涙の園児、イモ掘り問題のはてな?
先日、ある意味衝撃的な映像がテレビで流れていました。
2週間後に芋掘りを控えた幼稚園の畑が、大阪の行政代執行で強制収容されたという件です。幼稚園の関係者が抵抗している様子や、園児たちが涙を浮かべて悲しんでいる映像が流れていました。
まあ、報道通りにそのまま解釈すれば、行政はたった2週間が待てなかったのか?という話ですが、私の意見は、全く別の意味で行政は2週間待てばよかったのに・・・という意見です。
何のことかと言えば、この問題の本質論が園児の涙で見えにくくなってしまっているのが問題だと言っているのです。このあたり、大阪の「涙の園児イモ掘り」問題 行政のごり押しなのかという記事にやや批判風に書かれていますが、この記事でも、本質論が見えてきません。ある意味、中立に書いていると言うことでしょうか。
この問題の本質論は一点です。この畑の持ち主(保育園理事)が、土地を売る気があるのかないのか、そこにつきるでしょう。
売る気があるかないかは、本人の自由です。高速道路の建設そのものへの反対や、畑を手放したくないなどの本人の主張を、公のためとはいえ否定することはできません。むしろ、そういう意味では(法的問題はおいておいて)バリケードをつくるも良し、抵抗の城をつくるも良し、ハンガーストライキをするも良し、私は全く否定しません。考え方と抵抗は全く自由です。
しかしここではっきり言えることは、イモ掘りは全く関係ないということです。
報道をそのまま解釈すれば、「イモ堀りが終われば土地を売ったのに、それを待たずに強制収容した」と勘違いされますが、おそらくイモ掘りが終わっても土地を売る気はなかったでしょう。ならば、イモ掘りは全く関係ないのではありませんか。残念ながら、イモ掘りを楽しみに待つ園児の気持ちとは関係なく、土地を売る気がないのですから、大阪の橋本知事の言う「園児の涙を利用した」という意見に賛同せざるを得ません。
だから、私の意見は、行政も2週間待てば良かったのにと思うわけです。あそこまで言ったからには、2週間後にイモ掘りを行うしかありません。そして、イモ掘りが終わった後に、土地を円満に譲っていただけるのであればそれで良し、譲ってもらえないのであれば、やっぱりイモ掘りは関係なかったといううことを、世間に知らしめることができるのですから・・・。
まあ、そうは言っても、強制代執行というのは見ていて気持ちのいいものではありません。この土地の所有者の主張に一貫性があったのならば、私もヘルメットにマスク持参で抵抗運動に参加してもいいと思うくらいですが、イモ掘りを演出したこそくな主張方法には、残念ながら同情の気持ちは起きませんでした。
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【サラリーマン編】に入りました・・・自分は静岡県在住、現在は建築現場監督休業してますが、大学入学前に交通事故にて脳挫傷で1年間休学し、大学では頑張りました。しかし.社会に出て絶えない苦 労です。ブログは、学生編も終わり、サラリーマン編で書いてます。よかったら自分のブログも【学生編・1号・事故発生の始め】 http://tomotaroukun.blog116.fc2.com/blog-entry-1.html が第1号です。尚、ブログには、当時の写真・面白い・可愛い・画像・動画ありますので、時あれば、楽しんで見てやって下さい。 よろしければ、御意見・御感想など、いただけたら幸いです。 更に【サラリーマン編1号】 (サラリーマン編!智太郎!」:入社式まで) http://tomotaroukun.blog116.fc2.com/blog-entry-231.html も、どうぞ よろしくお願いいたします。
投稿: 智太郎 | 2008/11/04 11:13