行政も2週間待てば良かったのにと思うわけです。あそこまで言ったからには、2週間後にイモ掘りを行うしかありません。そして、イモ掘りが終わった後に、土地を円満に譲っていただけるのであればそれで良し、譲ってもらえないのであれば、やっぱりイモ掘りは関係なかったといううことを、世間に知らしめることができるのですから・・・。

 まあ、そうは言っても、強制代執行というのは見ていて気持ちのいいものではありません。この土地の所有者の主張に一貫性があったのならば、私もヘルメットにマスク持参で抵抗運動に参加してもいいと思うくらいですが、イモ掘りを演出したこそくな主張方法には、残念ながら同情の気持ちは起きませんでした。

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2008/10/06

後ろ向き企業戦略(2)

 先日、某モバイル通信の解約を行いました。
 なにしろ、5年以上前に契約していた機種の速度があまりに遅い128kbp・・・。近年、モバイルでもM時代、というわけで、別の速度の速いEM社の機種に変更しました。

 そんなわけで、前社の解約を行おうとしたのですが、これがめんどうくさいときたものです。
 先日その会社のホームページを見ていたら、契約の「中断」などのボタンがあったので、ネットで簡単に解約できると思いこんでいたのですが、これはあくまで中断で、解約とは別物でした。

 それで、解約方法がなかなか見つからなかったのですが、なんとか探し当て(おそらくわざとわかりにくくしてある、たぶん)その方法を見てびっくりでした。
 
 まずは、解約のための専門の番号へ電話をかける、その後、自宅へ解約の書類を送るから、そこに必要事項を書いた上に送り返せと言うのです。一応、この手続きを踏めば、電話をかけた時点で解約となるようですが、まあ回りくどいというか、なんというか、往生際が悪いというか・・・。

 それで早速その電話にかけてみると、これがまた自動音声ガイダンスになっていて、なかなか行きたいところに行けない・・・。解約の前に、サービスがあるから聞けとかなんとか、正直いい加減にしろという感じでした。

 やっと、自動音声からヒトに変わって解約のための手続きをとりました。しかし、解約には2100円の解約金がかかるっていうからまたまたびっくりです。全く理解していませんが、いつのまにか1年ごとの更新制になっていて、相当にタイミング良く解約しないと、必ずとられる仕組みになっているようです。契約時の説明では、最低1年(or 2年?)使わないと違約金が発生とか何とか言われていたような気がしますが、5年以上も使って結局とられる羽目になったわけです。

 そして最後に、向こうの方が、「よろしければ、解約の理由をお聞かせ願いませんか」というので、「もう使いませんので」と答えたのですが、この受け答えが意外にうちの嫁に評判がよかったのが理解できません。私は普通に答えたつもりですが、「正直に「「遅すぎるんだよ!!」」って言わないんだ・・・」って、常にけんか腰のあなたじゃないの!!。

 3日後、その解約のための書類が送られてきたのですが、コレが見てびっくりの代物でした。てっきり解約に対する嫌がらせで、必要事項が山ほどある大きな書類が送られてくるかと思っていたのですが、送るべきものははがき一枚のみ。必要事項は、すでに届けてあるはずの、連絡先電話番号のみでした。たいしたことなさ過ぎて、逆に嫌がらせであることは明白でした(私見)。こんなことくらいなら、ネットだけでも、電話だけでも、解約は全く問題ないでしょう。

 通信業界も競争が激しいのでしょうが、解約時の潔くないこの見苦しさは、日本人の美学に反するとは思いませんか。誰かの嫁ではありませんが、サービスが悪いから解約されるわけで、こういう後ろ向きの嫌がらせは何とかしてもらいたいものです。

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