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2011/09/29

彦根城を世界遺産にする前に?

 9月中旬、遅い夏休みを取ることができました。最近は九州に行くことが多かったのですが、今年は琵琶湖を一周してきました。本当は時計回りに回ったのですが、敢えて逆に旅程を遡りたいと思っています。なぜ逆に辿るのかというツッコミはご勘弁を。

 と言うことで、最後に行ったのが「彦根城」です。国宝天守ですね。国宝と言うことは知っていましたが、そもそもこの彦根城に関し、大いに誤解していたことがあります。それは、この城の大きさです。よく本などに紹介されている彦根城は、天守だけのことが多いように思います。私が撮った写真もこんな感じです。

Dsc02056

 姫路城などと比べてはいけないのでしょうけど、この天守が、平野にぽつんとあるような、何となくこぢんまりした城というイメージがありました。しかし、城というのは天守だけではありません。その敷地の広さを、全く誤解していたというわけですが、まずは、堀がかなり大きくそのほんの一部が次の写真です。これだけでも、決して小さな城でないことがわかるのではないでしょうか。

Dscn0131

 天守の立っているのは、小高い丘といったらいいでしょうか。かなりの敷地面積があり、これが全くの想像以上だったという話です。
 なぜ、小さな城というイメージがあるのかという私の考察ですが、この小高い丘にはうっそうと木が生えているということ、そして、残念ながら、天守はそれほど大きくないということから、彦根の街から天守を仰ぎ見ることが、或は城の全貌を見るということができないからではないかと思われます。天守の写真をとる位置も結構限られていて、私のような素人が探し出した撮影ポイントで撮られた写真が、結構いろいろなところで使われていたりします。
 
 ちなみに、全貌を見ようとすると、航空写真か、近くの山から見るしかありませんが、私が取った次の写真は、長浜城(歴史博物館)から望遠して撮った物です。多分見にくいので、画像をクリックして拡大してみてください。小高い丘に建てられ、かなり広い範囲に櫓などが建てられているのがわかります。ただこれでは、堀がわかりませんけどね。

Dscn0114

 この写真のような全貌が彦根市街から見えればいいのですが、よく見えません。彦根城と言えば井伊家、井伊家と言えば井伊直弼、というわけで、明治になって真っ先に壊されてもいいような彦根城が生き残った理由は、「よく見えなかったから・・・」ではないでしょうけど・・・。

 ところで、この彦根城を「世界遺産にしよう」という動きがあるようです。動きの規模はよくわかりません。単独で彦根城だけというのはおかしいので、松本、犬山と共に、国宝残り三城そろい踏みという手はあるかもしれません。或は、琵琶湖を含めて自然及び文化遺産群としての世界遺産登録というもくろみもあるようですから、そこに彦根城も入れるというのもありでしょう。琵琶湖の世界遺産をめぐる話は後日するとして、残念ながらいずれにしても世界遺産入りは難しいのが現状のようです。

 そして。ここからが真剣ネタ(笑)。
私自身は、彦根城の世界遺産入りに全く問題はないと思っていますが、一点だけ注文をつけておきます(笑)。
 実は、上記書いたように、この彦根城は、堀に囲まれた小高い丘状の土地にたてられており、実際の戦いになったらそうそう簡単に攻められないような地形になっています。城に入るところの説明書きにもしっかり書いてありましたが、天守へと続く坂というか道というのは大変登りづらくつくられています。写真ではなかなかわかりづらいかもしれませんが、一応撮った写真でその険しさを示しておきます。

Dscn0126

 どれくらい登りづらい、あるいは歩きにくい坂なのかと言えば、それは、この坂を下ったところで、健脚でならしたこの私、彰の介が、足首をおもいっきりひねり、その場にものすごくかっこわるい形で倒れ込んだほど大変な坂だと言うことです(大笑)。戦の最中だったら、井伊家の軍勢に殺されていたことでしょう(笑)。ちなみに数日後の私の左足首の写真が次の写真・・・。

Dscn0133

 汚いすね毛をさらして大変申し訳ありませんが、足首全体が腫れてしまいました。しばらく、左足を引きづって歩くこととなり、時々足の角度や体重のかけ方を間違えると、とんでもない痛みに襲われるという次第でした。数週間経ってやっと痛みが引いてきたかなあというところです。当然私はこの足を医者に診せてはいません・・。

 ということで、何が言いたいかと言えば、コケた私がおかしいのではなくて(汗)、彦根城の坂は私がコケるくらい大変な坂だということが言いたいわけです(大笑)。だから、世界遺産にするのであれば、もうすこしバリアフリー化とか(オイオイ・・・)、リフトを建設するとか(うむむ・・・)を考えてもいいのかなあと、私がコケたことを打ち消すためだけに考えたりしているわけです。ダメだこりゃ・・・。

