2011/02/10

名監督と名選手

 いつもながら更新が渋ってしまったため、そろそろ忘れかけてきたネタを書くのがこのブログのダメなところです。今回は、サッカーのアジア杯で、日本が優勝した話を書こうとしているのですが、まさに中途半端なタイミングの極致とでも言いましょうか・・・。

 サッカーのアジア杯と言えば、北京で行われた大会での奇跡の?優勝が思い出されますが、今回の優勝も感動させていただきました。このブログを読んでいただいている方はご存じかと思いますが、私が優勝に感動したのは、もちろんリアルタイムの試合中継ではなく、翌朝のテレビのニュースでして、どうも私が試合を見てると応援チームが負けるものですから、もっぱらスポーツの中継を見なくなっております・・・(サッカー日本代表、私なりの応援法?)。ニュースなどでは、何度も優勝シーンを見たわけですが、結果を知っているにもかかわらず、結構手に汗握ってしまいましたから、リアルで見ていた方は、相当に感動されたでしょう。

 ところで、今回、日本を優勝に導いたのは、イタリア人のザッケローニ監督なわけですが、さほどサッカーのことについて詳しくない私などは、この方がいかなる活躍をしてきた方なのかが知りたくなったわけです。ネットのどこかのページに書いてあった情報では(すみません、ソースを忘れてしまいました)、「陽気なイタリア人のイメージは全くない人」と紹介されており、その堅物ぶりが書かれていましたが、やっぱり、日本人には、まじめな人間が合うのでしょう。
 そしていつものように、Wikipediaでザッケローニ監督を調べたわけですが、イタリアのそうそうたるチームで指揮を執り、結果を出してきた、いわゆる”名監督”なんですね。ところが、この名監督の選手時代および引退後の記事には驚いてしまいました。

地元メルドラでサッカー選手をしていたが、肺の病気や怪我に苦しみ、20歳を前にして引退した。その後は、家業のペンションの従業員を務めたり、保険代理店を経営したりしながら、指導者の道を目指した。

 はっきり言ってしまうと、全く選手としての成績がないんですね。勝手に名監督は名選手だと思っていましたが、この記事からすると、全くの”無名選手”でしょう。日本人の私の常識からすると、こういう無名選手がいくら指導者として優れていたとしても、名門チームを率いるなんてことは考えられないことなのですが、サッカーでは良くあることなのでしょうか。

 そんなわけで、私が知っているサッカー日本代表監督の選手時代の成績を調べてみました。まあ、サッカーについて詳しくない私でも、ジーコファルカンは”超・名選手”と知っていますので、割愛します。(下記記事はWikipedia参)

 オフト監督・・・「17歳でフェイエノールトとプロ契約し、FWとしてプレー。1970年(23歳)、怪我で引退した。」この記事からはどのくらい活躍していたのか不明。多分”普通の選手”or”無名選手”。じゃなかったらごめんなさい。

 トルシエ監督・・・「1976年 フランスリーグでプロサッカー選手となる。現役時代はディフェンダーとしてスタッド・ランスやレッドスターFC、FCルーアン(いずれも2部)でプレー。膝を故障し選手としては無名のまま28歳で引退。」この記事そのまま評価すると”無名選手”。

 オシム監督・・・「東京オリンピックのユーゴスラビア代表。ユーゴスラビア代表として欧州選手権(第3回、イタリア大会)に出場。大会ベストイレブンに選出。選手生活12年間で85得点。イエローカードを提示されることは一度もなし。」これは間違いなく”名選手”ですね。

 加茂監督・・・「選手時代の記事無し。ヤンマーで、3年間、14試合出場1得点?」よくわかりませんが、日本人としては、”普通の選手”??”無名選手”??

