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2011/10/27

命めぐる水辺 針江生水の郷(2)

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第5弾、湧き水のあふれる里山、高島市針江地区の見学に行ったお話の続きです(命めぐる水辺 針江生水の郷(1))。見せていただいた川端(かばた)の紹介をしたいと思います。

 7年前、NHKの番組で、この町の水を巡るすばらしい人の生活と自然が取り上げられました。それまで静かだったただの田舎が?(失礼)、急に観光客の訪れる場所になり困惑してしまったようで、有志による針江生水の郷委員会が立ち上げられ、現在観光案内をしてくださっていることは前回お話ししました。

 我々夫婦も、観光案内をしていただいたのですが、その象徴となっているのが下の写真です。案内の前にいただいた竹筒コップです。

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 各家庭で大変きれいな水が湧いているわけですが、それをこの竹筒で飲ませていただけるという趣向です。ちなみに、全国的に竹林の荒廃が言われているわけですが、この地でもそれは同じであって、手入れをしなければ荒れ放題になるようです。竹林保全のために切られた竹の利用法の一つとして、観光客にこの竹筒を記念品として配っているというわけです。

 案内の方に聞いたところ、この竹筒は、なんとかという(忘れました・・)日本を紹介する刊行物の表紙を飾ったことがあるそうです。まさにこの町と観光の象徴というわけです。

 脱線しますが、竹といえば、非常に利用価値が高い植物であると思われます。といって、私にはタケノコと流しそうめん用の「とい」としての利用しか思いつきませんが、昔はその必要性からきっちり手入れがされ守られていたのでしょう。ただ、よく考えてみれば、竹というのは外来種ですよね。あまり利用されなくなってしまった今となっては侵略的特定外来種です。竹の逆襲ですね。

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 各家庭に大小様々な水路が張り巡らされており(上の写真)、この水路と、家の中の川端(かばた)がつながっています(下の写真)。野菜や薬缶が冷やしてあったりと、個人的な生活の場そのものを公開していただいていることがよくわかり、全く頭が下がる思いです。
 水が湧いているところから三段階になっており、一番下にはコイが飼ってあります(ちなみにここの川端では金魚も飼ってありました)。このコイの大好物がカレーらしく、カレーがこびりついた鍋をここに沈めておくと、コイがきれいに食べてしまうとのことです。
 また、水路につながっていますから、自然に川を上ってきた魚も入ってくるようです。前段のNHKの番組では、ヨシノボリが顔を出している様子が放送されていました。

 大変きれいでおいしい水が湧き出しているわけですが、飲み水として利用する水は、この川端に湧き出ている水だと案内の方がおっしゃっていました。水道水もちゃんとあるようですが、それは生活一般用(トイレとか)とのことです。決してこのあたりの水道水がまずくて汚いはずがありませんが、どちらかというと、きれいな水=川端の水なんですね。

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 こちらの方の川端は、直接水路とつながらず排水だけされているとのことで、特に水がきれいです。このままプールみたいにドボーンと入りたいくらいです・・・。が、水温は13℃くらいで、手を入れて一分もたずにギブアップとなる温度です。

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上の写真が、豆腐屋さんの川端です。ちょっと豆腐が大きかったので、買って食べることはしませんでしたが、ここに住んでいたら毎日のように買いに来るかもしれません。この豆腐屋さんの他、案内ルートにはいくつかものが売っていましたが(セルフでお金を置いておく仕組みで)、とにかく、この町には、金のにおいがしません。もうちょっと金儲けのこと考えようよと、ついつい思ってしまう程です(我々夫婦がものすごく金臭い・・・)。
 
 下の写真は、案内いただいた方のご自宅の、かっこいい近代的川端です。ここに冷やしてあるプチトマトを一ついただいたのですが、あまりにおいしくて、ついつい「もう一ついいですか?」といってもう一つ食べちゃいました。自家用に冷やすのはもちろんですが、夏には通りがかりの人がちょっと食べられるように用意してあるような話も伺いました(違っていたらごめんなさい)。とにかく金のにおいはしません。私だと「プチトマト一つ50円」とかついついやりそうですが・・・。

