「あおる」?「過対策」?どっちなの?インフル報道
一応私は「マスコミ派」でないことをアピールしておかないといけないと思い、本日のエントリーです。
日本中、新型インフルで大変なことになっていますが、マスコミ報道の一貫性のなさにはびっくりです。今回のインフルエンザに対して警戒するよう注意を呼びかけているのか、別に普通でいいのか?、政府、地方の対策が生ぬるかったのか、厳しすぎるのか?、一体全体どっちだと言いたいのかさっぱりわかりません。実際の所、注意を呼びかけるどころか、あおりにあおったあげくに、政府の対策はやり過ぎだ!!と批判する・・・、まあ、マスコミとはそんなものですか。
だいたい腹が立つのは、関西圏でのインフル大発生を、まるで外国の出来事のように報道していた在京テレビ局が、いざ首都圏に発生となれば、過剰の5乗くらいの「あおり、つるし上げ報道」をしてしまっていることで、全く納得がいきません。別に首都圏だからといって何も特別なことはないのですから。
だいたい、首都圏第一号の女子高生の通っていた高校の校長先生を、泣かせるまで責め立てる必要はあったのでしょうか??。
第一号が出たからと言って、その女子高生の乗っていた飛行機の席から、乗っていた電車から、そんなに細かく報道する意味はあるのでしょうか。そして、降りた駅や、通っていた高校からの中継は必要なのでしょうか。そこだけ、その駅や学校だけが危険地帯なのでしょうか?。
もし、そこまで報道するのなら、すなわち、感染地帯だったアメリカへの渡航を許した学校長がそんなに悪いのであれば、また、第一号患者の足取りがそれほどに問題であるのであれば、それら報道が「あおり」ではなく「注意喚起」なのであれば、もっと別のことを訴える必要もあると思われます。
たとえば、関西に向かう、そして関西からやってくる人間のシャットアウトが絶対に必要ですから、東海道新幹線をストップさせるべきだと報道すべきです。だって、感染地帯へ行ったり行かせたりしたらつるし上げするんでしょ?、当然ですよね。首都圏の電車もストップ、羽田の閉鎖も当然のはずです。つまり、私は今回の報道そのものが、やり過ぎだと感じているわけです。
さらに問題なのは、これらの報道が関西での大発生を受けてからの報道だと言うことです。すなわち、徐々に、今回の新型インフルが、弱毒であるという認識が広まりつつあるなかで、「首都圏」というお膝元でおこったことで、あわてふためいて「あおる」のもどうかと思うわけです。しかも、こういう過剰と思われる第一号叩きをしている同じ報道番組の中で、解説委員なる人たちが
「弱毒なのに今回のような厳しい対策が必要だったのか?。市民生活を混乱させ、経済的打撃を負わせた政府の対応を厳しく追及すべき!!」
なんて発言しているのですから、あまりにもおかしすぎます。具体的に私が見たのは、辛坊さんであり三反園さんなのですが、おいおい、そんな発言するなら、あなた方が今出ている、その番組のインフル発生に対する「あおり」報道をまずやめましょうよ、と言いたいですね。なにしろ弱毒なのですから。校長のつるし上げも、女子高生の飛行機の席も、学校の校門や駅からの中継も、何も必要ないではありませんか。
一体全体、テレビの報道は、現在のインフル対策を行き過ぎと見ているのか、甘すぎるとみているのか全くわかりません。その場その場で、それらしい批判を繰り返しているに過ぎないようにも感じます。とにかく一貫性は全くありません。まあ、はっきり言って経済的損失の大部分は、マスコミによる風評被害だと思うのですが、どうでしょうか。
そのあたり、今回の新型インフルに対する、政府、地方の対応に関し、私自身がどう評価しているかといえば、結果論として反省点は当然あるにしろ、総論的な対策はおおよそ妥当だったと考えています。結果論として弱毒だからというのは、今だから言えることで、メキシコではかなりの人が亡くなっているとされていた時に、弱毒と判断するのは不可能だったと思われます。そう考えれば、当初強毒として対策の手を打ったのは至極当然ではないでしょうか。そして現在、弱毒というデータがそろってきた時点で、対策を切り替えるという方向で進んでいるわけで、特に問題ないと思われます。また、弱毒だからといって、無策に蔓延させていいとも思えません。通常の季節性と同様の対応をとりつつも、きっちり検査をし、集団発生の情報をしっかり把握し、適当な対策を打っていくべきと思います。
ついでに言うと、今回のインフル騒動では、マスコミの対応が医療機関にある問題を引きおこしていると考えます。まったくの想像の世界ではありますが、その当たりは次回に・・・。
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