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2009/05/12

派閥論と駐禁症候群

 正直、最近、ネットメディアに疑問を感じている、私彰の介でございます。
 はっきり言って、最近というか、今頃でもあるわけですが、何事も一長一短と言うことを、肝に銘ずべきという心境です。

 先々回、発熱で診療拒否という記事を書いたのですが、あの元になっているマスコミ情報に、噛みついている記事などを見て、その一方的な視点が気になっていたことが(しかも、おもに身内擁護のためにしかなっていない)書いた理由の1つです。
 世の中、どんなことも、一方的な視点で片付くことは少ないと感じます。こっちも悪いし、あっちも悪い、こちら側も改善すべきで、あちら側も改善すべき・・・、ただ、ネットではなかなかそう言う議論にたどり着くことがないなあと感じているわけです。

  医療批判で言えば、昨今の「救急車のたらい回し報道」が問題になりました。当初のマスコミからの一方的な医師批判報道姿勢に対して、医療関係者側から「たらい回しではなく、受け入れできない状況、疲弊しきっている状況」等の情報が出されたのは、大変意味があったと思われます。私も医者の端くれとして、当然同様の意見を持っていたわけですが、過去、マスコミから医療批判はされるものの、医療側擁護の報道はありませんでしたから、大変な進歩と考えていました。

 この医療側からの意見を世に出す、1つの窓口になっていたと考えられるのがネット情報でしょう。医師の現実が、現場の医師から語られ始めたのですからこれ以上の情報はありません。
 
 ただし、以前の私の記事でも書いたのですが、世の中には裏の裏があり、疲弊しきっている医師がいる裏では、残念ながら疲弊を加速させ「援護狙撃」している、おさぼり医師も存在しているわけです。したがって、医療側の医療側のための情報公開は、実は、医療側の堕落のお手伝いもしているという側面もあるわけです。

 しかも、なぜかネット関係者??というのは、マスコミを仮想敵国としてしまっています。私も半分そうですが・・・。したがって、昨今、医療批判をマスコミが流せば、早速にマスコミ批判がネット上で展開されます。今回の発熱で診療拒否しかりです。

 私は、医療側の人間として、当然ながら医療側の擁護がしたいわけですが、一点の曇りもなく、正々堂々擁護ができるのであればともかく、そうでない時、気になることがあるときには、医療側の人間である以上、医療側を批判する立場で意見発信をしようと考えていますし、今まではそうしてきたと考えています。これを俗に、売国奴(笑)というわけですが、私は甘んじて売国奴と言われることを選びます。

 なぜならば、上記どおり、世の中の出来事は、一方的な視点で片付くことは、あまりないと考えているからです。医療側だから、医療の擁護しかしていけない、ネット人だからマスコミ批判しかしていけないというのは、私の言うところの本質論を見失った「派閥争い」にしか過ぎないと思うからです(本質論と派閥争い)。
 
 これを、勝手に、派閥論的議論とでも呼びましょうか。たとえば、医療派とマスコミ派といった派閥論的議論の問題点は、属する派閥の悪い点を、覆い隠してしまうことにあるでしょう。いや、無意識のうちに、覆い隠すことを目的としてしまっているというのが真実かもしれません。
 これを達成するためによく使われるテクニックが、「駐禁症候群」と私が勝手に今、命名したテクニックです。批判テクニックを論破するという記事に書いたのですが、駐車違反をしてしまったとき、切符を切ったお巡りさんに「もっと悪質な、スピード違反や飲酒運転をちゃんと取り締まったらどうだ!!、三億円事件の犯人捕まえるのが先と違うのか!!」と悪態をつくあの行為です。確かに、駐禁より悪い行為はたくさんありそうですが、要するに、無意識のうちに、駐禁という悪い行為を覆い隠そうとしているに過ぎない行為で、駐禁が免罪されるわけではないことは言うまでもありません。

 医療批判の批判も、マスコミをたたくことで、この駐禁症候群的行為を行っている場合が目につくので、どうかな?と、疑問がわいてきているのです。「マスコミが騒ぎよって!」というのはわかりますし、世間受けをねらった適当な報道であることも否定しません(私こそ、マスコミ肯定派ではないことをはっきり言っておかないと、マスコミ派にされてしまいますか?)。そこを批判するのはともかく、派閥論的になり、駐禁症候群的な批判を続ければ、現実には自己派閥擁護にしかならないということもしっかり考えるべきではないでしょうか。自己派閥擁護は、決して問題解決になりません。問題解決どころか、問題点を覆い隠す行為でもあるのですから・・・。

 書きなぐってしまったので、説明不足な文章になってしまいました。また改めて書き直します。矛盾点などあるかもしれませんが、ご容赦ください。

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