 そんなこんな、いくつかの川端、また、お寺の池(これももちろん湧水)等を見学し、数年来の希望を達成し、大変満足で感動の時間を過ごすことができました。
 ちなみに湧き水は一度管を地下へ通してしまうと、永遠に出続けることになります。もうすでに住む人がなく、湧き水だけが出続けている土地がありましたので、そこに家を建てて住んじゃおうかなと真剣に考えている今日この頃です。

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 ちなみに、川端生活を体験できる建物があります。興味のある方はぜひ体験してみてください。私は体験ではなく本当に住むことを考えています。実はこのすばらしい観光資源を使って、金儲けをたくらんでいるだけなのですが・・・。何か?。

 ということで、次回は、琵琶湖周辺で行われている自然復帰プロジェクトについて書こうと思います。

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2011/10/20

命めぐる水辺 針江生水の郷(1)

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第4弾、湧き水のあふれる里山、高島市針江地区の見学に行ったお話です。

 なぜ今回、夏休みに琵琶湖に行くことになったのかは全くもってわかりませんが(妻の専権事項なので)、琵琶湖と聞いて私が妻に一つだけリクエストしたのが、彦根城でも竹生島でもなく「川端(かばた)を見に行きたい」というものでした。つまらそう、行きたくない・・・と却下されるかなあと心配していましたが、意外にも妻から「行こう」と快諾を得ました。

 今を去ること7年も前になるのですが、NHK大好き、自然大好きの私が、特に見るつもりもなかったとあるNHKの番組を見てしまったことが今回の出発点です。それが、NHKスペシャル 映像詩 里山 命めぐる水辺という番組だったのです。これを見て以降、この番組で取り上げられた町へ一度は行きたいという気持ちをずっと持ち続けておりました。オンデマンドのページをリンクしましたので、ご興味のある方はぜひ番組をご覧ください(有料ですけど・・)。

 滋賀県高島市の針江地区というところですが、地下水脈が豊富で、琵琶湖にぶつかる圧力のために、管を地下に差し入れれば、大変きれいな湧き水が自噴してくるようです。町には水路(といっていいのやら?)が各家庭に張り巡らされ、家庭の湧き水とこの水路をつなぐ「川端(かばた)」という仕組みを作り、飲料水、生活用水として使っているというわけです。町の方の命名なのでしょうか、この水の町のことを「針江生水(しょうず)の郷」と呼んでいます。生きる水、生かされている水という意味とのことです(針江生水の郷委員会のページから、川端の概要もこのページでどうぞ)。

 その大変美しい湧き水と自然のつながり、そして人間の関わりに感動してしまったため、7年の月日をもっても、私の心からその情景を忘れ去らせることはできませんでした。ただ、今回、この町のことをいろいろと下調べしている段階で、意外な?ことがわかってきました。

 それは、そのNHKの番組を見て感動し、この町に行ってみたいと思った人が、私だけではなかったどころか、非常にたくさんいたということです。以下、Wikipediaの引用です(ちょっと改変)

NHKの放送をきっかけとして針江区には多くの観光客が押し寄せることとなったが、もともと針江区は観光地ではなかったため、多くの問題が発生することとなった。最大の問題となったのは、小さな集落の中を突然外部の人間が多数歩き回るようになったため、地区内の住人、特に子供が不安を覚えるようになったことであった。そこで、地区内の有志によってボランティア団体「針江生水の郷委員会(すなえしょうずのさといいんかい)」が設立され、ガイドツアーという形で地区内の川端を案内するようになった。すなわち、川端を観光資源としたエコツーリズムの始まりである。

 川端そのものが、各家の仕組みであって、それを見ようとすると、各家庭に勝手に「おじゃましま~す」っていう感じで見学することになります。これをやっちゃった観光客がいたんですね。といいますか、私自身も、せっかくこの町に行ったとしても、家の川端が見られなければ意味がないとも感じていました。しかし、上記の通り、地区内の有志の方が案内をして、見学O.Kの家庭の川端を見せていただけることを知りました。リンクをつけた針江生水の郷委員会に連絡をして、案内の予約をとりつけました。我々は「川端と街並コース+里山湖畔コース」をお願いしました。

