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2012/11/07

平清盛を考える

 真夏の惨劇を記事にしてからはや二月半。朝の寒さがこたえる日々になりました。
 このブログも、絶滅の危機が叫ばれて久しいのですが、なんとか細々と続けていきます。

 そして本日のネタが「平清盛」。もちろん大河ドラマの話です。私は、大河ドラマはだいたい見ていまして、物心ついたころの花神?黄金の日々?草燃える?あたりから記憶があります。そして大河ドラマの平清盛といえば、このブログでありがちな、「今更」ネタのあの話題であることはいうまでもありません。

 今回の大河ドラマで、最も言われたのが、「低視聴率」ですね。この今更ネタの低視聴率に私の屁理屈をこねたいと思います。
 
 私が思う低視聴率の原因を挙げてみますと・・・、
 ①時代がいつなんだかよくわからない。あまり興味のない時代であること。
 ②「たいらのなんとか」とか、「みなもとのなんとか」とか「ふじわらのなんとか」とか、同じような名前がいっぱい出てきて誰が誰だかさっぱりわからない。姻戚関係もさっぱりわからないこと。
 ③当時の天皇や寺社、貴族、武士の力関係がよくわからないので、一つ一つの事件が茶番劇にしか見えないこと。

 要するに、時代背景がある程度わかれば楽しいかもしれませんが、あまりにわからない時代なので興味が持てないということはあるかもしれません。ある程度歴史マニアと思っている私も、やっぱり専門は戦国時代であって、この時代のことは全くわかりません。保元・平治の乱という言葉は知っていましたが、改めてこれら乱の背景を調べてみて(といってWikipediaを見ただけですが)、さっぱり人間関係がわからないということがわかりました・・・(涙)。

 ④結局、平清盛、あるいは平家というのは、歴史の敗者であること。

 要するに、決して人気がある人物とは思われないことですね。ゴールがはっきりしない(清盛の場合、最終的には源氏蜂起のまっただ中の病死ですから)というのも盛り上がらない原因かもしれません。源頼朝や、同じ敗者と言っても義経などと比べて、存在感が薄いことは否めません。悪役なら悪役で、とことん主人公の清盛を悪役に仕立てても良かったような気もしますが、中途半端ないい人になっていたのがつまらなかったかもしれません。

 ⑤映像にリアリティを追求しすぎたこと。

 「汚い」と揶揄されたあれですが、前回の「龍馬伝」もかなり汚かったですけどね。ただ汚いならなんとかなったと思いますが、女性陣の顔にも泥を塗りたくっていたのはやり過ぎだったのかな?。平安の女性ももう少し現代風にしておいた方が良かったような気がしますが。

 私は、①②③あたり、つまりよくわからない時代というのが原因かな?と思っていますがどうなんでしょう。私の場合は、私にとってよくわからない時代だったため、勉強しながら大変興味深く見させていただきましたけどね。ただ、過去にも、決して有名ではない人物や、現代劇なんかもあったわけで、それだけですべてが説明できるわけではないことは明かです。作品自体は、特に以前の大河ドラマと比べて質が落ちるとはまったく思いません。④で指摘したのですが、大河ドラマに限らず、多くのドラマで、主人公をやたらといい人間にしてしまうのは過去にも山ほどあったわけで、特別今回の清盛像が、想像している清盛像とかけ離れていたのがおもしろくないなんて事も無かったと思うのですが・・・。何がいけなかったのやら・・・、結局はよくわかりません。

 ということで、まだ大河ドラマ「平清盛」は終わっていませんが・・・、来年は「八重の桜」、新島八重の話のようです。本人はもちろん有名ではないですね。時代背景は維新からで、大河としては「山河燃ゆ」「春の波涛」「いのち」の現代劇3連ちゃん以来の現代に近い時代ですね。まあ、問題は、主人公役の綾瀬はるかにつきるでしょう。無難に演技できれば、それなりの視聴率になるのではないでしょうか。ついでに紅白の司会もやるのかな?

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コメント

はじめまして♪
広場でポチッありがとうございました。

私は洋画派なのでよほど興味のあるものしか時代劇はみませんが我が家の殿は大河ドラマの大ファンで視聴率には関係なく見ていますが「平清盛」はさすが理解しにくいらしくて歴史本を片手に録画までし再度見ていますよ
どちらかというと殿方は時代物がお好みのようですね。
今殿が夢中で見ているのが「寅さん」でこれは何も考えず楽な映画でいいかもしれませんね。

投稿: koutanbaba | 2012/11/29 11:03

 koutanbaba様、コメントありがとうございます。何となく、殿とは気が合いそうな気がしますね、時代物大好きです。
 ただ、寅さんはあまり見ていません。いつかはすべて制覇したいと思っていますが。

投稿: 彰の介 | 2012/11/29 23:52

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