 岡田監督・・・「古河電気工業サッカー部に入団。頭脳派のディフェンダーとして日本リーグで活躍、1986年のアジアクラブ選手権優勝に貢献。1982年、インド・ニューデリーのアジア大会にA代表として出場、その後も日本代表に選出され続け、ロサンゼルス五輪予選、メキシコワールドカップ予選などに出場。」日本人としては”名選手”ですね。現役時代を全く知りませんが・・。

 ちなみに、よく日本代表監督候補に上がっていた、元グランパスのベンゲル監督は、「1978年、ディビジョン・アン(1部)のRCストラスブールに移籍してプロ選手となる。1978-79シーズンは12試合にしか出場しなかったが、リーグタイトルを獲得した。UEFAカップでは1試合に出場した。」うん、まあ、ほとんど”無名選手”といってもいいのでしょうか。

 要するに、びっくりするぐらい、選手成績のない無名選手が指導者として活躍しているというのが、世界のサッカーなんですね。日本のプロ野球と比べると大変な違いです。今年のプロ野球12球団の監督の顔ぶれを見てみると、落合、原、真弓、野村、尾花、岡田、秋山、梨田、渡邉、西村、星野と超一流名選手の名前がずらりと並んでいます。むむ、ヤクルトの小川監督はあまり存じませんが・・・、長年一軍にいたようですし、無名とは言えないかな?・・。あまり調べていませんが、これがアメリカ大リーグだとちょっと違うというか、サッカー的なようです。知っている名前で、ラソーダとか、バレンタインとか、選手実績はあまりないようですし、中日にいたケン・モッカも、さほどメジャーで活躍はしていないと思いますが(何しろ中日に助っ人として来日していますから・・)、メジャー球団の監督をしっかりつとめています。

 もちろん、日本のプロ野球と、世界のサッカーや大リーグでは、底辺の広がりが違いますから一概に比べることはできないとは思います。しかし、この違いというのは、いかにも日本人らしい考え方からきているのかもしれません。要するに、日本人的考えで言えば、同じ日本人で選手として実績のない人に技術や戦術を云々されたくないという考え方です。

 例えば、「タイガーウッズにスイング指導するコーチがいる」なんて話を聞くと、「そのコーチはタイガーより上手なのか?」「コーチ自身がプレイヤーとしてやった方がいいのではないか?」とついつい考えるわけです。
 もちろんプロ野球選手だって、無名のコーチにスイングや投球術の教えを請うことなんておそらく無いでしょうし、無名の監督では求心力が全く働かないことは想像に難くありません。

 しかし、名選手でなくても、指導者として大成する人材は当然いると思われます。ところが、指導者として鍛練を積んで実績を残し、それが評価されるという仕組みが、日本には、特にプロ野球には、ほとんど無いわけです。よく、「名選手、名監督にあらず」などと言われますが、実際にはただの監督になるための条件が名選手ですから、「無名選手の名監督」という組み合わせを考えることができないんですね。それがいいのやら、悪いのやらと考えさせられますが、サッカーや大リーグのことを考えると、あまりいいことではなく、きっとどこかで損しているような気がしてなりません。

 日本というのは、意外にこんな感じで、せっかくの成長のチャンスを摘んでしまっている分野が多くあるのかもしれません。ある意味、外人なら従順に言うことを聞くというのも国民性かもしれませんが、それはそれでまあいいか???。

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2010/11/25

今更の日本シリーズ評

 最近、月一がいいところの彰の介です。
 北朝鮮が砲撃するような物騒なこの時期に、今更という感じで、今年のプロ野球日本シリーズについて書こうとしているなんて、やっぱりピンぼけも甚だしい?ですかね。まあ、記事更新をサボっている間に、頭にカビが生えました。

 以前に何度か書いているように、私は中日ドラゴンズのファンで、久しぶりの優勝に喜んでいたのですが、優勝といってもほとんど差のない優勝でしたし、強いと感じさせてくれることはなかなか無かったですから、ある意味、今回、日本一になれなかったということは特に不思議ではないのかもしれません。

 ところで、今回も話題が出たのは「クライマックスシリーズはおかしい、何のための一年に及ぶペナントレースか?」といういつもの議論です。今回はパリーグ3位チームの優勝ですから、余計にそれを感じさせられることになりました。
 このことについて私の意見を述べると・・・、確かに130試合以上戦って優勝を決めているのに、短期決戦ではその差がほとんど無くなってしまいますから、そこに不条理な感じがするのは否めません。しかし、そこに、そういうルールがあるのですから、戦っている最中にそういう議論をするのはやめるべきだと感じます。というのは、2位や3位のチームが真剣に戦っているにもかかわらず、それらのチームが負けるべきだという議論に他ならないからです。そういう、真剣に戦っているチームがせっかく勝ったのに、それをさげすむようなことを言うべきではない、それが私の意見です。制度論だけなら、来年の春にすればいいのではないでしょうか。

