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2009/12/24

民主党と政府は別物なのか?

 私自身、年頭のブログで書いた目標を全く守ることができずに一年を終えようとしております(記事を100エントリー以上とか・・)。いいわけいろいろで、ここ一ヶ月も全く記事をエントリーできませんでしたが、公約やら、マニフェストやらを守るということは、本当に難しいものですね・・・。

 まあ、どうでもいい、ネットの片隅でひとりごちるこの「彰の介の証言」と、政権与党の民主党と同レベルに語るのも問題ですが、しかし、最近民主党と政府の不思議な光景を見たため、この記事になっております。

 最近の民主党の報道でよく言われているのが、「小沢独裁」とか「決断できない鳩山」などでしょうか。財政がひどい状況で、民主党がやろうとしていたことにストップがかかる、すなわちマニフェストを守ることができないということは、ある意味やむを得ないと思うのですが、鳩山総理はそういった決断もなかなかできないですね。

 ところで、私が実に不思議だと思った光景というのは、例の「政府・民主党意見交換会」で小沢氏が民主党としての予算重点要望を、鳩山総理に行っていたあの光景です。単にこまごまとした陳情を党が政府にするなら何とも思いませんが、これがマニフェストにも関わる大方針に関することとなれば、話は別です。まるで、マニフェストを出したのが政府で、それを民主党が批判するという構図でしたから、民主党と政府は別物なのかと思ってしまいました。

 そもそも、民主党の予算重点要望の中に例えば「暫定税率の維持」というマニフェストに反する意見が入っていること自体、民主党として矛盾しています。それを代表として提出した小沢氏こそ、「マニフェスト無視」の烙印を押されてしかるべきだと感じますが、ただただ「鳩山総理が決断できない」「鳩山総理がマニフェストを守らない」などとされるのは全く意味がわかりません。鳩山総理がマニフェストを守れないことに恐縮する姿は、ある意味当然としても、自らもその責任者であるはずの小沢氏が、何も悪びれることもなく、しかも何も批判されることが無く、マニフェスト破りを宣言する姿は、なんとも釈然としません。

 というか、これが最初から小沢氏の計算だとしたら、恐ろしいものを感じます。
実現不可能かもしれないが人気取りの政策をぶち上げる(暫定税率撤廃とか、高速道路無料化とか)→政権交代→人気取り政策はさっさと引っ込めるが、自らが政府に入らないことにより、ぶち上げた批判は政府に丸投げ・・・というシナリオですが、考えすぎでしょうか。まあ、こうは考えていなくとも、今のところ自らには「独裁」という言葉以外に批判されることは無いわけですから、今の立場は全く持っていい気分でしょう。

 私は、マニフェストが実行されないとするならば、それは、民主党員全員の責任だと感じるだけです。特に、党の幹部が批判されるのは当然です。政府に入ったから、党に残ったからといって、その立場が変わるはずもないわけで、今回の出来事が異様な光景と感じただけです。「鳩山が小沢に屈した」と言われる前に、「小沢マニフェスト方針転換」とされるのが当然だと思ったまでですが、皆様はいかがお考えでしょうか。
 
 私が、党と政府の違いを全く理解していないとするならば、申し訳ありません。

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