 川端や、この里山で取り組まれている琵琶湖の自然復活プロジェクトについては、次回にするとして、この町に流れる川の様子が下の写真です。

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 川の水は大変美しく、梅花藻などがゆらゆらと揺らめいています。案内の方によると、川の様子を見て「安曇野みた~い!」って感動する人がいるらしいです(NHK派の方でないと何のことかわからないかと思いますが・・・、ちなみにもうカーネーションですけど・・・)、しかし、この川、ただきれいな水が流れているだけではありません。よーくその流れを見てみると、

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 見えるでしょうか。ものすごい数の魚が泳いでいます(クリックすると拡大します)。写っている魚はすべてアユです。琵琶湖産なので小ぶりです。これも案内の方に、勝手に捕まえていいのか?尋ねてみたのですが、問題はないようです。つまり、漁業権問題はないんですね。一日遊漁券とかも存在しないようです(本当かどうかわかりませんけど)。各家の脇には、小さな水路が走っていますが(場所によっては本当に小さな水路です)、この水路もアユでいっぱいでした。ちなみにこの小さな水路にはサワガニも住んでいました。カワニナもたくさんいて、初夏にはホタルが舞うとのお話でした。

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 上の写真、夏休みには子ども達の遊び場になるところだそうです。右手の階段状のところから川に降りて、川下りをするらしいのですが、想像しただけで楽しそうです。案内の方が「この川で子どもが遊ぶ」ということをしきりに繰り替えされるので、「大人は遊んではダメですか?」と聞いてみましたが返事がありませんでした・・・。TVの取材で芸能人(大人)が川下りをしていったようですが、基本的に昭和生まれはおとなしくして、遊び場を子どもに譲らないとダメなようです。でも私は遊びたい・・・。アユつかみしたい・・・。

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 川ではないですが、水路には鯉が飼ってあります。この鯉のおそうじパワーによって水路をきれいに保っているとのことでした。ちなみに上のリンクでも見られると思いますが、川端の中にもたいてい鯉が飼ってあって、家庭の食事の後片付けをしてくれるとのことです(そのあたりは次回に)。

 ここで勘違いしていけないことは、この町の多くの部分は、いわゆる自然ではないということです。水は勝手に湧き出しているところもあるのでしょうが、基本的に人工的に管を掘り差し込んで自噴させています。梅花藻は美しいですが、ほっておけばドンドン成長して川の流れを止めてしまうため、年何回も刈り取る必要があるとのことです。鯉も自然のものではなく、移入したものです(アユは自然です)。川の護岸は自然に配慮されていますが、人工的に工事されています。

 それは人間が手を加えることで、より美しい自然と共存していると言えばいいのでしょうか。里山も基本的に人工物であり、そしてこの生水の郷も人も手でつくられた人工物です。しかし、逆に人間が関わるこの自然により魅力を感じてしまったのが、この私ということになります。それは間違った自然観ではないと思っていますが、皆様はどうお感じでしょうか。

 正直余生は四万十川のほとりで過ごそうと思っていたのが、急に琵琶湖のほとりが有力候補になったという感じです。ということで、この続き、川端の様子と、自然復帰の取り組みについて、次回を期待せずお持ちください・・・。

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2011/10/13

川魚文化と「モロコ」の話

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第3弾・・・というか番外編です。
 
 私の生まれ故郷は岐阜ですが、岐阜はいわゆる海なし県です。海がないため、海産魚の文化はありませんが、その代わり川魚料理が文化として根付いています。代表はもちろんウナギで、いまだに地元のウナギ料理が日本で一番おいしいと信じています。関東のふっくらウナギは正直ちょっと馴染めません。かりっと焼き上げたウナギじゃないとダメなんですね。

 その他の地元の川魚料理と言えば、コイ料理(洗いなど)、ナマズ料理(蒲焼き)、フナ料理(フナ味噌)等があげられます。私はフナ味噌(フナを味噌で煮たもの?、骨まで柔らかくなっており、すべて食べられます)が大好物なのですが、お店で買おうとするとだいたい家族に却下されます・・・。まあ、見た目が大きなフナそのものですから、あまりにグロいのかもしれませんね。もちろん私以外誰も食べませんし・・・。

