« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010/07/29

ブログ開設6周年!!

 いやはや、早いもので、この「彰の介の証言」開始以来7/25日で6年の月日が経ちました。この「彰の介の証言」を続けてこられたのも、読者の皆様のおかげと感謝しております。お約束ではありますが、本音では、自分の努力の賜物だと自負しておりますが・・・。まあ、三日坊主協会会長の私にしては、ここまでよく続けられたものだと、不思議に思っております。

 現在、なかなか記事を書くこともできず、かといって、無理をしてまで書こうとも思わず、自分のペースで、何とか週一本くらいを続けております。
 本日も、本当は前回の記事の続きを書こうと思っていたのですが、頭の中でまったく考えがまとまらず、書くことができませんでした。最近、「批判記事の批判」や「議論のあり方」をテーマにいろいろ書いてきたのですが、それよりも、やはり「ネット世界とは何ぞや」という実に古くさいテーマに取り組みたいというのが本音でありまして、少しずつ紐解いていけたらなあと考えています。しかし、さらにその先には・・・・、これは多くのブロがーとの協力が必要でしょうが、「世論」というものを作り出してみたいなんて考えてたりして・・・いやはや、ネットの片隅でひとりごちているブログの管理人の発言ではありませんね・・・。私の座右の銘は「鶏口牛後」、小さくていいから、自分の意見をこつこつ出していくのが私の方針でした・・・。

 ということで、戯れ言はさておき、今後もちまちまと記事を書いていきますので、コメントなどいただけましたら幸に存じます。

 人気blogランキングに登録しています。ぜひ清きクリックを!
 ↑↑クリック!
 BlogPeople「ニュース・一般」ブログランキングにも清きクリックを! ↑↑クリック!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010/07/22

紙媒体への価値観

 私がまだ若かりし学生時代、東京の三省堂書店に初めて行ったとき、その大きさにたまげてしまったことを思い出します。デパートみたいに大きな建物の中のすべてが書籍で埋められていることに、正直びっくりしてしまいました。田舎では、全くあり得ないことですから・・・。先日、東京駅隣の丸善に行って、そんなことを思い出しました。一体全体何冊の本があるのやら・・・、お客も多く、次々に本が売れていきます。本や雑誌を本屋で買うことがなくなる日が来るなんて、この現状を見れば想像できません。

 というのも、電子書籍なるものが、今後増えていくだろうと言われているのを小耳に挟んだため、その普及により、本屋さんが無くなってしまうのだろうかと考えてみたわけです。私ははっきり言って素人であり、電子書籍がいかなるものなのか正確には理解していませんし、やっぱりデジタルなモニター上の情報よりも、アナログな「本」という実物の方に価値を感じるため(これは若年寄だからなのか?)、正直、電子書籍の可能性について全く想像がつかないわけです。

 ちなみに、当ブログ「彰の介の証言」は、ある意味、無料の電子書籍なのではないかと考えたりするのですがどうなんでしょう。そうすると「本→電子書籍」という時代の流れ?からすると、実に不思議なこと?不思議な心理状態?があったりするわけです。
 
 このブログは、NIFTYのココログで書いていますが、このココログには、「あなたのブログを本にしませんか?」という、「ココログ出版」というサービスがあります。私は過去何度となく、このサービスを使って記念にこのブログを本にしようと思ったのですが(うやむやになって実現していません)、その心理というのは、「本→電子書籍」という時代の流れには完全に逆らっていると言えるでしょう。ネット上には確かに「彰の介の証言」というブログが存在するのに、なぜあえて実物の「本」がつくりたくなるのか?、コンピューターの電源をつけ、ネットにつなげればブログは存在しているのに、本棚にしまう「本」に存在感や安心感を感じてしまうのはぜなのか?という、一見哲学風の疑問に取り憑かれているわけです。おそらく、このサービスを使って、多くの人が自分のブログを「本」にしたでしょうから、同様の心理は私だけではないはずです。つまり、「本→電子書籍」という流れがある一方で、「電子書籍→本」という流れがあるのはある意味不思議な限りです。

