政権末期の正義論?
関が原の戦いといえば、俗に「天下分け目」という言葉が冠され、日本史上最大の戦いといえるでしょう。
私がその時代の大名だったら、西軍につくか東軍につくか迷いに迷い、考えに考え、神経性胃炎から胃潰瘍になり、吐血して死んだに違いありません。勝ち組に乗るか、負け組みに入るかは雲泥の差どころの話ではありません。正義が尊ばれる時代であったとしても、同時に極めて現実的な時代でもあり、卑怯な手を使ってでも、勝ち組に乗るということが許される時代でもあったと思われます。
まあ、ある意味まったく関係ない話しではあるのですが、昨今の麻生政権を抱える自民党の皆さんを見ていると、非常に不思議なものを感じます。正直言えば、このまま選挙を戦えば、かなりの確率で政権を手放すことになると思うのですが(民主党に政権担当能力があるなしにかかわらず)、さらに麻生総理に内部からさんざんに文句が出ていると思うのですが、といって大きな分裂話にはならないですね。そう、このまま自民党にいれば、政治家としての負け組みになりかねないと思わなくもないのですが。
「おいおい、そんな簡単に、しかも選挙したら負けそうだから、自民党を出るって、そんなわけにはいかないだろう」とお考えの皆様、正義を尊べばそういうことになります。しかし、せっかく渡辺元行革相が自民党を出たのですから、ちょうどいい、言い訳ができたのにと思うのですがいかがでしょうか。どうせ自民党から離党したとしても、出たことで負け組みになりそうだったら、また何かの拍子に戻ればいいわけですから・・・渡辺元大臣をだしにして・・・、自民党は懐が深いと聞いていますよ・・・。卑怯なまねをしてでも勝ち組に乗るべきでは??
世の中、歴史に学ぶということも大事ですが、おそらく現在の自民党員の皆さんは、前回選挙の小泉ショックが解けないのでしょう。反旗を翻せば刺客が送られるとか考えているのでしょうか。まあ引き締めが強いなんていう話も聞こえてきますが・・・。しかし、どう考えても、次回の選挙で刺客を送ったら、ただただ返り討ちになるだけのような気がしてなりません。なにしろ黒幕の総帥が漢字の読めない方ですから・・・。
上記話はもちろん冗談ですが、結局のところ政治家にとっての勝ち組とは、自身の信念を貫ける人、時代の流れを的確に読むことができる人だと感じます。したがって、信念を曲げてまで勝ち組に乗る行為も、時代の流れを読まずに正義ぶることも、ともに問題がありそうです。しかし、現実には、勝ち組に乗ろうとするだけの政治家はあとを立たず、そして不思議なことに、現在政権末期水準という低支持率の政権に変に忠実で正義感あふれる?政治家もたくさんいる・・・、いや~、不思議と冒頭に言ったのはこのことなのですが。
以前書いたように、評論はファンタジーですから、私の屁理屈に意味はなく、あるのは結果のみです。勝ち組だと思い込んでいる人が、実はもうすでに負け組みだったりして・・・、さてさて結果やいかに・・。
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