 正直に言えば、これが毎年議論になるのは、今まで巨人が1位だったからというのが大きいと思います。今年は2位でしたから、もし巨人が中日に勝っていたら、おそらくこんな議論はされなかったとは思います。いつでも中日は(特に監督が落合になってから)仇役ばかりですからね・・・。ファンは不快でしょうがありません。

 また、今回、日本一になったロッテに対して、「下克上完成」なる見出しが新聞にでました。当のロッテファンの方々がこれをどう見たかはわかりませんが、私からいうとこの「下克上」という言葉は非常にいい表現で、このクライマックスシリーズの制度論的批判が無く、勝利チームをたたえていますから、よかったのではないでしょうか。
 もしも今年、中日が日本一になっていたら、「相手はパリーグ3位チーム、これで本当に日本一と呼べるのか」的な嫌味な記事が出たでしょう。それと比べればロッテは幸せですね。どこまで行っても中日ファンはこういう不快さから逃れることができません。

 肝心の、日本シリーズの試合の中身ですが、逆転や延長のすさまじい泥仕合が多く、過去の日本シリーズにはない執念と執念のぶつかり合いを感じました。まあ、一試合一試合はそうなのですが、結果的には残念ながら我が中日ドラゴンズが完敗という感じでしょうか。

 すべての試合をリアルに見ていたわけではありませんので、類似の場面があったかもしれませんが、「もしかして、これはロッテに勝てないかもしれない・・・」、と感じたシーンがありました。
 それは第2戦、中日が12対1で楽勝したゲームでのことです。
 すでに大差がついて、6回だったでしょうか、中日が先発ピッチャーをベンチに下げ、中継ぎ投手に変えました。パタパタと2アウトをとったところで、ロッテが右投手に対して左の代打を出してきました。
 当然大差がついていますし、一発逆転という場面でも何でもないのですから、中日側が動くことはない場面だと思ったのですが、落合監督は、ここで左の代打に対して左投げのピッチャーにさっと変えたのです。落合監督としては、石橋を叩いたつもりだったのか、大差がついているこの場面で投手を試しておきたかったのか、その気持ちはわかりません。しかし、私的にはこの場面で変えるという慎重さに非常に好感が持て、このシリーズは中日の勝ちで決まり!、そう直感的に感じました。

 ところが、その瞬間、目を疑うようなことを、ロッテの西村監督がしたのです。もう一度書きますが、すでに大差がついている試合です。しかもランナーがたまって点数がとれる場面でも何でもない、ただの2アウト・ランナー無しの場面です。左の代打に、左投手を出された時、西村監督は、この代打をベンチに引っ込め、再度右の代打を出してきたのです。どうも私には、別に変えなくてもいい場面でピッチャーを代えた落合監督に対し、あえて代打の代打を出してきたのではないかと感じました。
 この代打の代打が、試合的に意味があったとは到底思えませんが、「そちらが動くなら、こちらも動く、大差だろうが、何だろうが、関係なし!、このシリーズはこうして戦っていく!」という、おそらく落合監督に対する強烈なアピールだったのでしょう。私的には、この瞬間、「むむむ、これは手強い、ロッテには勝てないかもしれない・・・」と感じたわけです。

 という、上記は、素人の私の感想ですので、全然違ったらごめんなさい。しかし、こういう泥仕合的シリーズはなかなか見られませんので、そういう意味では貴重だったかな?と思います。中日ロッテの低視聴率シリーズ、地上波中継無しシリーズと揶揄されましたが、中身はかなりのものだったと、中日ファンの私は賛辞を送っておきます。

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2010/06/25

サッカー日本代表、私なりの応援法?