 ちなみに岐阜のうなぎ屋さんでウナギ定食などを頼むと、ご飯とウナギの蒲焼き、鯉の洗い、肝吸いというのが定番なのですが、もう一つ、小鉢に入った「モロコ」というのがたいていついてきます。このモロコというのも私の大好物で、要するに小魚のモロコの甘露煮です。岐阜のモロコと言えば、「お千代保稲荷(おちょぼいなり、通称おちょぼさん、本名ちよぼ稲荷神社)」の参道の川魚料理店で売られている物が有名で、出かけた時はついつい購入しています。

Ochobomorok

画像はタモロコ・ホンモロコ庭先養殖の研究様のものを勝手に拝借しました。申し訳ございませんが、リンクにてご勘弁ください。2~3cmの小魚の甘露煮です。大変柔らかくしあがっており、私の場合は食べ出したらとまりません。ただし、これも好き嫌いはあるようで、多少の苦みがあったり、やはり見た目の問題もあり、敬遠する人は少なくないかもしれません。

 今回私は、琵琶湖一周の旅をしたわけですが、同じ海なし県でもあり、なにしろ川魚の宝庫、琵琶湖を抱える滋賀県も、同じように川魚料理の文化が根付いているようです。有名なものと言えば、「鮒寿司」があげられるでしょう。いろんなところで売っていますが、「道の駅 湖北みずどりステーション」で売っていたものの写真を撮っておきました。

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 ちなみに、この鮒寿司のお隣が鮮魚コーナーになっていました。鮮魚の隣に腐った魚・・・まあいいか。残念ながら私が行った時に鮮魚は売られていませんでした。さすがにこの鮒寿司は買いませんでしたが、死ぬまでに一度は食べないといけない代物かもしれません。
さらに、下の写真は、その他のお魚コーナーです。

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 真ん中のでっかい魚が、なんとウグイ。こんな大きいのがいっぱいいるんですね。私自身は売られているのを見るのも初めてですし、食べたこともありません。琵琶湖周辺では普通なんでしょうか。
左の方に串焼きになっているのが、なんとホンモロコです(たぶんですが)。琵琶湖固有種で、最近では漁獲高が減って高級魚とされているようです。京都の錦市場で見た時は、相当なお値段だったような気がしますが、ここでは格安です。ただし本当の天然ホンモロコかどうか私に確証はありません。これも二度と食べられないかもしれないと思い、興奮して買いそうになりましたが、冷静な妻に「旅の途中で買ってどうするの!!」と言われて我に返りました・・・。

 そして、写真の右の方に写っているのが、小鮎の甘露煮ですね。滋賀県の観光中、売っていないところはないというくらいたくさん売っていました。ホテルの朝食に出ていたものは今ひとつでしたが、とあるお店で食べたものは、鮎独特の苦みも相まって大変おいしいものでした。しかし、琵琶湖の鮎と言えば、全国の川に放流されており、さらに見つかり次第甘露煮にされているにもかかわらず(そういうわけでもないか)資源量は豊富なんですね。やはり母なる琵琶湖を実感します。

 鮎だけではなく、ここ滋賀でもモロコの甘露煮がたくさん売られており、代表的なお土産になっています。岐阜のものとの違いは、その大きさでしょうか。岐阜のモロコは幼魚を使っているようで、大きさはせいぜい2~3cmです。滋賀県ではほとんどが成魚のようで、5cm程度のものを一匹一匹ちゃんと並べて箱詰めされています。
 
 魚種も微妙に違うようです。以前霞ヶ浦産のモロコの甘露煮を食べたことがありますが、関東産の「モロコ」は、ほとんどが「モツゴ」という魚であるという研究があるようです。岐阜県産よりは少し大きめで、大きさのせいか魚種のせいか、やや硬いものが多かったと思います。
 
 幼魚、成魚の違いがあるかもしれませんが、岐阜県や滋賀県では「タモロコ」というモロコを甘露煮にしていることが多いようです。滋賀県でお土産になっていたモロコの中に「スゴモロコ」と書かれたものもありました。タモロコなんかとはちょっと違う種類ですね。ホンモロコの甘露煮もあるようですが、魚種が曖昧なものにホンモロコはないと思います。
 
 まあ、おそらくですが、モロコ=こざかなと言う意味でしょうから、作り手がどの程度魚種にこだわっているかはよくわかりません。今のところホンモロコ以外は「ごった煮」状態なのでしょう。そんなことを言うと怒られますかね?