 まあ、私がコケた理由は、彦根城のせいではなく、私がもう若くないということと(涙)、前日の疲れからというのが本当らしいのですが、その前日の出来事のお話はまた次回に。

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2011/09/22

ハイビスカスのかわいい?害虫たち

 実は、一段落したところなのですが、ちょっと前まで我が家のハイビスカスに虫がつきまくり、毎朝毎朝早起きして駆除をしておりました。
 一応、えせ自然派の私ですので、これら虫たちも自然の一部で、受け入れなくてはならないと、うわべで思いつつ、はっきり言って受け入れられず、丁寧にポイポイと捨ておりました。別に虫に悪気はないわけで、これも確かに自然であり、害虫すらつかないような世界になってしまったらおしまいなわけですが・・。

 ハイビスカスの代表的な害虫というと、アブラムシがあげられますが、これはあまりにも一般的なので割愛。アブラムシには米のとぎ汁をかけるといいという話もあり、とぎ汁による川の汚染の話もあることから一時期やりましたが、最近面倒くさくてあまりしていません。効果がはっきりわからないことと、後で洗い流さないと、葉っぱが白くなってしまうことが面倒くささの原因です。こちらは、農薬のお世話になっている感じですね。ただ、株が丈夫だとあまりつかないような気もしています。

 私が早起きしなくてはならなかった最大の原因の虫は、「ハマキムシ」です。ハマキムシと言ってもいろいろな種類があるようですが、我が家のハイビスカスにどのハマキムシがついていたのかは全くわかりません。ただ、2~3種類が襲ってきていたのではないかと思っています。ハマキムシはその名の通り、葉っぱを巻いて、あるいは葉っぱと葉っぱを重ねあわせて、その中でイモムシが成長するわけですが、できれば、葉を巻く前に発見したい物です。

Dscn0010

 葉っぱの根元に見られるような小さな虫食いの痕はかなり怪しいです。めくってみますと、

Dscn0011

 小さなイモムシが2匹いますね。いちいちとるのも嫌なので、葉っぱごと切り取って捨てています。
 葉っぱを巻いてしまうと下の写真のような感じになります。

Dscn0017

毎日毎日、朝早く起きて、小さなイモムシをできるだけ見つけて、駆除しているつもりなのに、どうしても見逃しているらしく、こうして巻かれてしまいます。この葉っぱは1枚に2カ所巻かれてしまいました。敵も然る者です。ちなみに中を見てみますと、

Dscn0019

こんな感じで、大きなイモムシと小さなイモムシ多数を確保いたしました。ポイしましたけど・・・。

 もう一種類、とんでもない敵が現れていたことに後から気付いたこともあります。

Dscn0006

 この写真のカミキリ、なんか珍しくてきれいだなと思って撮っておいたものです。後で名前でも調べようなんて思ってそのまま放置しておりました。そして・・・、これがラミーカミキリと呼ぶらしいことを随分後になって知ったわけです。何をしにハイビスカスに飛んできたかと言えば、葉っぱを”噛み噛み”しに来たというわけです。そしてその”噛み噛み”した痕というのがこの写真・・・。

Dscn0012

 葉脈が”噛み噛み”されて茶色になってしまっています。まあ、がっかりという感じです。
 しかし、我が家のベランダのハイビスカスを、よくもまあめざとく見つけたものですね。ある意味、ラミーカミキリも、ハマキムシも、その点、感心せずにはおれません。見つけ次第駆除ですけど。

 ちなみに、写真は撮れませんでしたが、シャクトリムシ系のイモムシも発見し、ハダニのような物がついているのも確認しています。上にも書きましたが、ベランダに置いている以上、奴らがめざとくやってくるのは仕方ありません。植物を育てるのが好きというのは、こういう手間も大好きで、早起きもしたくなると言うのが本音なので、実は苦ではないのですけどね。私だけかもしれませんが・・・。

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2011/09/08

岐阜弁教えたるわ!(2)

 最近、急速にアクセス数を延ばしている私の過去記事に 岐阜弁教えたるわ!という6年も前に書いた記事があります。まあ要するに、岐阜弁というのが非常に標準語に近い(笑)ということを解説した文章ですが、今になってアクセス数が増えている理由は全くわかりません。

 ということで、それに便乗して、岐阜弁のお勉強会第2弾をやってみようというのが本日の企画です。が、はっきり言ってこういうのは、地元受けしかしないような気がしてなりません・・・。誤ってこのページを広げてしまった皆様は、我慢して最後までお付き合いください。

 まずは、おもしろ方言から。
 名古屋弁と共通するものもありますが、そのあたりはお隣なので厳しいご指摘はご勘弁ください。

 一番有名なのは「まわしをする」ですかね。俗に、

「まわしした?」
「はっ??、これから相撲でもとるのですか?」
という会話になるわけですが、
「そんなたわけたことを言っとる暇があったら、はよまわししなあかんて!、この”どたわけ”が!」
と叱られるので要注意です。