 私が熟睡している間に、サッカー日本代表は決勝トーナメント進出を決めたようですね。
 自分でいうのも何ですが、私がテレビ観戦しなかった試合は、2試合とも勝利、ついついテレビ観戦してしまったオランダ戦は負け・・・。偶然といってしまえばそれまでですが、実は昔からいろんな場面で「おまえが見ると負ける・・」的な発言をされており、自虐的になることに何の違和感もありません。

 「おまえが見ると負ける・・・」の代表はプロ野球観戦、ひいきの中日が球場に足を運ぶたびに敗戦を繰り返していたことが最初でしょうか。というか、昔中日は弱かったんですよね。テレビ観戦していても同じで、といっても、全敗しているわけないのですが、やたらと、テレビをつけた瞬間に中日投手陣が崩れる、チャンスに打てない等を繰り返し、最後に「ほれみやー、あんたが見るもんで負けてまったやないの!!(岐阜弁:ほらご覧なさい、あなたが見るから負けてしまったじゃないの)」と激怒られる羽目になるわけです。

 まあ、そんなわけで、私が観戦しなかったから日本チームが勝ち進んだかどうかはわかりません。が、今更ながら一言言わせていただければ、実は私は今回のワールドカップで、日本チームが結構頑張ってくれるのではないかと密かに思っておりました。こういう発言は、大会前に書かないと全く信用されないわけですが、そもそも根拠も希薄なのでまあいいか・・・。

 日本チーム活躍を予感した理由は、「大会前、全く評価も期待もされていなかった」・・・このことにつきます。それどころか、ネットには「正々堂々全敗しろ」みたいな記事が出ていたような気もしますし、岡田監督を糾弾する話を何度も見聞きしました。普段、全く期待できないのに、過剰な演出でさも期待できるかのように報道するマスコミが、相当に「しらけムード」であったため、これはもしかして日本チームいけるかも・・・と考えていた私は、ちょっと変ですか・・・だいぶ変ですか・・・、おかしい??。いずれにせよ、スポーツの世界は結果がすべてですから、散々批判だけしていた方々は、この結果に十分反省すべきでしょうね。まあ、発言を控えて、結果論だけ語る私のような輩が、一番たちが悪いかもしれませんが。

 ということで、日本チームのさらなる活躍のためには、今後も観戦を一切控えるつもりの私、彰の介でございます。このサッカーのことで、「おまえが見たから・・・」とは絶対にいわれないようにしたいですから。

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2010/02/25

「こけろ」と思う気持ち

 また例によって、お久しぶりとなりました、彰の介でございます。
 最近、なかなか時間が無くて、バンクーバーオリンピックも見られないことが多いのですが、とにもかくにも、日本人選手には頑張ってもらいたいと願うばかりです。

 特に、女子フィギュアスケートは、真央ちゃん筆頭にメダルの期待が大きいですね。しかし、期待が大きいからといって、キム・ヨナ選手が、練習で「こけた」とか「本調子じゃない」とか、他人をやじるようなテレビの報道にはもう正直辟易です。そういうことは、言葉に出して言うものではありません。本番中に、「こけろ、こけろ」と心の中で願うに留めるのが日本人というものです・・・・??。なにしろ、対戦型のスポーツではなく、個人の演技なのですから、見事に滑りきったら、拍手を送りましょう。心の中で「こけなかったか・・・」と思うのは個人の自由というか、私の勝手です・・・。ちなみに私は、女子モーグルを見ていたとき、日本人選手以外は「こけろ、こけろ」と念じておりました。おかげで、数人の外人選手がこけましたが、里谷選手もついでにこけ、さらには上村選手がメダルと逃すという結果になりました。まあ、そんなものでしょうか。

 残念ながら、最近のオリンピックにおいて、日本人選手の活躍がなかなか見られません。今朝のズームインの辛坊氏の解説によれば、(以下ズームインのページから引用)

北京五輪のケースで年間ベースでいうと、五輪に向けた各国の強化費は、ドイツ274億円、中国120億円、オーストラリア110億円など、軒並み100億円以上国が費用を負担しているのに対し、日本は27億円。さらに日本の場合は昨秋の事業仕分けで、「ボブスレーなど普及していない競技に補助が必要なのか」とされ、さらに費用削減ということになりつつあります・・・・

 ボブスレーのそりを、イタリアではフェラーリの工場で、ドイツではBMWが風洞実験しているそうなのですが、日本は8年前の改良型だそうで・・・。日本もJR東海あたりが、カモノハシ風のそり(ルール上の規制は知りませんが・・)を作ったりすれば変わってくるのでしょうが、そんな協力はいまのところあり得なさそうです。事業仕分けと言えば、私の仕事仲間が、例のれんほー氏のフレーズをもじって、