 ということで、私は「川魚」や特に「モロコ」が大好きだということを書かせていただきました。全くどうでもいい話です。ご迷惑をおかけしました。
 次回は予告通り?美しい水の郷のお話をしたいと思っております。

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2011/10/06

竹生島の神様は・・

 琵琶湖一周の旅を逆に辿るシリーズの第2弾です。
 前回は彦根城で思いっきりこけてしまったという失態を公表しましたが(彦根城を世界遺産にする前に?)、その原因が?その前日にあったというお話です。

 ということで、前日は竹生島(ちくぶしま)に観光へ出かけておりました。竹生島は琵琶湖の北の方に浮かぶ島で、各方面から観光船が出ています。資料などを見ますと、古来信仰の対象になった島のようで、島内には竹生島神社や宝厳寺があり、建物の一部には国宝に指定されている物もあります。その昔戦国時代には、琵琶湖を東西つなぐ要衝にあったことが原因でしょうか?、信長の浅井氏攻めの時にこの島も攻撃を受けているようです。
 ということで、そんなこんなを見物するため、私たちは長浜から船に乗り込み上陸しました。写真のような観光船です。半切れ写真ですが。

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 早速結論からお話ししますが、私が次の日、彦根城でそれはそれは格好悪く”こけた”原因として、この竹生島がの島だからということがあげられます。港からすぐに、上記神社や寺に行くには、相当な坂を登らなければなりません。どうも知らず知らずに、この坂の上り下りの疲れが足に蓄積され、次の日の悲劇につながってしまったようです(涙)。もう若くないということです(涙)。港からの坂の一部は下記写真のような感じです。さらにその下の写真は港から見た島の風景ですが、階段などが連なる様子を強調してトリミングしてみました。

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 しかししかし、少し納得がいかないことがあるので、それも書いておかねばなりません(笑)。
 竹生島には、名物「厄除けかわら投げ」というものがあります。下の写真ですが、やる気の全くない店番の方に300円を支払うと”かわら”?なるものがもらえ、そこにお願い事を書き入れて、それをポ~イと投げるとその願い事が叶うというしろものです。

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 この建物に入ったその向こう側は・・・

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 突き出たところに鳥居が立っており、その向こうは真っ青な太平洋が広がっています・・・。もとい、琵琶湖の湖面が広がっています。
 そして、この鳥居めがけてかわらを投げるわけです。私的には、願掛けとして「開運招福」とか「成績向上」とか「成金万歳」とか?「ぼけ封じ」とか?「良縁招来」とか?(妻に殺される・・・)書きたかったわけですが、妻の厳命で、書いた願掛けが・・・、

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 上の写真の通りでございます。
 何が言いたいかわかりますか?。要するに、300円も出して願掛けしたにも関わらず、健康を願掛けしたにも関わらず、なんと翌日には、足を思いっきり怪我して、引きずって歩くことになったということが言いたいわけです。全くご利益ありません!!。

 おっと、本当にご利益がないかどうかは、まだわかりませんね。私が長寿だったら願い事は叶ったと言えるでしょうか?。まあ、あまり期待せずに天寿を全したいと思います。早く死んでしまったとしても、本当はもっと早く死んでいたということで・・・、彦根城でこけて頭打って即死していたはずだったとか・・・。煉丹術師の話みたいになってきました・・・。

 ということで、本日もどうでもいい話にお付き合いいただきありがとうございました。次回は、この美しい琵琶湖でとれる魚の佃煮の話を手短に、そして、今回どうしても行きたかった美しい水の郷のお話をしていきたいと思います。

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