新幹線模様あれこれ
私は月2回ほど実家に戻るため、東海道新幹線をよく使っています。そんな新幹線のあれこれを語りたいと思います。
新幹線については過去にこんな記事も書いております(エクスプレス予約で自由席)。この記事を書いた、3年前と大きく変わったことといえば、いわゆる「切符拝見」の時、寝ていても無理に起こすようなことはほとんど無くなったことです。まあ私だけでなく、多くの方があの忌々しい寝込みを襲う「切符拝見」にいらいらしていたのでしょう、JRもやっとそのことに気付いたようですね。
さて、以前から思っていた新幹線の疑問を・・・。
本日は自由席が大変混み合いましてご迷惑をおかけしております
(多分こんな感じの?)アナウンスがよくかかるのですが、誰がどう考えても混み合っているのはJRの責任ではありません。こういう謝罪アナウンスは、新幹線に限らず、いろいろな公共交通機関で聞かれるような気がします。よく言えば、常にお客様の立場に立ってということでしょうが、悪くいえば、この対策の取りようもない、客の都合の混雑に、いちいち謝らなければ怒り出してしまうような客もいるのでしょうか。まあ、とりあえず謝っておけばいいという、いかにも日本らしい文化のような気がしますが。
一人でも多くのお客様が座れますよう、坐席のお荷物は網棚へあげていただきますよう・・・・
(これも多分こんな感じの?)アナウンスも引っかかりますね。えっ?どこに引っかかるかって?いいますと・・・、それはもう、「網棚」ですね。新幹線の車両のどこを見ても、網棚なんてありません。棚はありますけど、棚に網はありません。それともあれですか、車両の客席の上についている荷物を置く棚のことを、定義として網が無くても「網棚」っていうんですかね??。むむむ・・・。
まあそんなことはどうでもいいのですが、先日実際にあった出来事です。
私はその日、例のエクスプレスカードで新幹線の坐席を予約しておりまして、三人席の窓側をとってありました。新幹線は5列で、三人席が窓側からA,B,C、二人席がD,Eとなっていますから、A席をとっていたわけです。ところが、よくある話ではありますが、私が座ろうとしたその席に、どか~んと何食わぬ顔をして座っている輩がいるではないですか・・・。車内はほぼ満席、私が座るはずの三人席もしっかり三人座っており、A,B席は初老の夫婦のようです。
「あの~、その席私のはずですが・・・」
もちろん、A,Bに座っていた夫婦は指定席をとっていないのですから、私がそう言うと席を空けてくれたのは当然です。A席に座っていた夫が、B席に座っていた奥さんに向かって「おい、おまえ、あっちに座れ」と命令しています。ふと見ると、二人席側(D,E)のDが空いていて、あっちに座れのあっちというのはそのD席のようです。どうやらそちら1席は指定席をとっていたようです。ということで、奥さんはD席に移動して・・・・・・、夫はそのままA席にどっしり何食わぬ顔で座っていて・・・、要するにB席が空いたわけだから・・・・、
「えっー!!!!私にB席に座れというのですか!!!!私はA席なんですけど!!!!・・・」と考えたのは、心の中のことでして、口には出しませんでした。その時は一瞬まあいいや、座れればいいやと妥協し、ついついその場の雰囲気でB席に座ってしまったのです。しかし、すぐさままずいと気付きました。荷物を「網棚」へあげようとしたら、そのA席のバカ親父の荷物で全く置くスペースが無いではないですか。ついでに上着を脱いだのですが、これも当然置き場所がありません。A席であれば、特権として窓際に引っかけ棒があり、上着を掛けられるのですがそれもできません。「私A席なんですけど」とその場の雰囲気から言いそびれてしまい、結局足下に荷物を置き窮屈な思いをしながら、膝の上に膝掛けのように上着を置いて、悶々としながらB席に座り続けることになってしまいました。このボケ親父は悠々と窓際のスペースに手を置いて座り、引っかけ棒に上着を掛けていましたから、もう腹が立って仕方がありません。
20分ほどの次の駅で、そのくそ親父は降りていったので、出て行った瞬間に、荷物を「網棚」にあげ、上着を引っかけ棒に掛けて、A席に座り直しました。これがまた、A席に座ったら、坐席にはボケナス親父のぬくもりが残っているではありませんか・・・・。気持ち悪い・・・・。
自由席が満席で、指定席が一部空いていて、指定をとっていない人がそういう空いた席に座っていることはよくあります。しかし、荷物のスペースまで占拠するのは問題ありですね。席を取っていなかった以上、荷物置き場=網棚を占拠しながら席に座るのは遠慮すべきでしょう。そんな日本人の遠慮の文化はどこに行ってしまったのでしょうか。
そんなことがあった次の日の帰りの新幹線。私は今度こそちゃんと予約してあったA席に乗り込み、「網棚」に荷物を置き(そろそろくどい?)、上着を引っかけ棒に掛けて座っていました。
これまたよくある話ですが・・・・、2つ目の駅で乗り込んできた20歳前後の若者。私の隣のB席に座ったと思ったら、まずA席とB席の分離帯であるところの「肘掛け」を完全に占拠しました。占拠どころか国境を侵犯し、大きくA席側に肘を突き出してきました。こちらが「ムカッ」としたのもつかの間、彼の耳につけられていたイヤホンから、あの「シャカシャカ音」がシャカシャカシャカシャカ聞こえ始めました。肘攻撃にスペースを削られ、窮屈な思いをしつつ、シャカシャカ攻撃・・・、またしても、悶々としながらの帰宅路となってしまったのです。
親父もダメなら若者もダメ。大丈夫なのは私のような若年寄だけか・・・。
ということで、もちろん、今回のお話の結論は、
注意すべきことは、ちゃんと口に出して言わないとダメ!!
であることはいうまでもありません。ちゃんと自分の権利を、或は不快な思いを、相手に伝えることができないことが最大の問題であることは明かです。A席のバカヤロウ親父が、野中広務似でちょっと怖そうだったことや、若者が逆ギレしたらどうしようとかいうのは言い訳に過ぎません。はっきりと言えなかった私が悪いのです。反省です。おじさま、若者、ブログでこき下ろして申し訳ありませんでした。
と、JRが混雑時に謝罪するように、私もネタにした方々に謝罪して、本日のお話を終わらせていただきます。
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