 実は、こんな心理を感じたことが別にもありました。うちの嫁が、とある有名料理ブログを愛読しているのですが、その方の「料理本」がでたとき、迷わず本屋へ買いに行ったわけです。これも実に不思議な話です。料理の作り方や、エピソードなど、本に書いてある内容は、ブログ内にすべて書いてあるはずです。レシピを簡単に見たいのなら、ブログの一部を印刷することだってできます。しかし、嫁は「本」がほしいわけです。新刊が出たはずなのに、あの本屋には売っていなかったから、別の本屋に行って探したり・・・など、懸命に「本」を求めているわけです。不思議ですね。しかし、例えば、電子書籍という形で、ネット上に、この本が売りだされたとしたら、嫁は迷わず買うかと言えば・・・、おそらくそれは「ブログと同じ」とだと感じるに違いありません。

 iPadなどの出現で、もしかしたらそんな実物の「本」へのわだかまりも薄れていくかもしれないのですが、しかし、情報に対する考え方は、媒体の問題だけではないと感じることも多々あります。

 例えば、新聞です。新聞は、ネットの出現によって?(だけではないと思いますが)、発行部数を減らしていると言います。(あくまで一側面に過ぎませんが)ネットによって素早く情報が得られるのに、あえて新聞を読む必要があるのか?というわけですね。確かに、朝刊が届くのは朝であって、昼間に起こった出来事は、ほとんどテレビやネットで情報として流れてしまっています。

 しかし、非常にわかりやすい例を挙げれば、中日ドラゴンズが勝った次の日は、「中日スポーツ」がよく売れるわけです。これも不思議だとは思いませんか?。中日スポーツを買う人は、前日中日が勝ったことを知らない人??であるわけありません。当然、テレビやネットで、中日が勝ったということを知っているからこそ、翌日の「中日スポーツ」を買うわけです。なぜ勝ったということを、あえて新聞という紙媒体で確認作業するのか??その心理はよく考えるとわかりませんね。号外もそうです。「号外!、号外!」と言って町で配ると、人が群がり、奪い合っていますが、その奪い合っているほとんどの人は、何らかの形ですでに知っている情報であることが多いのではありませんか?。

 そんなことを考えると、情報が欲しいのではなく、紙媒体がほしいと言うことになりますね。それは一般紙にも言えることで、一面記事などは、すでにテレビなどで報道されていることばかりであり、新聞を読むということは、その確認作業をすることに他なりません。だからといって、そこに究極的な情報の古くささというか、無駄な作業というか、そういうことを感じるかと言えば、そんなわけでもない・・・。
 そこで、先ほどの嫁の話と同じことになるのですが、たとえばiPadで号外がパッと表示されるソフトを導入すれば、町で号外に群がる人はいなくなるのでしょうか?。何となくそんなことはないような?・・・気がするのは私だけでしょうか。

 時代が流れていけば、徐々に実物の「本」や「新聞」といったものが、モニター上の情報のみになっていってしまうかもしれません。私のような実物にまだまだ価値をおいている人間は、そのうち自然淘汰されていってしまうのでしょうか?。次回に続く・・・たぶん・・・。

 人気blogランキングに登録しています。ぜひ清きクリックを!
 ↑↑クリック!
 BlogPeople「ニュース・一般」ブログランキングにも清きクリックを! ↑↑クリック!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2010/07/15

池上彰さんの意見発信に注目

 テレビで、「これはいい番組だなあ」と漠然と思っていたのが、「ザ!鉄腕!DASH」と、「NHK週刊こどもニュース」です。「和風総本家」というのもなかなかの番組で、(時々つまらない回もありますが)職人さんの手仕事なんかを見ていると、「日本っていいなあ」とつくづく思います。今でもザ!鉄腕!DASHは、DASH村とDASH海岸だけは欠かさず見ています。自然大好きの私としては、自然が取り戻されていく姿を見事に実践しているDASH海岸は、現在最も注目している番組というかコーナーになっています。ちなみに後半30分の別コーナーはつまらないので見ていませんが・・。週刊こどもニュースは今は見ていませんが、今をときめく、池上彰さんがお父さん時代、大変わかりやすい番組だと感心してみていました。「こどもにぜひ見てもらいたい番組のNO.1」と私は口にはしていましたが、正直、こどもでなくても、私が勉強になるのでちょくちょく見ていたというのが真相です。

