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2010/06/25

サッカー日本代表、私なりの応援法?

 私が熟睡している間に、サッカー日本代表は決勝トーナメント進出を決めたようですね。
 自分でいうのも何ですが、私がテレビ観戦しなかった試合は、2試合とも勝利、ついついテレビ観戦してしまったオランダ戦は負け・・・。偶然といってしまえばそれまでですが、実は昔からいろんな場面で「おまえが見ると負ける・・」的な発言をされており、自虐的になることに何の違和感もありません。

 「おまえが見ると負ける・・・」の代表はプロ野球観戦、ひいきの中日が球場に足を運ぶたびに敗戦を繰り返していたことが最初でしょうか。というか、昔中日は弱かったんですよね。テレビ観戦していても同じで、といっても、全敗しているわけないのですが、やたらと、テレビをつけた瞬間に中日投手陣が崩れる、チャンスに打てない等を繰り返し、最後に「ほれみやー、あんたが見るもんで負けてまったやないの!!(岐阜弁:ほらご覧なさい、あなたが見るから負けてしまったじゃないの)」と激怒られる羽目になるわけです。

 まあ、そんなわけで、私が観戦しなかったから日本チームが勝ち進んだかどうかはわかりません。が、今更ながら一言言わせていただければ、実は私は今回のワールドカップで、日本チームが結構頑張ってくれるのではないかと密かに思っておりました。こういう発言は、大会前に書かないと全く信用されないわけですが、そもそも根拠も希薄なのでまあいいか・・・。

 日本チーム活躍を予感した理由は、「大会前、全く評価も期待もされていなかった」・・・このことにつきます。それどころか、ネットには「正々堂々全敗しろ」みたいな記事が出ていたような気もしますし、岡田監督を糾弾する話を何度も見聞きしました。普段、全く期待できないのに、過剰な演出でさも期待できるかのように報道するマスコミが、相当に「しらけムード」であったため、これはもしかして日本チームいけるかも・・・と考えていた私は、ちょっと変ですか・・・だいぶ変ですか・・・、おかしい??。いずれにせよ、スポーツの世界は結果がすべてですから、散々批判だけしていた方々は、この結果に十分反省すべきでしょうね。まあ、発言を控えて、結果論だけ語る私のような輩が、一番たちが悪いかもしれませんが。

 ということで、日本チームのさらなる活躍のためには、今後も観戦を一切控えるつもりの私、彰の介でございます。このサッカーのことで、「おまえが見たから・・・」とは絶対にいわれないようにしたいですから。

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2010/06/17

大嫌いなCM

 その昔、宝くじ論争という記事を書いたことがあるのですが、私は、この宝くじについて、 

宝くじ、買わなきゃ損しない」 「宝くじ、すなわち納税です

という夢も希望もない正論を述べています(笑)。

 まあ、そんな宝くじですが、最近の宝くじやロト、スクラッチ?などのテレビCMには、はっきり言って辟易しています。バンバン当たって毎日ステーキが食べられるかのようなものとか、2億円でキリンを買った???とかいう話にはあきれて物も言えません。前段の記事にも書きましたが、競輪競馬といった公共ギャンブルとは比べものにならないほどギャンブル性が高く、実質納税な訳ですから、あおりのCMはいかがなものでしょうか。夢を買うなとはいいませんが、もう少し謙虚なCMでもいいような・・・。若年寄的意見かもしれませんが。

 それにもまして、最近大変気になって、気持ち悪いと感じていたテレビCMが、法律事務所などの「過払い金利奪還します」CMですね。そもそも弁護士さんがCMを出すようなことは、過去全くなかったわけですが、これ、はっきり言って、人助けのためのCMじゃなくて、金儲けのためのCMですよね。そんなことはないと言い訳ならいくらでもできるかと思いますが、あえてお金まで使って、テレビCMを打つのですから、よほど儲かる話だということは想像に難くありません。正義の味方というイメージのあった弁護士さんですが、急速に「金の亡者」のイメージに変わりつつある今日この頃です。

