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2010/02/25

「こけろ」と思う気持ち

 また例によって、お久しぶりとなりました、彰の介でございます。
 最近、なかなか時間が無くて、バンクーバーオリンピックも見られないことが多いのですが、とにもかくにも、日本人選手には頑張ってもらいたいと願うばかりです。

 特に、女子フィギュアスケートは、真央ちゃん筆頭にメダルの期待が大きいですね。しかし、期待が大きいからといって、キム・ヨナ選手が、練習で「こけた」とか「本調子じゃない」とか、他人をやじるようなテレビの報道にはもう正直辟易です。そういうことは、言葉に出して言うものではありません。本番中に、「こけろ、こけろ」と心の中で願うに留めるのが日本人というものです・・・・??。なにしろ、対戦型のスポーツではなく、個人の演技なのですから、見事に滑りきったら、拍手を送りましょう。心の中で「こけなかったか・・・」と思うのは個人の自由というか、私の勝手です・・・。ちなみに私は、女子モーグルを見ていたとき、日本人選手以外は「こけろ、こけろ」と念じておりました。おかげで、数人の外人選手がこけましたが、里谷選手もついでにこけ、さらには上村選手がメダルと逃すという結果になりました。まあ、そんなものでしょうか。

 残念ながら、最近のオリンピックにおいて、日本人選手の活躍がなかなか見られません。今朝のズームインの辛坊氏の解説によれば、(以下ズームインのページから引用)

北京五輪のケースで年間ベースでいうと、五輪に向けた各国の強化費は、ドイツ274億円、中国120億円、オーストラリア110億円など、軒並み100億円以上国が費用を負担しているのに対し、日本は27億円。さらに日本の場合は昨秋の事業仕分けで、「ボブスレーなど普及していない競技に補助が必要なのか」とされ、さらに費用削減ということになりつつあります・・・・

 ボブスレーのそりを、イタリアではフェラーリの工場で、ドイツではBMWが風洞実験しているそうなのですが、日本は8年前の改良型だそうで・・・。日本もJR東海あたりが、カモノハシ風のそり(ルール上の規制は知りませんが・・)を作ったりすれば変わってくるのでしょうが、そんな協力はいまのところあり得なさそうです。事業仕分けと言えば、私の仕事仲間が、例のれんほー氏のフレーズをもじって、

「銀じゃダメなんですか?、金でなければダメですか?」

なんてなじってましたが、まさに今の日本はそんな状態でしょう。いやいや、「入賞じゃダメなんですか?メダルでなければダメですか?」レベルといった方が正しいでしょうか。まあ、予算的に金(カネ)をかければ、金(キン)がとれるなんていうのは、いかにも短絡的ですが、この国は本当に技術や、人材にお金をかけない国だとつくづく感じます。選手だけでなく、各スポーツの道具を作る人や、メンテナンスをするいわゆる「職人さん」もそのうちいなくなってしまうのではないかと思うのですが、このまま無策で本当にいいのでしょうか。スケートリンクも減っていると聞きますし・・・。

 確かに、予算さえつければメダルが増えると考えるのは短絡的だとは思います。関係者が全くやる気が無く、予算だけつけていればもちろん何の効果もありません。そこは、各関係者の人間力がなければ全く意味がないことは確かです。そういった不確実さが日本人的には予算削減につながってしまうのでしょうが、古来の「スポ根魂」のみに期待してしまうのもそろそろ卒業すべきでしょう。
 努力する人への投資、地味だけど絶対必要な技術の再評価など、スポーツにかかわらず、日本人がついつい忘れがちなことを、もう一度見直すいい機会かもしれません。

 まあ、そう考えれば、「こけろ、こけろ」と念仏を唱えても、日本の発展にはなりませんね。日本人選手が、すべてを出し切る、そんな姿を祈りたいと思います。

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