「銀じゃダメなんですか?、金でなければダメですか?」

なんてなじってましたが、まさに今の日本はそんな状態でしょう。いやいや、「入賞じゃダメなんですか?メダルでなければダメですか?」レベルといった方が正しいでしょうか。まあ、予算的に金(カネ)をかければ、金(キン)がとれるなんていうのは、いかにも短絡的ですが、この国は本当に技術や、人材にお金をかけない国だとつくづく感じます。選手だけでなく、各スポーツの道具を作る人や、メンテナンスをするいわゆる「職人さん」もそのうちいなくなってしまうのではないかと思うのですが、このまま無策で本当にいいのでしょうか。スケートリンクも減っていると聞きますし・・・。

 確かに、予算さえつければメダルが増えると考えるのは短絡的だとは思います。関係者が全くやる気が無く、予算だけつけていればもちろん何の効果もありません。そこは、各関係者の人間力がなければ全く意味がないことは確かです。そういった不確実さが日本人的には予算削減につながってしまうのでしょうが、古来の「スポ根魂」のみに期待してしまうのもそろそろ卒業すべきでしょう。
 努力する人への投資、地味だけど絶対必要な技術の再評価など、スポーツにかかわらず、日本人がついつい忘れがちなことを、もう一度見直すいい機会かもしれません。

 まあ、そう考えれば、「こけろ、こけろ」と念仏を唱えても、日本の発展にはなりませんね。日本人選手が、すべてを出し切る、そんな姿を祈りたいと思います。

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2009/03/24

WBC、私の選ぶMVP

 WBC、日本優勝おめでとう。世界一、2連覇、おめでとう。
 私は仕事で生では試合が見られませんでしたが、まあとにかく勝ってくれて”ありがとう”と言いたいですね。

 MVPは3勝の松坂とのことですが、松坂自身がいっていたように、現実には岩隈でしょう。松坂、岩隈を含め、投手陣のがんばりが全てだったと思います。

 ところで、ちょっとひねらないと納得しないのが私、彰の介でして、私なりにMVPを考えてみました。
 はっきり言って、Pでは無いのですが、是非とも「原辰徳監督」にMVM??として大拍手を送りたいです。

 選手の人選、采配が特に良かったのか悪かったのか・・・そんなことは関係ありません。どちらかというと現役時代から、その活躍に比して評価が低く、巨人軍監督になって、優勝しても、あまり名監督とは言われません。個人的な事情で、私は中日ファンであり、もともと選手だろうが監督だろうが、原という人物をかわいそうと思うことはあれ(引退間近の巨人ファンの冷たさは中日ファンの私からしてもかわいそうでしたが・・・)評価したことは全くないのですが、今回は別です。
 北京が北京だっただけに、今回の実績は評価すべきでしょう。私は大評価です。選手の調子を完璧に把握できていたのではないでしょうか。

 ということで、今回、中日の選手がすべて代表辞退をしたことに怒り心頭している私でした。今年、中日が優勝したとしても、全く意義がありません。だからこそ原監督にも頭が下がる思いです。

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2007/12/12

福留につけられた評価

 福留孝介のメジャー行きが決定しました。新聞紙上ではカブスが最有力だそうですが、なんと、年俸が16億??なんだとか・・・。この新聞記事が正しいかどうかわかりませんが、最低限、日本の球団が出せる金額ではありませんね・・・。この年俸差を考えれば、優秀な日本人選手は日本にいたら損どころではありません。我がドラゴンズ出身の福留には、年俸のプレッシャーにつぶされないようにとエール??を送りたいですね。

 ちなみに、福留が巨人に行かなかったことは、中日にとっても、巨人にとっても、日本球界にとっても良かったと思っています。まあ、巨人は相変わらずの人さらいを続けていますが、巨人ファンの皆さんはあれを本当に納得しているんでしょうか?。私にはどうも合点がいきませんが・・・。

 それにしても、日本のプロ野球選手が、世界最高峰のメジャーリーグへ行きたいというならまだしも、ここまで年俸の格差がついてしまうと、憧れだけが問題ではなく、憧れがなくてもメジャーに行くことになってしまうでしょう。中日が福留に提示した金額が、評価としては低かったとしても、7~8億なんてお金はもちろん出しすぎでしょう。それがアメリカでは余裕の10億円越えどころの金額ではないのですから、そもそも日本に留まっている方がおかしいという話です。

