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2016/03/17

マスコミの言論の自由と曖昧論

 大阪市の校長先生が、「女子は2人以上子供を産め」(敢えてこう書いてみました)とかなんとか発言したことが物議をかもしています。リンクが切れる可能性がるので、下記に発言をコピペしておきます。

今から日本の将来にとって、とても大事な話をします。特に女子の人は、まず顔を上げてよく聴いてください。女性にとって最も大切なことは、子供を2人以上産むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。なぜなら、子供が生まれなくなると、日本の国がなくなってしまうからです。しかも、女性しか子供を産むことができません。男性には不可能なことです。「女性が子供を2人以上産み、育て上げると、無料で国立大学の望む学部に能力に応じて入学し、卒業できる権利を与えたらよい」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと大学で学び、医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けばよいのです。子育ては、それほど価値のあることなのです。もし、体の具合で、子供に恵まれない人、結婚しない人も、親に恵まれない子供を里親になって育てることはできます。次に男子の人も特によく聴いてください。子育ては、必ず夫婦で助け合いながらするものです。女性だけの仕事ではありません。人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、親に対する恩返しです。子育てをしたらそれで終わりではありません。その後、勉強をいつでも再開できるよう、中学生の間にしっかり勉強しておくことです。少子化を防ぐことは、日本の未来を左右します。やっぱり結論は、「今しっかり勉強しなさい」ということになります。以上です。
   この発言の中身について私の意見を最初に表明させていただければ、「主題について間違っているとは思わないが、表現の仕方があまりにも悪い。考え方も一部私の考えとは違う。」ということになります。    この校長先生の主題と本当に意見が同じかどうかはわかりませんが、
昨今、仕事でキャリアを積むことが何よりも優先されるという価値観がありますが、女性として、子供を産み育てるということも立派な仕事であり、社会へ貢献することになります。キャリアを積むことよりも劣った価値観ではありません。

の様な表現ならいかがでしょうか。私の文章でも、反発される方はいるでしょう。子供を産み育てるという価値観について公然で発言することを、すぐにナショナリズムにつなげる方々や、女性の社会進出の否定につなげる方々が少なくないからです。
 
 しかし、もっと普通に考えてはどうでしょう。恋愛を否定する人はいない。結婚を否定する人もいない。夫婦に子供が生まれ、家族が増えることを喜ばない人もいない。なのに、なぜ公然で子供を産み育てることの大切さを発言してはいけないのか。私の考えは、結婚か仕事か的な二元論への反発です。
 
 意見が違うといえば、キャリアを積むことと、子供を産み育てることに私は差はないと考えているのですが、文章的には、子供を産むことの方がいいことという意見のようです。また、子供を産み育ててから、キャリアを積むのは私の想像するところ、無理だとおもいます。これは価値観の違いであり、曖昧この上ない内容に、校長の立場で一つの方向へもってお行こうとするのはいかがなものなのでしょうか。この発言に関する意見はそれとして・・・。
 
 若干疑問に思うことがあります。
 この記事に限ったことではありませんが、こういう記事が、新聞で、テレビで話題になるということは、当然批判的にこの発言を取り上げていることになります。もし、マスコミが取り上げず、学校関係者から意見が出され、教育委員会から処分されるだけであったとすれば、地元で問題視されるだけで終了でしょう。しかし、このニュースはテレビの朝の情報番組でトップ扱いされているわけです。従って、全国的に話題となり、より多くの人から批判されることにより、基本的にこの校長は再起不能でしょう。まあ、テレビに出ている姿は強く反発され元気そうでしたが。
 
 マスコミが取り上げる、取り上げないの基準はあるのでしょうか。また取り上げることにより、普通に批判されるだけで済んだ人々が、下手をすれば自殺に追い込まれることもあります。要するにニュースの取捨選択は極めて責任が重いと思うのです。言いたい放題、やりたい放題のマスコミ関係者が、話題の人々を幸にも不幸にもする力を持ちながら、「言論の自由」を掲げるのを見ると反吐が出る私でございます。
 
 (上記の通り、この校長の発言をそっくりそのまま賛同しているわけではありませんが)どうしても、子供を産み育てることの大切さを訴えることが嫌いで問題視したかったマスコミが普段何をやっているか、それを思い出してみてください。

 歌手の○○さんと女優の××さんの結婚会見です。
「ご結婚おめでとうございます。」「ありがとうございます」
「お子様は何人くらいほしいですか」「2人くらいはほしいですね」
「男の子?女の子?」「最初の子は女の子がいいかな?・・・」

 結婚したら子供を産み育てるということを前提、強制し、子供の人数まで面前で答えさせて、国家への貢献を約束させているマスコミが、批判する立場にあるのでしょうか。
 もちろん、屁理屈こねすぎであることはみなさんよくお分かりかと思いますが。

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