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2011/01/06

スズメの話

 私の実家は単なる田舎ですが、田舎と言っても昔一面に広がっていた田んぼにはほぼ建物が建ちました。田んぼにいたカエルはほぼ絶滅し、魚を捕っていた用水路は、三面コンクリート化されてからは、全く姿を見なくなりました。家の外灯にはアマガエルがたくさん来て虫を食べていましたが、そんな光景は今や昔です。

 私は自然大好き人間なわけですが、そんな故郷の状況が残念でなりません。ですから、過去記事にも書いてきたように、自然回復プロジェクトには大変興味があり、その象徴としてのトキやコウノトリの放鳥、「ザ!鉄腕!DASH」のDASH海岸のコーナーなど、たいへんわくわくしながらその経過を見てるわけです。

 と、いかにも自然派を装ってみましたが、興味があるのはおもに水辺の生き物だけのエセ自然派の私です。そんな関係で、今まで「野鳥」に興味を示すことは、家に巣をかけていたツバメ以外(ツバメの巣の今昔)、ほとんどありませんでした。
 
 ところが、つい数ヶ月前、何の気なしに「あの小さな白い鳥はなんだろう」と思い、図書館で鳥図鑑を借りてきてぺらぺらとその図鑑を眺めているうちに、「野鳥」にはまってしまいました・・・・(まるで少年・・・)。その小さな鳥は「ハクセキレイ」という鳥だったようですが、そんなことはどうでもよくて、日本にはこんなにたくさんの種類の鳥がいるのかと思い、そういえば最近身近にいた鳥たちもいなくなったなあ・・とつくづく考えてしまったわけです。実家でも春になればウグイスが鳴いたりしていましたが、いつのまにかそんな鳴き声も聞かなくなりました。庭の木にモズのはやにえが突き刺さっていたこともありますが、もう長いこと見ていません。

 そんなこんなで、野鳥のことをいろいろ調べたりし始めていたわけですが、私にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできました。人間に最も身近な鳥である「スズメ」が激減しているというのです。ちょっと前に、NHKの番組でもスズメが取り上げられていましたが、スズメもかなり受難の時代を迎えてしまったようです。私にとってスズメなんていて当たり前の何の興味もない鳥だったのですが、「激減」とのことで急にいとおしく思えてきました。

 スズメ激減の理由はいろんな説があるようですが、隙間のない近代住宅の増加による、巣作りの場所の減少がいわれているようですし、自然の減少による昆虫の減少が原因かもしれません。
 今までスズメには全く興味がなかった私ですが、「そういえば、実家でもあまりスズメを見なくなったような・・・」という心配が非常に強くなったのです。そんな気持ちで、昨年の年末実家に帰り、近所でスズメの捜索を行うことになったわけです。

 あえてスズメを探すという行為をしたことがなかったわけですが、ちゃんとスズメは生きていました。隣の家の小さな柿の木に、集団で10羽ほどがとまっていました。大晦日?には雪が降って一面真っ白になりましたが、そうしたら、スズメの集団は30羽ほどに増えていて、近所の数本の木を行ったり来たりしていました。これらのスズメがこの近所に住むスズメばかりでは無いかもしれませんが、それにしても、カエルやフナのように絶滅していなかったことを確認してほっと胸をなで下ろした次第です。

 ということで、前回記事神棚のお米につながるわけでして、この神棚のお供え物のお米をスズメのえさにしようと考えたのは、こんな気持ちがあったからというのが真相だったりするわけです・・・。一握りもないような量のお米ですから、ちゃんと見つけてくれるのだろうかと心配になりましたが、年始に家族旅行に行き、帰ってみると、お米は一粒も残っていませんでした。ただ、お米を置いた庭石に、鳥の糞らしきものもあったのですが、結構大きくてスズメの糞とは思えません。この糞の主がお米をついばんだとしたら、残念ながらスズメではなく別の鳥だったということになります。ヒヨドリかムクドリだったかもしれません。

 ということで、スズメは住宅難らしいので、巣箱でも掛けようかと考えている私です。でも糞をしたりと汚いでしょうから、母も妻も反対するだろうなあ・・・、おっと、これを逆手にとって、嫁姑問題を解決してみようか・・・、生兵法は大けがの元・・・・か。

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コメント

うちのところは、のどかな田園地帯。合併前はその名の通りでしたが、最近は雀の声で目覚めることも少なくなりました。
子供の頃、ハクセキレイは、初夏の鳥だったように記憶していますが、最近は年中見かける気がします。
これも地球環境の変化なのでしょうか?おいらの頭じゃわかりませぬ。

投稿: demecchi | 2011/01/07 02:13

demecchi様、コメントありがとうございます。
ハクセキレイは現在至る所に増殖している鳥のようですね。いわば勝ち組と言いましょうか。
私が借りてきた鳥図鑑は1985年発行のもので、少し時代のギャップもありました。まだ日本産トキが生きており、現在各地で増殖しているカワウも当時はかなり数を減らしていたようです。

投稿: 彰の介 | 2011/01/08 12:17

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