 日本のプロ野球から有力選手が抜けて、野球人気がなくなってきていますが、正直歯止めをかけるには、根本的に年俸を上げるしかないでしょう。もし、年俸を上げるだけの余裕が無いのであれば、アメリカに選手をとられるのはしょうがないと思います。あくまで日本のプロ野球は、アメリカ大リーグの下部組織になり、いい選手を育ててはアメリカに売るという事になります。多少の緩衝材として、ポスティングのような球団への補償制度を、FA選手に対しても早くアメリカ大リーグとの間に締結する必要があると思うのですが、このままただ選手が採られるだけというのであれば、まあ、日本のプロ野球もおしまいという感じがしますが。

 ヨーロッパのサッカー選手も、日本のJリーグと比べれば異常な年俸体系で、日本の有力選手がヨーロッパへ行くのも当然でしょう。それにしてもJapan Monneyが世界を席巻したのは一昔、こんなところからも日本が三流国になる前兆を見ているような気がしなくもありません・・・。

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2007/12/04

気合入りすぎの星野JAPAN!

 野球・星野JAPANが北京オリンピックの出場権を獲得しました。いやー、選手一人一人の気合の入り方が尋常ではなく、見ているこちらもしびれました。実力差を考えればアジアで日本が一番強いのでしょうが、ある程度、運の要素が強い野球というスポーツの性格上、一発勝負では何が起きるかわかりません。そう考えると、高校野球(完全トーナメント)での連覇なんていうのは、よほど実力が抜けているうえに相当な運がないと難しいでしょうね。

 おそらく、日本が実力的には一番ということは、韓国も台湾も当然理解していると思います。そこで、私が考えるのは、韓国、台湾の選手が、一番のはずの日本選手のあの緊張感と真剣さと、一球一球に鼓舞するあの気合を見せられてどう感じていたかということです。例えば、世界一強いチームといえばアメリカなのでしょうが、日本とアメリカが対戦し、アメリカが本気で大リーグの超一流選手を並べた上に、日本と同様の緊張感で戦われたら、おそらく試合としては接戦になったとしても、結果は間違いなく負けるでしょうね。それぐらい、今回の日本チームはある意味、自分達の実力を卑下するというと違うのでしょうが、対戦チームを同等かそれ以上と考え真剣勝負を挑んだところに勝因があったと感じます。

 緊張感と気合といえば、昨日の台湾戦で、かなり得点的にはリードした場面で、選手が1つのアウト、1つの走塁に関してもおろそかにしないプレーを続けていたことにはびっくりしました。あれをされたら、台湾チームも手も足も出ない状態になったでしょうね。この緊張感が、そのままオリンピックへ続いたとしたら、期待に答えてくれると思うのですが、気合が入りすぎて、星野監督の体調に異変が起こらないことを祈りたいですね。

 まあ、当然ですが、勝つのが目的の試合において、星野監督の采配に文句を言う人は皆無でしょう。ダルビッシュをなぜ完投させないとか、スクイズまでして勝ちたいかとか、ホームランバッターにバントさせるのかとか、そんなことは感じもしないはずです。
 何が言いたいかって、日本シリーズの山井の交代批判に文句が言いたいだけです・・・・。根に持つタイプでして・・・・。
  
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2007/11/13

福留孝介のFA宣言とイチロー中日へ?

 我がドラゴンズから主力の福留がFA宣言しました。どうも最初から中日には引きとめの意思はなかったのではないかと思いますが、福留にはとにかくGなんとかという球団だけには行かず、海外へ行ってもらいたいというのが本音のところです。Gに行っちゃあ、ブーイングせずにはおれません。

 事実上中日にとっては、生え抜きの主力がFA移籍という初の出来事です。それまでは、落合、前田の移籍選手か、ちょっと力がなくなってしまった野口でした。主力が抜けるという意味では、しょっちゅう抜けているパリーグの球団や、阪神への選手育成機関となりつつある広島と比べて恵まれた球団といっていいと思いますが、この初めての難局を乗り切れるかどうかが問題になりそうです。

 この福留の穴埋めですが、できれば生え抜き選手に頑張ってもらいたいものです。中日は現在、ガタが来る一歩手前の選手(ウッズ、中村、谷繁、立浪、岩瀬もあぶないかも・・・)であふれていますから、なんとか若手を育ててもらいたいものです。平田、堂上兄弟、新井、あたりはどんどん活躍してもらいたいですね。そんな中、西武から和田の移籍話が・・・。まあ、私の地元岐阜出身であり、最後はドラゴンズで終わりたいということでしょう。が、若手の芽を摘むのはやめてくださいね。

