彦根城を世界遺産にする前に?
9月中旬、遅い夏休みを取ることができました。最近は九州に行くことが多かったのですが、今年は琵琶湖を一周してきました。本当は時計回りに回ったのですが、敢えて逆に旅程を遡りたいと思っています。なぜ逆に辿るのかというツッコミはご勘弁を。
と言うことで、最後に行ったのが「彦根城」です。国宝天守ですね。国宝と言うことは知っていましたが、そもそもこの彦根城に関し、大いに誤解していたことがあります。それは、この城の大きさです。よく本などに紹介されている彦根城は、天守だけのことが多いように思います。私が撮った写真もこんな感じです。
姫路城などと比べてはいけないのでしょうけど、この天守が、平野にぽつんとあるような、何となくこぢんまりした城というイメージがありました。しかし、城というのは天守だけではありません。その敷地の広さを、全く誤解していたというわけですが、まずは、堀がかなり大きくそのほんの一部が次の写真です。これだけでも、決して小さな城でないことがわかるのではないでしょうか。
天守の立っているのは、小高い丘といったらいいでしょうか。かなりの敷地面積があり、これが全くの想像以上だったという話です。
なぜ、小さな城というイメージがあるのかという私の考察ですが、この小高い丘にはうっそうと木が生えているということ、そして、残念ながら、天守はそれほど大きくないということから、彦根の街から天守を仰ぎ見ることが、或は城の全貌を見るということができないからではないかと思われます。天守の写真をとる位置も結構限られていて、私のような素人が探し出した撮影ポイントで撮られた写真が、結構いろいろなところで使われていたりします。
ちなみに、全貌を見ようとすると、航空写真か、近くの山から見るしかありませんが、私が取った次の写真は、長浜城(歴史博物館)から望遠して撮った物です。多分見にくいので、画像をクリックして拡大してみてください。小高い丘に建てられ、かなり広い範囲に櫓などが建てられているのがわかります。ただこれでは、堀がわかりませんけどね。
この写真のような全貌が彦根市街から見えればいいのですが、よく見えません。彦根城と言えば井伊家、井伊家と言えば井伊直弼、というわけで、明治になって真っ先に壊されてもいいような彦根城が生き残った理由は、「よく見えなかったから・・・」ではないでしょうけど・・・。
ところで、この彦根城を「世界遺産にしよう」という動きがあるようです。動きの規模はよくわかりません。単独で彦根城だけというのはおかしいので、松本、犬山と共に、国宝残り三城そろい踏みという手はあるかもしれません。或は、琵琶湖を含めて自然及び文化遺産群としての世界遺産登録というもくろみもあるようですから、そこに彦根城も入れるというのもありでしょう。琵琶湖の世界遺産をめぐる話は後日するとして、残念ながらいずれにしても世界遺産入りは難しいのが現状のようです。
そして。ここからが真剣ネタ(笑)。
私自身は、彦根城の世界遺産入りに全く問題はないと思っていますが、一点だけ注文をつけておきます(笑)。
実は、上記書いたように、この彦根城は、堀に囲まれた小高い丘状の土地にたてられており、実際の戦いになったらそうそう簡単に攻められないような地形になっています。城に入るところの説明書きにもしっかり書いてありましたが、天守へと続く坂というか道というのは大変登りづらくつくられています。写真ではなかなかわかりづらいかもしれませんが、一応撮った写真でその険しさを示しておきます。
どれくらい登りづらい、あるいは歩きにくい坂なのかと言えば、それは、この坂を下ったところで、健脚でならしたこの私、彰の介が、足首をおもいっきりひねり、その場にものすごくかっこわるい形で倒れ込んだほど大変な坂だと言うことです(大笑)。戦の最中だったら、井伊家の軍勢に殺されていたことでしょう(笑)。ちなみに数日後の私の左足首の写真が次の写真・・・。
汚いすね毛をさらして大変申し訳ありませんが、足首全体が腫れてしまいました。しばらく、左足を引きづって歩くこととなり、時々足の角度や体重のかけ方を間違えると、とんでもない痛みに襲われるという次第でした。数週間経ってやっと痛みが引いてきたかなあというところです。当然私はこの足を医者に診せてはいません・・。
ということで、何が言いたいかと言えば、コケた私がおかしいのではなくて(汗)、彦根城の坂は私がコケるくらい大変な坂だということが言いたいわけです(大笑)。だから、世界遺産にするのであれば、もうすこしバリアフリー化とか(オイオイ・・・)、リフトを建設するとか(うむむ・・・)を考えてもいいのかなあと、私がコケたことを打ち消すためだけに考えたりしているわけです。ダメだこりゃ・・・。
まあ、私がコケた理由は、彦根城のせいではなく、私がもう若くないということと(涙)、前日の疲れからというのが本当らしいのですが、その前日の出来事のお話はまた次回に。
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