まわしをするは、支度をする、準備をするという意味で、発音的には「ま~し」「まぁ~し」ってな感じですかね。

 ちょっと前の秘密のケンミンSHOWで紹介されていた岐阜弁が「きもい」です。確か

「ちょっとお父さんの服、きもいんじゃないの?」
「いやー、課長の服すてきですよ・・・」

ってな会話だったような気がします。きもいというのは、少し小さなサイズの服を着てしまい、窮屈な様を表現したもので、別に気持ち悪いの意味ではありません。同じような岐阜弁に、つもいというのもありますが、こちらは、靴下とか、靴とかが小さくて、窮屈な様子を表す言葉かなあと思います。こどもの頃はドンドン成長しますので、
「この前買った服、きもなってまったで、きれーへんわ!」(小さくなったから、着ることができなくなった)なんて使うわけですね。

 「ちんちん」っていうのはどうですかね。私は標準語だと思いますが・・・。

「このお茶ちんちんやで、舌やけずってまった!」

 いわゆる世間で言うところの、あのちんちんとは、アクセントが違います。”ん”で下げるのではなく、あげる感じの発音ですかね。ちんちんは液体が沸騰するぐらいの熱さに達している状態とか、薬缶などがあっつあつで、まさに触ればやけどをする状態になっていることを表現した言葉です。真っ赤な顔をして怒っている人がいると「ちんちんになっておこっとった」等と表現します。
ちなみにやけどをすることを、やけずるといいます。

 我々ギフ人が全く岐阜弁だと気付いていないのではないかと思う岐阜弁をご紹介します。

「ご飯をつける
「鍵をかう
「机をつる
「手袋をする

4つあげてみましたが、標準語だという気がしてなりませんが・・・。

 ご飯をお茶碗につけることを標準語では何と言うのですか?。”よそう”ですか。なんか”よそよそしい”感じがしますね。つけるでいいのに・・・。
 鍵は、”かける”が標準語ですか?。普通は鍵かって家を出ますけどね・・・。「そういえば、鍵かわずに来てまったがね・・・」って言うわね。
 机をつる時、標準語では、「机を”持ち上げて運ぶから”手伝って・・」なんて言うのですか?。実にめんどくさいですね。「机つるで、あんたはそっちべた持ちゃー!」(机を持ち上げて運ぶから、あなたはそちら側を持ってください)って言えば実に楽なのに・・・。
 手袋は、”はめる”ですか?。するですよね。「手袋してかなあかんて、さみーで!」(手袋をはめていかないとだめですよ、寒いんだから)って、やっぱりするが標準語のような・・・。

 ということで、昔と比べると真の岐阜弁を話す人は減りました。私も、言われて意味はわかりますが、自分が話すことはない岐阜弁がたくさんあります。そういう言葉は、徐々に消えていくことになるのでしょう。消えてしまう前に、このブログにたくさん岐阜弁を綴っておきましょうかね。

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2011/09/01

ブログ開設7周年!!

 いやいやいやいや、いやいやいやいや、なんと、このブログの開設記念日を全く忘れておりました。相当脳がやられてきました。あれこれ一ヶ月以上前の7/25をもちまして、「彰の介の証言」は7周年を迎えました。
 
 これも皆様のおかげ以外の何もなでもないのですが、恒例ですので、「私の努力のたまもの」と軽く言っておきます。何しろ、この一年での更新数がたったの24本であり、大きなことは言えません。絶滅も近い状況です。そのうち、毎年更新数1本、すなわち、この○周年記念の記事だけになったりして・・・と冗談ではなくそう思ったりもします。

 今後の「彰の介の証言」ですが、どうしていこう的なことを過去何度も書いてみたものの、実行されたためしはありません。ですが、これも恒例ですので、一応書いておきます。

 一つは、現在住んでいる静岡県伊豆地方の自然に関する記事なんか書けるといいかなあと思っています。神社巡りとか、野鳥のこととか、全くの私の趣味ですけど・・・。とりあえず、一本分のネタはすでに用意していますが、一本で終わる可能性大です・・・。

 二つ目は、元祖研究。これなんかネタとしてはまさに企画倒れになりそうですね。世間には元祖○○と銘打ったお店とか商品が結構ありますよね。これをコレクションしたいと前々から思っていました。それをネタにしようと思っているわけですがどうなることやら・・・。まあ、これも一本分のネタは用意しましたが、記事にするかどうかは微妙です・・・。

 ということで、明らかに「彰の介の証言」がソフトネタ化している、していく方針ということになりますね。7年もブログ記事を積み上げてきてみて、ネットの片隅で独りごちているこんな零細ブログであっても、書くことの怖さをちょっとだけ感じていて、それで筆が遠のいている現実もあります。別に炎上したことも全くないのですけどね。

 それでは、皆様、これからも「彰の介の証言」をよろしくお願いいたします。

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