 最近、池上さんはテレビで見ない日はないというくらい出ずっぱりの毎日ですね(言い過ぎか・・・)。私の名前は”彰の介”ですが、同じというか、なんというか、”彰”つながりで他人とは思えませんし・・・(笑)。ちょっと出過ぎて、しかも特番が多すぎて、だんだんネタ切れになっているのは気になりますが。同じネタを何度も解説していますし、ゲストの質問もやらせっぽい(いい質問ですね・・・の後にすぐ解説用のフリップとかが用意してある・・・)ので、やり過ぎると飽きちゃうのではないかと勝手に心配しております。ただ、わかりやすいのは、週刊こどもニュースの時と全く変わっていません。私が言うまでもなく、このわかりやすさが受けていることは間違いなく、堅苦しい話題が、一気に身近になったような気がするのは私だけでしょうか。

 池上さんは、いろいろな「解説」をわかりやすくしているわけですが、私が注目しているのは、解説だけではなく時々自らの考え方を発信していることです。私はコレを聞き逃さないように聞き耳を立てながら番組を見ているわけです。ちょっと前の「学べるニュース」では、「ゆとり教育」についての解説がありましたが、この時、「なぜ、時代によって詰め込み教育になったり、ゆとり教育になったりと変遷してきたのか?」ということを解説されていました。そしてずばり、

「世論に左右されてきた」

と核心を突いたときには私は感動してしまいました。はっきり言って、こんな発言は聞いたことがありません。一見解説ですが、池上さんオリジナルの持論に違いありません。世論に左右されてきたということは、そこに理屈は無いということと考えていいでしょう。読売新聞の社説を例に出して、昔の記事では「もっとゆとりを・・・」と書いてあるのに、最近の記事では「ゆとり教育をやめろ」と書いてあるというのですね。社説=世論ではありませんが、こういった声が強くなれば、それに押されて国の教育方針がころころ変わるというわけです。同じ新聞なのに発言が違うというのも問題かもしれませんが、社説に書いてある理屈が、理屈になっていないという池上流の?痛烈な批判であって、まさに核心です。こういう発言をテレビでする人は他にいませんね。まあ正直、「結果論的解説」とか、「批判記事に総論が抜けている」などを記事にしている私としては、我が意を得たりと感じました。

 昨日の「学べるニュース」では、「右翼と左翼」という言葉の解説をしていました。解説はともかく、池上さんのこの言葉に対する意見は

「相手方を右翼だ左翼だといってレッテル貼りをする行為」

だとし、否定的に(使うべきでない言葉?)考えていることを発言されていました。こういうことを発言される方もいませんね。私はレッテル張りだとは思っていませんでしたが、確かにそういう面もありますか。私は、この「彰の介の証言」で派閥論という言葉をキーワードに、議論のあり方を何度か記事にしていますが、論旨は、まさにレッテル貼りということに他ならないような気もします。自分が○○派だから、××派の意見はすべて間違っているという思考過程からは、何も得られないわけで、よ~く考えてみると、またしても我が意を得たりとしていいのかな?。

 ということで、今後も池上彰さんの発言には聞き耳を立てることをやめないと考えている、私彰の介でございます。来週の学べるニュースは、「捕鯨問題」をやるそうです。ただの解説で終わるかもしれませんが、池上さんの意見発信を聞き逃すわけにはいきません。

 人気blogランキングに登録しています。ぜひ清きクリックを!
 ↑↑クリック!
 BlogPeople「ニュース・一般」ブログランキングにも清きクリックを! ↑↑クリック!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »