エクスプレス予約で自由席
私はよく東海道新幹線を使うため、JR東海のエクスプレスカードの会員になっており、携帯電話でピピっと予約をして新幹線に乗っています。最近では、EX-ICなるカードがあり、あらかじめ予約をしておけば、新幹線も切符がいらない、チケットレス乗車となりました。正直、非常に便利になったものです。便利といえば、直前まで予約を変更できることもありがたいですね。自由席料金で指定席が乗れるというのもうれしいものです。ポイントが貯まれば、グリーン車にもポイントで乗れるという特典もあり、何度か贅沢気分を楽しみました。
しかし、残念ながら、最近では、乗りたい電車がなかなか予約できない事態になっています。直前ならいざ知らず、随分前(数日から場合によっては数週間前)から予約を入れているのに、「満席です」なんて表示が出るんですね。これでは全くメリッとが感じられなくなりました。もしかすると、私が乗降している駅が、地方駅であるため、2時間に一本しかない「ひかり」号に、予約が殺到していることが背景にあるのかもしれません。そんなとき、ついつい「この前タダでグリーンに乗ったから、今回もグリーンでいいか・・・」な~んて考えてしまいそうになるのですが、それはJR東海の思う壺なんでしょうね、たぶん。大阪、名古屋、東京の「のぞみ」であれば、さほど混んではいないのでしょうか。
そんなわけで、時間の巡り合わせによっては、各駅停車の「こだま」に乗らざるを得ない場合もあるわけですが、これがまた不思議な現象が起こっています。「こだま」はもともとお客が少ないせいか、自由席が多く、指定席が「ひかり」や「のぞみ」より少ないわけですが、最近やたらとこの「こだま」の指定席が混んでいるのです。エクスプレス予約のせいなのでしょうか。
先日「こだま」の指定席に予約を入れたときもかなり混んでいましたが、実は隣の自由席はガラガラだったのです。静かに寝ていきたい私は、迷わず自由席へ直行して席を確保しました。実は自由席には2つのメリットがあります。1つは、ガラガラだったらの話ですが、自由席は自由席だけに、うるさい子供を連れた家族とか、臭い足を窓に押し上げているオヤジとか、飲んだくれの集団とかを避けて乗ることができます。もう1つのメリットは、あのイマイマシイ、車掌による「切符拝見」がほとんど無いことです。
指定席の場合、あのイマイマシイ切符拝見が必ずやってきます。皆様も経験があると思いますが、丁度寝入った頃を見計らってやって来ますよね。チケットレス時代になんであの切符拝見が必要なのか全く意味不明ですが、あそこで睡眠を妨害されるとなんともやりきれない気持ちになりませんか・・・、私だけですか?・・・。
ただし、残念ながら、先日自由席でも切符拝見がありました。切符の確認はないと決め込み、気を緩めて寝入っていた私は、目の前に車掌が直立不動で立っているのに気づいた時、思わず「わ~~!」とびっくりして大声出しちゃいました。車掌は何食わぬ顔で「切符の拝見です」とくるもんだから、腹が立ちますね。まあ、本気で寝ているとやり過ごしてくれるようですが、あの切符拝見だけは何とかならないものでしょうか。
ところで、別の日のことですが、喫煙席しか予約できなかったのに、これまた自由席が(もちろん禁煙席が)ガラガラということもありました。最近ではさすがに慣れてきて、「こだま」に乗る場合は、自由席の前で並ぶようになりました。もし自由席が混んでいたら、取ってある予約席に行けばいいのです。
今後、このサービスを使う人が増えたらますます予約が取りにくくなると思うのですが、そろそろ会員募集を打ち止めにしてもらえないでしょうか。それでこの会員権を譲渡可としてもらえれば、ちょっとした財産になったりして・・・。まあ、たいていこういうバカなことを考えるような人間は、寝込みに切符拝見される程度の人間なんでしょうけどね。
というわけで、皆様も、「こだま」の旅を楽しんでみませんか。ゆったりと駅に止まっている時、隣を猛スピードで「ひかり」や「のぞみ」が何台も追い越していきます。そしてこれが何とも言えない屈辱なわけですが、その屈辱に耐えうる忍耐力が徐々に備わりつつあることを実感している、私彰の介なのでした。
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