 もう一人の移籍話もネットで見つけました。なんとイチローが最後の地を中日でと考えているようです(大笑、アッコ聞いた「イチローの夢は中日入団」(スポニチ))。抜粋しますと、

和田アキ子(57)が11日、TBS「アッコにおまかせ!」で、マリナーズのイチロー外野手(34)が「中日ドラゴンズのユニホームを着たい」と話していたと明かした。イチローと会食の席で話題が盛り上がり、イチローの出身地・愛知県の球団である中日にも話が及んだようで、夢を尋ねたところ「ドラゴンズのユニホームがすべて」と答えたという。
まあ、ありえませんね。監督ならありえる?。

 イチローといえば、あの独特のバッティングフォームですが、打席に入ってからのしぐさは、元中日の一番バッター田尾安志選手のフォームを真似しているようです(楽天、田尾監督のこと)。イチローが、まがいなりにも、中日のことを思い続けていることは、中日ファンの私にとってもうれしい話です。正直、ファンにとって、せっかく応援していた選手が移籍していくことはうれしいことではありません。こうしてたまたま二人の地元選手の移籍話?が挙がってみると、プロ野球選手とはいえ、やっぱり地元やファンだった球団で野球をやりたいのだなあとしみじみ感じた次第です。

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2007/11/12

アジアシリーズに喝!

 我が中日ドラゴンズがアジアシリーズで、何とか優勝し、アジア一になってくれました。
 が、なんだありゃ!、アジア一決定戦を、何だと思っている!、この馬鹿タレ!!。
 
 実は昨年も同様の記事を書いておりました(なめすぎ?のプロ野球)。日本一になった日本ハムがこのアジアシリーズに臨むまえに、ヒルマン監督がアメリカに就職活動に出るは、小笠原の移籍の話はあるは、アジアシリーズをなめているのはけしからんということを書いていました。

 今回の中日は、昨年の日本ハム以上になめてるではありませんか。ウッズはアメリカに帰国・・・。私はこの時期に帰ってアジアシリーズに間に合うのかなあ?と思っていましたが、そのまま帰ってこず・・・。おそらくもともとの契約なんでしょうが、おいおい、そんな契約ありですか?。

 おかげで、一軍半みたいなチームで望み、川上は出てこず?、岩瀬はできれば温存?(最後は出したみたいですが)、ってアジアシリーズはクールダウンですか?。これで、「アジアシリーズはプレッシャーがかかる」って、そんなこと落合監督も言っちゃあいけませんな。

 結果は優勝でしたが、予選で韓国SKに破れ、決勝で勝つというWBC式の気分の悪い優勝でした。そもそも、東京ドームはガラガラ、全く盛り上がらず、日米野球的な親善試合の傾向が全く払拭されていません。
 私が言いたいことは1つだけ、やる気が無いなら、こんな親善試合やめた方がいいということです。勝負をするからには真剣勝負を、なめてかかるのは最低です。むしろ中日は優勝を逃して恥をさらし、このシリーズを考えるきっかけになった方が良かったのではないかと思うくらいです。なぜって、来年も中日が出場するはずですから・・。

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2007/11/04

水を差され続ける中日

 お久しぶりでございます。彰の介です。いろいろありまして、随分更新が渋っておりましたが、本日より、復帰いたします。が、更新頻度が上がるかどうかはわかりません・・・。

 復帰最初の話題は、「ドラゴンズ」ネタです。私は、生まれてこの方、我がドラゴンズの日本一を見たことがなかったわけですが、今回やっとのことで、日本一になってくれました。本当にうれしい限りですが、相変わらず、中日の優勝は世間から水を差されるもので・・・。コレばっかりは何とかならないのでしょうか・・・。

 ちなみに今回の優勝に関して、いわゆる「経済効果論的水差し論」を見かけなかったことは何よりです。中日が優勝するより、阪神や巨人が優勝した方が経済効果が数倍で、景気がよくなるのにといって水を差す方法ですが(過去記事、中日優勝に水を差すな!を参考にしてください)、こんなもの、大の大人が、口に出して言うものではありません。負け惜しみ以外の何物でもないのは明らかなのですから。

 優勝した後言われたのが、「中村ノリを育成選手で獲ったのは卑怯だろう的水差し論」でしょう。私は、この中村ノリのシーズン中の使われ方については、全く予想が外れてしまいましたが(過去記事、中村ノリ騒動は何だったのか?)、正直、最終的にシリーズMVPを獲るまでの存在になるとは思いもしませんでした。しかし、しかしです、育成選手で獲ったのには問題があったとか、育成選手の意味を取り違いをしているとかの今更の批判は話になりません。思い出してみてください、当時中村ノリは、楽天にすら拾ってもらえなかった存在です。それを、活躍したからといって、やっかんでの批判は大人気ないというもので、中日での活躍に水を差したいとしか思えません。

 なんと言っても多かったのが、「シーズン2位のくせに的水差し論」あるいは「クライマックスシリーズはおかしい的水差し論」でしょう。当然、巨人が日本シリーズに出られなかったことを言っているわけですが、さらに日本一になったことも、セリーグ2位のチームが、日本一といえるのかなどと批判する声がありました。しかし、それはそっくりそのまま、3連敗で負けた巨人への批判にしてもらいたいと感じます。勝ったほうが悪いのではなく、負けたほうが情けないわけで、シーズン優勝の価値を下げたのは巨人に他ならないわけです。当然ですが、逆に巨人が2位か3位でシリーズ出場を決めていたら決して出てこない批判であるのは明らかです。まさに、中日優勝に水を差したいとしか考えられません。

 そして、最後の最後に起こったのが、「落合非情采配、勝つためなら何でもやる的水差し論」でしょう。パーフェクトペースの山井に変えて、岩瀬を9回から送ったことに対する批判ですが、これは、いろいろと言わせてください。まず第一に、最初から「非情采配」とされたことが全く理解できません。あとから、山井が本当は投げたかったのに全く無視され交代させられていたなどとわかれば、「非情」とされても仕方ありませんが、その情報が無い時点では、ふつう「苦渋采配」とされるはずではありませんか。記録を優先するか、勝負を優先するか、迷った挙句の「苦渋」の判断とされなかったところにそもそも水差し論的匂いがぷんぷんします。要するに世間的には落合監督というのが「悪役」ということでしょう。そうでなければ考えられません。

 次に、交代そのものについてですが、過去の日本シリーズでは、それこそ「人情采配」で失敗していることが何度か起こっています。特に印象に残っているのが、落合監督初の日本シリーズ、西武戦での中継ぎ岡本の続投です。交代させようとマウンドに行ったのに、岡本の続投の決意にそのまま投げさせ、カブレラにガツンとホームランを打たれました。結局、それが日本シリーズ敗退の大きな原因となってしまったことを知っている、中日ファン以外の方はほとんどいないのではないでしょうか。私は、過去、流れに乗り損なって負け続けてきたことを考えると、勝ちにこだわった苦渋の判断に違和感はありません。

 そして、この「非情采配論」に最も欠けていること、それは、交代させなくても、この試合は勝てた、あるいはシリーズは取れたという、根拠が全く無いことです。賛否両論あることはわかりますし、それこそ、岩瀬を出せば勝てるという補償もありません。だとすれば、指揮官として、勝つ確率の高いほうを選択するのは当然だと考えます。この一戦を落とせば、北海道行きが決まり、流れが日本ハムに傾いた可能性があったことを考えれば、いずれにしても難しい判断であり、「パーフェクト云々」などという話は、随分レベルの違う話だと考えるのは私だけでしょうか。

 中日ファンにも賛否両論があるのかどうか、近くにファンがいないのでわかりませんが、「日本一」をとるか、「パーフェクト」をとるかといわれれば、中日ファンとして「日本一」と私は当然答えます。パーフェクトが見たかったという意見は当然だと思いますが、中日ファン以外の方が言っているとしたら、どうせ負けたっていいのですから「ひとごとでしょ!」と、申し訳ありませんが、言いたくなってしまいます。
 まあ、それよりも何よりも私は、せっかく優勝したのに、どうも「水を差したいのではないか」という被害妄想的思想が頭から離れません。所詮、中日はマイナー球団ですから、今後も悪者扱いされていくのでしょう・・・。

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