池上彰さんの意見発信に注目
テレビで、「これはいい番組だなあ」と漠然と思っていたのが、「ザ!鉄腕!DASH」と、「NHK週刊こどもニュース」です。「和風総本家」というのもなかなかの番組で、(時々つまらない回もありますが)職人さんの手仕事なんかを見ていると、「日本っていいなあ」とつくづく思います。今でもザ!鉄腕!DASHは、DASH村とDASH海岸だけは欠かさず見ています。自然大好きの私としては、自然が取り戻されていく姿を見事に実践しているDASH海岸は、現在最も注目している番組というかコーナーになっています。ちなみに後半30分の別コーナーはつまらないので見ていませんが・・。週刊こどもニュースは今は見ていませんが、今をときめく、池上彰さんがお父さん時代、大変わかりやすい番組だと感心してみていました。「こどもにぜひ見てもらいたい番組のNO.1」と私は口にはしていましたが、正直、こどもでなくても、私が勉強になるのでちょくちょく見ていたというのが真相です。
最近、池上さんはテレビで見ない日はないというくらい出ずっぱりの毎日ですね(言い過ぎか・・・)。私の名前は”彰の介”ですが、同じというか、なんというか、”彰”つながりで他人とは思えませんし・・・(笑)。ちょっと出過ぎて、しかも特番が多すぎて、だんだんネタ切れになっているのは気になりますが。同じネタを何度も解説していますし、ゲストの質問もやらせっぽい(いい質問ですね・・・の後にすぐ解説用のフリップとかが用意してある・・・)ので、やり過ぎると飽きちゃうのではないかと勝手に心配しております。ただ、わかりやすいのは、週刊こどもニュースの時と全く変わっていません。私が言うまでもなく、このわかりやすさが受けていることは間違いなく、堅苦しい話題が、一気に身近になったような気がするのは私だけでしょうか。
池上さんは、いろいろな「解説」をわかりやすくしているわけですが、私が注目しているのは、解説だけではなく時々自らの考え方を発信していることです。私はコレを聞き逃さないように聞き耳を立てながら番組を見ているわけです。ちょっと前の「学べるニュース」では、「ゆとり教育」についての解説がありましたが、この時、「なぜ、時代によって詰め込み教育になったり、ゆとり教育になったりと変遷してきたのか?」ということを解説されていました。そしてずばり、
「世論に左右されてきた」
と核心を突いたときには私は感動してしまいました。はっきり言って、こんな発言は聞いたことがありません。一見解説ですが、池上さんオリジナルの持論に違いありません。世論に左右されてきたということは、そこに理屈は無いということと考えていいでしょう。読売新聞の社説を例に出して、昔の記事では「もっとゆとりを・・・」と書いてあるのに、最近の記事では「ゆとり教育をやめろ」と書いてあるというのですね。社説=世論ではありませんが、こういった声が強くなれば、それに押されて国の教育方針がころころ変わるというわけです。同じ新聞なのに発言が違うというのも問題かもしれませんが、社説に書いてある理屈が、理屈になっていないという池上流の?痛烈な批判であって、まさに核心です。こういう発言をテレビでする人は他にいませんね。まあ正直、「結果論的解説」とか、「批判記事に総論が抜けている」などを記事にしている私としては、我が意を得たりと感じました。
昨日の「学べるニュース」では、「右翼と左翼」という言葉の解説をしていました。解説はともかく、池上さんのこの言葉に対する意見は
「相手方を右翼だ左翼だといってレッテル貼りをする行為」
だとし、否定的に(使うべきでない言葉?)考えていることを発言されていました。こういうことを発言される方もいませんね。私はレッテル張りだとは思っていませんでしたが、確かにそういう面もありますか。私は、この「彰の介の証言」で派閥論という言葉をキーワードに、議論のあり方を何度か記事にしていますが、論旨は、まさにレッテル貼りということに他ならないような気もします。自分が○○派だから、××派の意見はすべて間違っているという思考過程からは、何も得られないわけで、よ~く考えてみると、またしても我が意を得たりとしていいのかな?。
ということで、今後も池上彰さんの発言には聞き耳を立てることをやめないと考えている、私彰の介でございます。来週の学べるニュースは、「捕鯨問題」をやるそうです。ただの解説で終わるかもしれませんが、池上さんの意見発信を聞き逃すわけにはいきません。
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