「蒟蒻ゼリー」も「餅」も危険でしょ?
蒟蒻ゼリーが死亡事故続発のため、製造が一時中止になっているようです。
これがまた、餅だって危険ということで、ネット上では、一騒動あったとのことです(こんにゃくゼリーメーカーに激励の声殺到 ネットでは販売中止反対の署名活動)。
私の意見ですが、以前、高齢者は「お餅禁止」をというエントリーをしておりまして、餅の危険性については以前から指摘しておりました。それは、救急外来という現場で働く中で感じていたことで、明らかにこの人に食べさせたら危ないだろうという人にまで食べさせている状況から考えていたことです。言ってみれば自動車に乗るときにはシートベルトを締めましょうというのと同じレベルの話です。
ただ論法として、蒟蒻ゼリーを擁護することにはなりません。「餅の方が断然危険だから、蒟蒻ゼリーは安全」という理屈は成り立ちませんから、餅がいくら危険とはいえ、蒟蒻ゼリーの危険性の話とは別問題です。ただ、餅を放置して、蒟蒻ゼリーをさっさと販売中止に追い込むお役所の「規制思想」にはやり過ぎの感があります。最低限同時並行的に、規制か注意喚起かを進めていくべきでしょう。
餅に関する提言を再考し再掲しておきます。
まず、基本的に高齢者が餅を食べることは、窒息の可能性があることを十分に注意喚起する(嚥下(のみこみ)機能が衰えている可能性がある)。
さらに、脳梗塞など、嚥下に問題のある患者さんは、(残念ながら)原則餅食禁止とする。
また、上記と関連し、老人保健施設など、多くの高齢者に、食事の際、目の届きにくい状況が予想されるところでは、原則餅食禁止とする。
まあ、こんなところに上記を書いたところで、お役所が取り合ってくれるわけもない遠吠えですが、私の意見として、こうして書かせていただきました。
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