 そんなことを考えていたのは私だけかもしれませんが、とある裁判官もその異常さは感じていたようです(・・・異常事態、司法ファッショ…判事が判決で批判)。抜粋しますと、

利息制限法の上限(年15~20%)と、出資法の上限(年29・2%)の間の「グレーゾーン金利」で支払った利息を「過払い金」として返還するよう貸金業者に命じる判決が2005年の最高裁判決以降全国で急増したことについて、神戸地裁社(やしろ)支部の山本善平裁判官が、担当した返還訴訟判決の中で「異常事態」「司法ファッショ」などと批判していたことがわかった。・・・

 判決の中で、この裁判官が考えている「異常事態」というは、私が考えている弁護士の金儲けのことではなく(当たり前か・・)、裁判・判決そのもののようですが、そんな状況を敏感にとらえて金儲けにつなげるあたり、法律のプロとしての弁護士さんの考え方を聞いてみたいものです。
 
 私自身は、高利貸しを「地獄の一丁目」と呼んで批判的に考えているわけですが、といって、正義を装った、バレバレの金儲けを考える弁護士さんにも辟易です。あえてテレビCMまで流す必要があるのか??というのが大いに疑問なわけです。これまた若年寄的意見かもしれませんが、もう少し謙虚でもいいような・・・。

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2010/06/10

夕張診療所の受け入れ拒否報道について

 先週末、研究会のため東京に行ったのですが、研究会終了後、あざらしサラダさん、dawnさんと「密会」しました。こうしてばらしていますが、「密会」です。いろいろなお話を聞けて、大いに刺激を受けました。機会がありましたら、多くの違う分野の方々と意見を交わしたいと思っています。

 この場でも少し話題に出たのが、「夕張市立診療所:自殺図った男性の救急受け入れ拒否」という報道の話題です。抜粋したのが(ちょっと改変)下の記事です。

夕張市は、市立診療所が、自殺を図り心肺停止状態になった男性の救急受け入れを断っていたと発表した。市の説明では、首をつり自殺を図った男性(心肺停止状態)を診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。市立診療所の村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。・・・・・

 夕張市立診療所(夕張医療センター)と言えば、財政破綻した夕張市にあって、地域医療のために孤軍奮闘している、同診療所の村上医師の様子が何度もテレビで報道されています。この診療所で救急患者の受け入れ拒否があったという内容の記事ですが、ネットではその報道姿勢に批判が出ているようです。当の村上医師も反論しています(なぜ私は救急患者の受け入れを拒否したのか)。
 私は職業がらやぶ医者をやっている関係で、救急外来の裏側を何度か記事にしていますが(救急外来の裏側救急外来の裏側(2)など)、今回の報道について私なりの意見を書いてみたいと思います。

 まあ、おおよそ、私の意見もネットの論調と同じなのですが、なぜこのような報道がされたのか全く理解できません。なぜならば、「救急車のたらい回し」が以前話題になりましたが、はっきり言って受け入れ拒否というのは、日常茶飯事な話題なわけで、日本中で一体何件の受け入れ拒否があるのかわからないほどです(少なく見積もっても一日数百件規模か?正直いえば、数千件に上る可能性あり)。それは、北海道に限ったとしても、年間数件なんてことは当然あり得ません。そんな状況の中で、どうして夕張診療所のみが、受け入れ拒否を批判されるのか、それが全く理解できないわけです。要するに、他にも山ほど、拒否をして批判されるべき医療機関はあるはずなのにどうして批判されないのでしょうか。

 今回の場合、患者が亡くなったということが問題なのでしょうか?。無論、心肺停止の患者についても、日本中で受け入れ拒否があるのは明らかで、これも夕張診療所に限った問題ではないと思われます。しかも、今回の場合、受け入れ拒否による時間のロスが死因とは全く考えられません。おそらく、記者としては、夕張診療所の不適切な対応で患者が亡くなったとしたいのでしょうが、そう考え、立証することははっきり言って無理でしょう。

 ただ、記者が夕張診療所だけを批判していることは理解できないとしても、「他の多くの病院が受け入れを拒否しているから、夕張診療所の拒否も許される」という理屈は当然通じません。私は、多くの医療機関で受け入れ拒否が日常茶飯事に起きていること自体が問題ではないと思っているわけではないのです。このあたり、受け入れ拒否の実態と裏側については、別の記事で身内批判をしたいと思うのですが(売国奴的な記事・・・)、じゃあ、夕張診療所はそのあたりどうなのかと言えば、今回、その夕張診療所の実態を知って、ちょっと驚いているところです。

 夕張診療所の村上医師の反論にも書いてありますが、この診療所の常勤医はこの村上医師のみであり、それでいて、19床の入院施設を持ち、40床の老健も併設というのですから、これだけでも相当に大変な勤務だと想像されます。さらに在宅医療を行いながら、特老やグループホームとも提携して対応しているというのですからびっくりです。実際、何人の非常勤医師がいるのかわかりませんので一概には言えませんが、一人の常勤医でこの規模の仕事をこなし、さらに救急車を普段は受け入れているというのですから、私はもう脱帽の一言で、とてもまねできません。村上医師には過労死しないように気をつけていただかねば・・・。

 この村上医師のハードワークだけでも、救急車の受け入れは難しいということが簡単に想像できるのですが、さらに、この医療機関があくまで診療所であり(定義上19床以下は病院ではなく診療所)、皆様が普段かかっている、お近くの開業医さんと立場は全く変わらないということを考えなければなりません。普通、開業医さんのところへ救急車をどんどん運ぶということはあり得ません。ましてや、心肺停止患者おやです。このあたり、村上医師のいわれている、救急指定の病院ではないということだけでも、十分搬送される理由はないということになると思います。そう考えると、やはり、今回の報道がいきすぎであるということは明らかではないでしょうか。

 また、この件で、市長が「このようなことが二度と無いように・・・」的な謝罪を行ったようですが、これもおそらく村上医師ははらわた煮えくりかえる思いだと感じます。救急車をみろというのであれば、常勤医師を連れてこいといいたいでしょう。何もしてくれないくせにという気持ちがイヤというほど伝わってきます。

 まあ、あえて村上医師の反論に物申すとするならば、鬱病の対策をいくら行政がしたとしても、自殺者がゼロになることはおそらく無いわけで、今回の自殺者が出たのは行政のせいかのような言い方はどうかと思います(ただ、行政は確かに何もやっていないようですが・・・)。そのせいかどうか、ネットを見ていると、一部、自殺者だから診なくていいと勘違いしているような意見もありますし、診療所の状況が上記のような状況の上に、「自殺者を」診る必要はあるのか・・という医師の本音が見え隠れするところは、気になるといえば気になりますが。

 ということで、私の結論は、「この診療所に受け入れ拒否の批判をするのは、酷すぎる」ということになりましょうか。私自身、受け入れ拒否自体がいいことだとは全く思っていませんので、「酷すぎる」という表現としましたが、上記考えていただければ、普段受け入れているだけでもすごい話で、今話題の夕張診療所だから叩けばニュースになるというだけの記事であることは明らかです。
 私の立場からは、日常茶飯事的に起きている受け入れるべき病院の受け入れ拒否について、次回?そのうち?チクリたいと考えています。

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2010/06/03

外来種の侵略

 我が家には亀が一匹いるのですが、いわゆるミドリガメというやつで、正式名称「ミシシッピーアカミミガメ」といいます。以前、写真を公開したことがありますが(亀様仏様!(宝くじを買った方へ))、恥ずかしがって顔を隠してしまっています。
 ところで、過去記事にも書いておりますが、当然ながら、名前からいって「洋もの」の亀でして、詳しくは知りませんが、ミシシッピーというくらいですから、おそらくアメリカ原産の亀なんでしょう。ちなみに、うちの亀は土手で拾った野生のミシシッピーアカミミガメで、アメリカ産ではなく、国産ではないかと思っていますが、真偽の程はわかりません。買ったばかりのミドリガメを誰かが捨てていったのかもしれません。もし国産だとしたら、外来種が、日本で繁殖してしまっていることになります。

