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2010/08/12

国産への幻想

 先日妻とスーパーへ買い物へ行ったときのこと。ごま油が無くなったとのことで、ごま油を探しに行きました。ごま油の陳列棚には、いろいろな業者ものが何種類も置いてあり、しかも値段にはピンからキリまで、随分開きがあるものだなあと感じました。

 さてさて、どのごま油を選ぶかですが、大手の安っぽいのはやめて、いいやつを買おうということになり(うちはお金持ちなので・・・笑)、結構値段の高いのを手に取ってみました。残念ながら、パッケージを開けてにおいをかぐわけにはいきませんが(当たり前)、表の商品ラベルはなかなか秀逸で、いかにも手作りしてますよ、というのが伝わってきてよさそうです。ところが、ボトルの裏に貼ってある商品説明のラベルをみて「おや?」っと思ってしまいました。

 原材料はもちろん「ゴマ」な訳ですが、そこには「胡麻(トルコ産)」と書いてあるではありませんか。他の商品と比べてちょっとお高い、いやかなりお高いごま油であり、しかもパッケージラベルからは全く外国を想像させませんので、当然のことながら「国産のゴマ」だと勝手に思い込んでいた私は、ちょっとがっくりしてしまいました。「トルコ産だって・・・」ということで、その商品は一旦陳列棚に戻すことになってしまいました。

 ということで、陳列棚にあるすべてのごま油の、ゴマの原産国調べが始まったわけですが、これがまたちょっと意外なことがわかりました。実はそのスーパーに置いてある、先ほど手に取った商品以外のごま油は、すべて、ゴマの原産国が未記載だったのです。これは普通に考えると、「国産ではない」に違いありません。ウナギのように中国産を国産と偽る事件が後を絶たないご時世です。私ら夫婦のように、国産がいいと思い込んでいる人も少なくないでしょうから、国産のものは必ずその商品イメージから国産と表示するはずです。いやいや、裏のラベルではなく、表の商品ラベルにでかでかと「国産胡麻使用」などと書くでしょう。

 さてさて、そのスーパーで売られているすべてのごま油の原料のゴマが、国産ではないらしいことがわかりましたので、どれを購入するかですが・・・、やはり、正々堂々と、原産国を「トルコ産」と表示していた唯一の商品、すなわち、最初に選んだ商品が信頼もでき、商品に自信があるのだろうと考え、そのお高いごま油お買い上げの運びとなりました。家に帰ってから、さっそくそのごま油を使いましたが、予想に違わぬ一品でした。こんな香りのいいごま油は初めてです。もちろん、高かったので、そう感じただけかもしれませんが・・・いやいや、そんなことはありません、本当にいい商品でした。

 その後、毎度おなじみのWikipediaやその他ネット記事で、ゴマについて調べたのですが(Wikiのゴマのページ)、何という認識不足でしょう、日本で使用されるゴマは99.9%輸入なのだそうで、中国やアフリカ諸国、南アメリカ諸国など、世界各地から日本に輸入されているようです。ちなみに、トルコからの輸入は、それほど多くないようですが、ゴマの王様といわてれいる「金ゴマ」の名産地のようで、高級品はトルコ産が多いようです。国産の金ゴマよりトルコ産の方が評価が高いとするネット記事もありました。いや~、無知とは恐ろしいものですね。

 もしかすると、買った商品の「胡麻(トルコ産)」というのは、十分に高級品アピールだったと思われるのですが、私のような素人には「国産でない」というnegativeアピールになってしまうわけですから困ったものですね。もちろん、値段が高いので、ゴマの違いや味、香りがわかる方だけご購入くださいというのが、作り手側の考え方なのでしょうが。ちなみに、国産ゴマを使用したごま油は、通販サイトなどを見ると100g1500円から2000円以上するようですから、お金持ちの私でも買えません。

 ところで、ごま油を使ったお気に入りレシピをお一つ紹介します。冷や奴(ひややっこ)なのですが、豆腐に、ごま油をたらっとかけて、塩を振り、醤油を適量かけるという「ごま油奴」です。ポイントは当然ごま油、上記商品でこれをやったら本当においしかったです。これを大手の安ごま油でつくると、くさい奴になりますのでご注意ください。あと、くれぐれもカロリー超過にはご注意ください。

 ということで、国産への幻想を反省したというお話でした。それにしても、国産のゴマというのがほとんど無いという現実を放置していていいものやら・・・、何か心配になってきました。

 
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