 多くの方がご存じかもしれませんが、このミシシッピーアカミミガメは、侵略的外来種なんて呼ばれていて、国産のイシガメやクサガメの生息域をどんどん侵略してしまっているようです。旅行などで、各地のお寺や神社の池を見ることがありますが、そこにいる亀の多くは、このミシシッピーアカミミガメですね。しかし、なんでこんなに日本国内で繁殖してしまったのか?と考えると、それは、小さいミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメの幼名)を買ってきて、最初のうちはかわいいかわいいと育てるのでしょうが、そのうち飽きたり面倒くさくなって捨てる人が多いからでしょう。うちの亀様は、あれこれ10年近く飼っていますが、手のひらにちょこんとのるほど小さかったものが、今では指をいっぱいに伸ばした片手サイズになっています。まだまだ育って25~30cm位になるそうですから(確かに神社などにいる亀は大きい・・)、捨てたくなる気持ちもわからなくはありません。うちの亀様はもちろん捨てませんが。

 昨今、このアカミミガメに限らずいろいろな外来種が日本の自然の生態系を壊すとして問題になっています。環境相のホームページを見ると、外来生物法という法律があり、外来種の取り扱いを規制しているようですが、これだけ広がってしまっているアカミミガメは、特定外来生物に指定されていないんですね。もちろん、ペットショップなどに行けば、大量に売られているのはご存じの通りです。ただ要注意外来生物リストには入っており、その説明が次のようになっています。

繁殖確認事例は少ないが、遺棄や逸出による個体が野外で広く定着しており、在来種への競合等による影響がある可能性がある。大量に飼育されており規制により代替となるカメ類の輸入が増大する可能性や、大量に遺棄される可能性などが考えられ、今後の被害知見の集積とともに、遺棄のリスク評価や飼育に関するマナーの向上が特に必要である。販売、飼育にあたっては、長生きすることや大きくなることを十分理解し、飼い主が責任を持って飼育することを確認する必要がある。

 ちなみに、日本の侵略的外来種ワースト100に入っているようですが、それでも上記のように、”とんちんかん”な説明しかされず、全く規制されていないところが恐ろしいところです。こういう訳のわからない説明をするぐらいなら、はっきりと「ミドリガメを扱う業者を守るために規制はしません」と書いた方がいいでしょう。腰抜けにも程があるというものです。代替となる亀類の輸入の増大が心配なら、それを規制すればいいわけだし、今飼っている亀はそのままお咎めなしで、とにかく輸入や販売を止めればいいだけのことなのですから。

 私が今一番危ないと思っているのが、外来のカブトムシやクワガタムシです。こちらも店で虫かごに入れられて売っているわけですが、何度見てもかわいそうの一言に尽きます。どの個体も弱りきっていて、あまり動こうともしません。あれで長生きするのでしょうか。正直あれでは、図鑑などを見て、外国の大きなカブトムシに興奮していた我々よりも、実物を手に取ってみられる現代っ子の方が感動がないのではないでしょうか。
 外来産は全く興味がないので飼おうとも(買おうとも)思わないのですが、これも、日本国内に定着したり、雑種化したりしてしまうのではないかと気が気ではありません。少年の頃のカブトムシで遊んだ思い出を振り返ると、虫がビジネスになってしまっている現状がとてもいいとは思えません。ましてや、そんな思い出深い大切な自然が外来種の輸入によって壊わされていくことは、考えたくもない・・・というのが私の本音なのです。

 最近、川にガーや、熱帯魚が泳いでいるとか、ワニガメが見つかったとか、大きな蛇が逃げ出したとか、ワニが見つかったとか、とんでもないニュースを耳にします。はっきり言って、飼い主にマナーの向上を訴えるよりも、輸入規制をする方が簡単じゃないかと思うわけですがどうなんでしょう。ワニとか、どうしても飼わないといけませんかね。逃げ出したことを考えると、極めて危険だと思うのですが。そのあたり、国は業者との絡みで規制ができないというのであれば、悲しい限りです・・・。

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